「子育てに自信がない」「自分の親とは違う育児をしたい」「私も親と同じになってしまう?」と不安になったときに読んでほしいこと
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
・子どもには、自分と同じつらい思いをさせたくない
・ちゃんと愛情を注げているのか不安になる
・親と同じことをしてしまっているのではないかと怖くなる
・自分は子育てに向いていないのではと落ち込む
今日の記事は、そんなふうに自身が親との関係に悩みながら、「子育てをしている」あなたに伝えたいことです。
子育ての不安から、少しずつ抜け出すためのヒントが見つかりますように。
「自分は子育てに向いていないかも」と思うのはなぜ?
「私、子育てに向いていないのでは…?」
ーもしあなたがそう感じているのなら、それには次のような理由が考えられます。
① 親と同じことをしていないか不安になる
・子どもを叱ったあとに、「あの言い方、母に言われて嫌だったな」と思い出す
・子どもが泣いているのを見ても、うまく共感できなくて「私、冷たいのかな?」と落ち込む
このように、ふとした瞬間に「これ、母が私に言っていたことと同じかも」と思ってしまうことがあります。
「絶対に親と同じにはならない」と思っていたのに、ふと似たような言動をしてしまうと、「私も毒親になってしまうのでは?」と不安になりますよね。
でも、大切なのは「気づけること」です。
「あの言い方よくなかったかも」と気付けたら、「次はしない」「次は言い方を選ぶ」という選択肢も選べます。
自分の親にはできなかったことが、あなたにはできるんです。
② 子どもを心から可愛く思えない瞬間があった
「子供が可愛く思えない…」
そんな気持ちになって、「親失格なのでは?」と自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、これは決して愛情がないからではありません。
育児は毎日のこと。どんなに子どもが大切でも、疲れがたまったり、余裕がないときは、子どものことを「可愛い」と思えない瞬間があって当然です。
また、自分が親から十分な愛情を受けられなかった場合、「子どもへの愛し方がわからない」と感じることもあります。
ですが、それは「愛がない」のではなく、まだ「どう表現したらいいのかわからない」だけ。焦らなくて大丈夫です。
あなたは、すでに「自分の親」とは違う
「私、子どもをちゃんと育てられているのかな?」
「結局、親と同じことをしてしまっているのでは…?」
そんな不安が出てくるかもしれません。
でも、不安になるのは、あなたが 「子どもを幸せにしたい」「親と同じようにはなりたくない」と思っているからこそ。
これこそが、あなたがすでに 自分の親とは違う道を歩んでいる証拠 です。
あなたがこうして悩み考えている時点で、「すでに親とは違う」ということをどうか思い出していただければと思います。
「相談できる人がいない…」そんな私でも安心できた瞬間
「私、子育てちゃんとできてるのかな…?」
「この対応、間違ってない?」
そんな不安を感じることが増えていましたが、頼れる親もいないし、ママ友に相談するのも気が引ける(ダメな親だと思われるのが怖かった)…。「みんなきっと、ちゃんとやれてるはず。私だけがこんなに不安になってるのかも…」そう思うと、誰にも言えずに一人で抱え込んでしまっていました。
そう語るのは、2歳の娘を育てているBさん(30代・シングルマザー)。
たまたま見つけたのがPocheのブログを読んで、「相談するほどのことじゃないかな…」と迷いながらも、思い切って申し込んでくれたのだと言います。
Bさんのメールには、親との辛い過去の出来事、元夫とのこと、そして自分が親と同じことをしているのでは…という不安が綴られていました。
私がまずお伝えしたのは、「Bさんがそれだけ悩んでいるのは、子どものことを一生懸命考えているから」ということ。親との過去の出来事が、今のBさんにどのように影響を及ぼしているのかもお伝えしました。
次にBさんから届いたメールには、「私はダメな母親なんじゃなくて、一生懸命なだけなんだと涙が溢れた」「一緒に悩んでもらったり、話を聞いてもらうだけでスッキリするんですね(親とはそういう関係じゃなかったので…)」と書かれていました。
子育てにおいて、「ちゃんとできていない」と不安になったときに大切なのは、一人で抱え込まないこと。
どうか、一人で背負いすぎず、「話してみる」という選択肢を持っていてくださいね。子育ては先が長いからこそ、「一人で抱え込み過ぎない」「自分を追い込み過ぎない」ことが必要です。
身近に信頼できる人がいなければ、Bさんのように「安心して話せる場所」を探してみる だけで、気持ちがラクになることもありますよ。
あなたは、もう十分頑張っている
子どものことを一生懸命考えて、不安になっているあなたは、すでに「子どもを大切にしたい」という気持ちを持っている親 です。
愛し方がわからなくても、子供を「幸せにしたい」と願う気持ちは、ちゃんと伝わります。
あなたは、もう十分頑張っています。
どうか、自分を責めすぎず、少しずつ「大丈夫かもしれない」と思える瞬間を増やしていってくださいね。