「あのとき、こう言えばよかった」後悔しやすいあなたへ——言えなかった言葉が次のあなたを助けてくれる
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心理カウンセラーPocheです。
帰り道や寝る前。
ふと思い出しては、頭の中で何度も会話を繰り返してしまうことが、ありませんか?
言いたかったのに、言えなかった言葉。
うまく伝えきれなかった言葉。
言わなくてよかったかもしれないけど、やっぱりどこかにモヤモヤが残ってしまうようなこと……
「こう返したらよかった」
「違う伝え方をすればよかった」
「なんであのとき、あんな言い方しかできなかったんだろう」
「こう言えばよかった…」
そんなふうに、あとから言葉が溢れてくることがあります。
頭の中で何度も『やり直しの会話』をしたり、頭の中で相手と戦ったりして、疲れ果ててしまう…。
そんな自分が嫌になってしまうことも、あるかもしれません。
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それは、心の中で会話を繰り返したり、頭の中で戦ってしまうのは、「必ずしもダメではない」ということ。
あなたが「ちゃんと伝えたかった」「わかってほしかった」という気持ちを持っていた証拠なのです。
過去に執着しているとか、前に進めていないとか、そういうことではありません。
それだけ人との関係を大切にしたかったからこそ、時間が経っても心が動いているのです。
言えない=失敗ではない
そしてもうひとつ、とても大事なことがあります。
それは、「言えなかった」ことは、失敗ではなく、“準備”でもあるということ。
人は、次に似たような場面が起きたときのために、心の中で“練習”をしています。
「次こそ、こう伝えたい」
「次はこう振る舞おう」
「もう同じことには、なりたくない」
うまく言えなかった場面を繰り返し思い出すのは、
そんなふうに、未来に向けた準備をしているからなんです。
だから、頭の中で繰り返し考えたり戦ってしまうのは、ダメなことではありません。
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会話の反復は、ムダなことでもありません。
あなたの中に「次はこうする」「こう伝えよう」という言葉のストックやパターンが、少しずつたまっているのです。
その場で言えない自分を責めてしまう時
驚いたとき、傷ついたとき、焦ったとき。
その瞬間に、自分の気持ちをうまく言葉にするのは、とても難しいことです。
感情が大きく動いた場面では、とっさに言葉が出てこないこともあります。
でも、あとから「あれは悲しかったんだな」「怒ってよかったんだ」と気づけることもありますよね。
それも、立派な心の整理です。
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そして、どうか忘れないでいてほしいのは…
“今はまだ言えなかっただけ”ということ。
「私は言えない」と、自分で自分を決めつけないであげてくださいね。
言葉には、出てくるタイミングがあります。
今、心の中でくるくる巡っているその言葉たちは、きっとまた、必要なときに、あなたの口から自然に出てくる日が来ます。
だから、今はまだ「準備期間」。
うまく言えなかった自分を責めるのではなく、「次はこうしてみよう」と、心の中でそっとあたためておいてください。
モヤモヤしてしまうのは、あなたの心がまだそこに向き合っている証。
何も感じないふりをするより、ずっとやさしくて、強いことです。
「言えなかった言葉たち」も、いつかきっと、あなたの味方になってくれます。