「言い訳じゃないのに…」誤解されないために。言い訳に見せない工夫
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
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分かってほしいだけなのに『言い訳』と勘違いされたり、
理由を説明しても『最後まで聞いてもらえない』と感じているあなたに伝えたいことです。
「丁寧に伝えたい」
「ちゃんと分かってもらいたい」
相手に少しでも状況を理解してもらうため、誤解を避けるために、できるだけ丁寧に詳しく話そうとする…。
それはもちろん、悪いことではありません。
あなたの良いところであり、丁寧さでもあります。
でもその姿勢が、
相手によっては、「言い訳」と感じられてしまうことがあります。
分かってほしいだけなのに、説明したいだけなのに、
「責任感がない」「ごまかしている」という不本意なレッテルを貼られてしまうことも。
そこで今回は、
なぜそのようなすれ違いが起こるのかということ。
どうすればすれ違いを避けられるのか、ということについてお話ししていきます。
説明が長くなる背景
説明が長くなってしまう背景には、「誤解されたくない」「悪者になりたくない」という強い気持ちがあります。
特に、これまでに理不尽な非難やパワハラのような経験をしてきた人ほど、その傾向が強くなります。
一度でも「本当は違うのに…」という悔しさを味わったことがあると、次からは先回りして細かく説明し、批判を避けようとするのです。
問題は、その説明が「自分を守るため」に偏ってしまいやすいこと。
相手からすると、事実よりも「自己防衛のための言葉」に聞こえてしまい、「言い訳」と勘違いされてしまうことがあります。
たとえば…
- 事実より経緯や背景が多い
- 「でも」「だって」が繰り返される
- 感情的な表現が混ざる
特に、時間に余裕のない相手や、結果だけを知りたい相手にとっては、「長い」「言い訳っぽい」という印象を与えてしまうことがあります。
実際には「言い訳」ではなく説明をしているだけなのに、
相手が「言い訳なのでは?」と疑いを持ってしまうことがあるのです。
“言い訳”に見せない話し方
ここで大切なのは、「言い訳に聞こえるから、説明しないこと」ではありません。
「説明の順序と量」を変える。
これだけで、大丈夫なんです。
まず…
事実だけを淡々と伝える。
例:「本日の提出は遅れました」
さらに必要なら、理由を一言で添える。
例:「システム障害で入力が止まりました」
詳細は、相手が聞いてきたら答えるようにしましょう。
こうすると、相手は「事実→理由→背景」の順に自然と受け取れるため、「言い訳」と感じにくくなります。
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聞かれたら理由を一言。
さらに細かく聞かれたら、詳細を。
この3ステップで「言い訳」と勘違いされるリスクを回避できます。
感情は添えすぎない
まとめると…
- 事実から先に
- 理由は一言
- 背景は聞かれたら
- 感情は少なめに
※「どうして分かってくれないんですか!」「分かってほしいのに!」などは、表に出さない方が受け入れてもらえやすい
これだけで、「言い訳」と思われるリスクは減り、相手にも受け入れられやすくなります。
「言い訳をやめましょう」と言われると反発したくなるかもしれませんが、そういうことではないのです。
説明を短くすることは、あなたの話を最後まで聞いてもらうための工夫。
これは、あなたの正当性を守りつつ、相手にも納得してもらうための“戦略”だと思ってみてください。
あなたの中にある本当の理由や背景は、本当に必要なときに、本当にわかってほしい人にだけ見せればいいのです。
すべてを一度に出さなくても、ちゃんと伝わるときは伝わります。伝わる相手には、伝わります。
こうして説明を整理することで、誤解を減らし、相手に「信頼できる人」という印象を残すことができます。
そして何より、自分を守りたい気持ちと、相手に理解してもらいたい気持ち、両方を叶えることができるのです。
相手に勘違いされるのは、辛いことですよね…。
だからこそ、あなたの「説明や理由」が、少しでも誤解なく、相手に伝わりますように。