「今のままじゃダメ?」「変わらなきゃ」と焦る前に。 そもそも、今の自分のままじゃダメなの?
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「このままじゃダメ?」「変わらなきゃ」と思うのに、何をすればいいのかわからない…
そんなふうに、「変わること」にプレッシャーを感じることはありませんか?
SNSを開けば「成長しよう」「変わらなきゃ人生は変わらない」という言葉があふれています。
もちろん、新しいことに挑戦したり、成長を目指すことは素敵なこと。
でも、そのたびに 「今のままじゃダメなの?」 と不安になること、ありませんか?
今日は、「変わらなきゃ」と焦る気持ちを手放し、「今のままの自分でも大丈夫かもしれない」 と思える考え方について、お話しできればと思います。
「変わらなきゃ」と思うのはなぜ?
「もっと頑張らなきゃ」「今のままではダメだから、変わらなきゃ」
そんな気持ちが浮かぶとき、私たちは 「今の自分では足りない」 と思い込んでいるのかもしれません。
たとえば、周りの人が転職したり、結婚したり、新しいことを始めたりしていると、自分だけ取り残されたように感じることがあります。
また、努力して変わることが価値につながると思っていると、「変わらないと認めてもらえないのでは?」という不安が生まれることも。
でも、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
本当に、変わらなきゃいけないのでしょうか?
もしも、「変わらなきゃ」と思うこと自体がプレッシャーになっているなら、無理に変わる必要はないのかもしれません。
相談事例:Rさん(30代・女性)のケース
「今の自分じゃダメな気がするんです。
周りの友達は転職したり、結婚したり、どんどん変わっていくのに、私は何も変わっていなくて…。
このままでいいのかな? 何かしなきゃ…って焦るんですけど、結局何もできなくて。」
Rさんは、「変わらなきゃ」と思いながらも、何をすればいいのかわからず、不安を抱えていました。
でも、カウンセリングの中で、こんなことに気づきました。
「私、変わらなきゃってずっと思ってたけど、本当は今の生活もラクだなって。
ただ、周りと比べて焦っていただけで…。親とは時々衝突しますけど、一人暮らししたいかっていうとそれほどでもないし。
『変わらなきゃ』じゃなくて『このままでもいい』と思えたら、なんだかラクになりました。」
「変わらなくてもいいこと」もある
「変わること」は決して悪いことではありません。
でも、変わらないことでラクになれることもあります。
たとえば、無理に社交的にならなくても、気の合う人とだけ付き合えれば十分かもしれません。仕事に情熱を持てなくても、安定して働けているなら、それでOK。
周りが結婚していても、自分が望まないなら、焦る必要はありません。
一方で、もし「このままだと苦しい」と思うことがあるなら、「ちょっとだけ変えたほうがラクになる」 のかもしれません。
たとえば、「嫌なことを断れなくてつらいなら、少しずつ『NO』と言う練習をしてみる」とか、「頑張りすぎて疲れるなら、ちょっとだけ肩の力を抜く」とか、「どうしても生きづらいと感じるなら、考え方を少しずつ見直してみる」…。
「変わるかどうか」ではなく、「今の自分がラクに生きられるかどうか」 が大切なのです。
「変わらなきゃ」と思うと苦しくなるなら
「変わらなきゃ」と焦る気持ちの背景には、「今のままではダメ」という思い込みがあることが多いもの。
でも、本当に変わる必要があるのか、一度考えてみることも大切です。
「変わらなくてもいいこと」と「少し変えたほうがラクになること」の違いを知るだけで、心が軽くなるかもしれません。
「変わらなきゃ」と思うことで苦しくなるなら、無理に変わる必要はありません。
あなたは、今のままでも大丈夫。
もし、「どうしても焦ってしまう」「変わらない自分が不安」と思ったときは、カウンセリングを通して一緒に整理していくこともできます。
あなたが、自分のペースで安心して過ごせますように。