「やらなきゃ」と思うほど動けなくなるあなたへ〜「すべき」に縛られた心をゆるめるために
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心理カウンセラーPocheです。
「やらなきゃいけないのに、動けない」
「先延ばしにしてしまって、また自己嫌悪…」
「どうして私は、ちゃんとできないんだろう」
そんなふうに、自分を責めてしまうことはありますか?
心のどこかで「やらなきゃ」と分かっているのに、
体が重くて動けなかったり、他のことに気を取られてしまったり…。
気づけばどんどん先延ばしになって、「自分がダメな人間みたいだ」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
でも、それはあなたが怠けているからでも、意思が弱いからでもありません。
今日はその「動けない心」の裏側にある、大切な感情についてお話ししたいと思います。
「やらなきゃ」と思うほどフリーズする
本当はやらなきゃいけないことだって、頭ではちゃんと分かっている。
でも、なぜか手が止まってしまう。
気づけばスマホを眺めていたり、時間だけが過ぎてしまったり…。
そしてまた、「やらなかった自分」を責めてしまう―
そんな負のループに、心がすっかり疲れてしまっていませんか?
とくに、「〜すべき」「〜でなければ」という思いが強くなればなるほど、心と体はますます動きづらくなってしまうことがあります。
これは、あなたの心が「もう無理かもしれない」と感じたときのブレーキ反応でもあります。
「やりたくない」って思ったって、いい
「嫌」と言えずに引き受けてしまったこと、「今すぐやるべき」とわかっていてもやる気が出ないこと、きっとたくさんありますよね。
でもそのとき、あなたの心のどこかには、
「いやだな」「疲れてるな」「本当はやりたくないな」―
そんな感情が、ちゃんと存在していたはずなんです。
その気持ちを無視して動こうとすると、心と体が一致しなくなって、結果的にストップがかかります。
これは、心が自分を守ろうとしている自然な反応なのです。
誰かに言われると、やる気が消えてしまう理由
「早くやりなよ」
「なんでまだやってないの?」
「そんなの簡単でしょ」
こんなふうに言われると、なぜか余計にやりたくなくなってしまうこと、ありませんか?
それは、あなたが「自分のペースで動きたい」「ちゃんと考えてるのに」と思っているから。
外から急かされたり管理されるように感じると、心のどこかに小さな反抗心が生まれるのです。
これは幼少期に親から管理されすぎていたり、過干渉の環境で育った人に多くみられる傾向の1つです。
※詳しくは電子書籍『親を大切にしたい、でも苦しい。相反する思いに悩むあなたへ』で説明しています。
「やりたくない」は心のSOSかもしれない
やるべきことを先延ばしにしてしまう背景には、プレッシャーやストレス、疲れ、心の中の違和感が隠れていることがあります。
「やらなきゃ」と思いすぎて心がギュッと縮こまってしまったときこそ、「やりたくない」と思った自分の気持ちを、否定せずに見つめてみることが大切です。
「今は心が疲れてるんだな」
「ちょっと一息入れたいんだな」
そうやって気持ちに気づくだけで、心には少しずつ余白が戻ってきます。
すぐに動けない自分を責めない
できない日があっても、進めないときがあっても、大丈夫。
「やりたくない」と思ったその気持ちにも、ちゃんと意味があります。
むしろ、自分の心の声を聞かずに無理をし続ける方が、あとあと大きなストレスになってしまうこともあるのです。
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「よくがんばってるよね」「いろいろ我慢してたんだよね」と、やさしい声をかけてあげてください。
ずっと動けないわけではありません。
心に余白が戻ると、自然と動ける日がやってきます。
心に余裕ができたとき、ふと「あ、今ならできそうかも」と思える瞬間がやってきます。
それまでは、「やりたくない」と感じる自分を否定せず、反抗心や疲れのサインを、ちゃんと受け取ってあげてください。
もしかしたらあなたは、やっと「やりたくない」を表に出せるようになったのかもしれません。
それはあなたが「わたし自身を大切にする力」を育てている証です。
もし今、「なんで動けないんだろう」と苦しくなっていたら、その気持ちを誰かと一緒に見つめることも選択肢のひとつです。
心が固まってしまっているときこそ、誰かと話すことで少しずつ柔らかさが戻ってきます。
ひとりで抱えず、ゆっくりとご自身のペースで、心を整えていけますように。
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