都合よく使われないために知っておきたい、「優しい人」「都合のいい人」5つの違い
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「なぜか利用されてばかり…」
「断れない自分が悪いのかな」
「もしかして、ただの“都合のいい人”になってる?」
「やさしいって、損だな…」
そんなふうに、誰かとの関わりの中でモヤモヤした経験はありませんか?
本当は、やさしくありたいだけ。
誰かの役に立ちたいだけ。
認めてほしい。必要とされたい。
私だって大切にされたい。
でも、いつの間にかそのやさしさが「当たり前」にされていたり、気づけば「自分ばかりが我慢」していたり……。
——そんなこともあるかもしれませんね。
今日は、そんなあなたに知ってほしい「本当にやさしさが伝わる人の特徴」と、
「都合よく使われないための見分け方」についてお話ししていきたいと思います。
「やさしい人」と「都合のいい人」は違う?
まず初めにお伝えしたいのは、
「あなたが都合のいい人になってしまうのは、あなたが悪いわけではない」ということ。
ただ…
「そのやさしさに甘える人」や「利用しようとする人」は、残念ながら存します。
では、どうやって「そう言う人」から身を守るのか…。
それは、あなたのやさしさを発揮する前に、「この相手は大丈夫かな?」と見極めることです。
やさしいあなただからこそ、
そのやさしさを「標準装備」にするのではなく、「オプション」にしていくイメージです。
「いつでも誰にでも与えるもの」ではなく、
「本当に大切にしたい相手に、自分の意思で差し出すもの」として扱っていきましょう。
やさしさを出し惜しみするのではなく、「自分のこころの安心を守るための選択肢」として持つこと。
それは決して冷たさではなく、あなたのやさしさをもっと大切に扱うための第一歩です。
都合扱われないための5つのポイント
①「無理をしない」と決めている
どんなに親しくても、どんなに頼まれても…
「自分がしんどくなることにはNOを言う」勇気を持つこと。
やさしいからこそ、してあげたいと思うからこそ、「相手のために自分を犠牲にしない」ことが大切です。
自分が倒れてしまったら、それこそ「誰かを手助けする」ことさえ出来ないからです。
②相手の気持ちだけでなく自分の気持ちも大事に
やさしい人ほど、相手の気持ちに敏感で、「どうすれば喜んでもらえるか」「傷つけないか」を真剣に考えます。それはとても素敵なこと。
でも、その一方で、つい自分の気持ちを後回しにしてしまいがちです。
だからこそ大切なのは、「私はどう感じている?」「これは私のしたいこと?」と、自分自身にも問いかけてみること。
相手を思いやることと、自分を大切にすることは、決して矛盾しません。
むしろ、自分の心をちゃんと守れている人のやさしさこそ、自然で心地よく、相手の心にもまっすぐ届いていくもの。
自分の気持ちを大切にした上での「優しさ」は、恩着せがましくなりにくいからです。
③感謝をきちんと受け取る
やさしい人ほど、「ありがとう」と言われても、
「そんなの全然」「たいしたことしてないから」と、つい謙遜してしまうことがあります。
でも、誰かがあなたのやさしさに心を動かして、感謝の言葉をかけてくれたのなら——
その気持ちは、あなたの中にある「思いやり」や「行動」が、ちゃんと届いた証です。
だからこそ、「ありがとう」を否定せず、そっと受け取ってあげてください。
それは、自分のやさしさを肯定することでもあり、「私も誰かの役に立てたんだ」と受け入れるためのステップです。
感謝を素直に受け取れることは、自分を大切にできる人の大きな特徴です。
ゆっくり、少しずつ。感謝を受け取ることに慣れていけたら…きっともっと、心の余裕は広がっていきます。
④助けるだけでなく、助けてもらうこともできる
やさしい人は、つい「与える側」になりがちです。
誰かの力になりたい、困っている人を放っておけない——そんな気持ちは、とても尊いものです。
でも、誰かの力になりたいと願う人ほど、
「迷惑をかけたくない」「弱いと思われたくない」と、自分が助けを求めることには慎重になってしまうこともあります。
けれど、人間関係は本来「お互いさま」です。
差し出すばかりではなく、時には「私もしんどい」「少し頼ってもいい?」と伝えられる関係こそが、あたたかく信頼のあるつながりです。
「助けて」と言えることは、甘えではなく、勇気あるやさしさのかたち。
まずはそのことを信じてみてくださいね。
⑤都合のいい人の“サイン”に気づける
やさしい人は、誰かの役に立てることに喜びを感じやすい反面、
「相手のために」と思うあまり、無意識に自分を後回しにしてしまうことがあります。
そんな中で——
・頼むときだけ連絡がくる
・感謝や気遣いの言葉がない
・断った瞬間に、態度が冷たくなる
こうした“違和感”を覚えたとき、見て見ぬふりをしてしまうと、気づかぬうちに自分ばかりが疲弊し、やさしさが奪われてしまうこともあります。
だからこそ大切なのは、「私の優しさは相手に届いているか?」を見極める目。
そして、相手の反応に左右されずに、「ここまで」と線を引く勇気です。
やさしさは、誰にでも無条件に与えなければいけないものではありません。
「大切にしてくれる人」にこそ、差し出していいもの。
それを選ぶことは、決して冷たさではなく、あなた自身の尊さを守る行為なのです。
やさしさを武器→盾に
やさしさは、時にあなた自身を傷つけることがあります。
でもそれは、あなたがやさしすぎるからではありません。
「やさしさを都合よく使おうとする人」に、責任があります。
だからこそ、やさしさを「武器」として無理に振り回す必要はなく、
「自分を守るための盾」として使っても、いいんです。
「やさしい人になりたい」
「でも、もう傷つくのはいや」
そんな風に感じているのなら…。
あなたのやさしさを“誰かのためだけ”ではなく、“自分のためにも”使ってあげてください。
そしてもし、「どう境界線を引いたらいいか分からない」「また同じように利用されてしまうかもしれない」と不安になったときには、
一人で抱えこまず、誰かにそっと気持ちを打ち明けてみてくださいね。
Pocheメールカウンセリングも、その場所の1つとして思い出していただけると嬉しいです。
そのやさしさが、本当に届いてほしい人に、ちゃんと届きますように。
そして、あなた自身も「やさしくされていい存在なんだ」と、心から思える日が来ますように。