「何もされたわけじゃないのに嫌になる」関係 〜その“なんとなく無理”の3つの背景

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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。

「相手に何かされたわけじゃない」
「なんか一緒にいると疲れる」
「話しているとモヤモヤするけど、理由はうまく説明できない」

そんなふうに、自分の中にある『よくわからない拒否感』に戸惑う人が、増えています。

 

相手がとくに失礼なことをしたわけでもない、明らかな悪意もないー。

それでも「なんとなく嫌」という状況になった時、
「私がおかしいのかな」「感じ方が間違ってるのかも」と自分を責めてしまう方も少なくありません。

 

でも、ちゃんとした理由がなければ「嫌だと思ってはいけない」ということは、決してありません。

その「なんとなく無理」も、あなたの大切な感覚なのです。

 

「理由がない違和感」の正体

人との関係は、「理屈」だけでは測れないものがあります。

頭では「大丈夫」と思っていても、心や体がどこかで「しんどい」と反応してしまう…。
そんなことも、よくあるのです。

 

・一緒にいるとやけに気を遣ってしまう
・相手の前では自然体でいられない
・なぜか話した後にぐったり疲れてしまう
・悪い人じゃないけど、苦手

 

こうした“理由のはっきりしないしんどさ”は、
あなたの心が、「ここ(この人)は、今の自分には負担が大きい」と知らせてくれているサインかもしれません。

 

なんとなく嫌…その背景にあるもの

“表向きに悪くない人”との関係なのに、なぜか苦手に感じてしまう。

その背景には、次のような3つの心の動きが隠れていることがあります。

 

1:苦手な人に似ている

過去に自分を傷つけた人と雰囲気が似ていたり、話し方・空気感が重なったりすると、無意識に心が警戒してしまうことがあります。

これはトラウマや心の防衛反応であり、あなたが自分を守ろうとしている証です。

 

2:自分の大切なものを脅かされそう

職場やグループの中で「この人といると、自分のポジションがなくなりそう」と感じることも。

居場所・役割・評価など、自分の安定を守るために、無意識に距離を置こうとすることがあります。

 

3:支配的な空気を感じる

相手が直接命令してくるわけではなくても、「こうすべき」という雰囲気や、自分の考えを強く押し出す人に対して、圧迫感や息苦しさを覚えることもあります。

「指示されるのが苦手」な人は、ここで消耗してしまいやすいのです。

 

「嫌いじゃないけど、しんどい」も、離れる理由にしていい

「ちゃんとした理由がないと、離れちゃいけない」
「相手に悪気がないのに、距離を取るのは申し訳ないかも」
「こんなことで離れてたら、一人になっちゃうかも」

―そんなふうに感じてしまうことがあるかもしれません。

でも本当は、“疲れる” “しんどい”という感覚だけでも、十分に関係を見直す理由になります。

 

無理に仲良くしようとしなくていいんです。

「いい人だから」とがんばらなくていい。

「なんとなくしんどいから、少し距離を置こうかな」
―それだけでも、いいんです。

それはわがままでも逃げでもなく、自分の心と健やかな距離感を保つための、立派な選択です。

 

自分を守る感覚を大切に

「理由がないのに嫌になる」という気持ちを、自分で否定しないでくださいね。

それは、あなたの心の奥にある感受性の強さや直感、そして安全を守る力が、きちんと働いている証拠です。

 

「相手に申し訳ないかも」と感じた時は、違和感を無視してつきあうのは「自分に申し訳ないことだ」と思ってみてくださいね。

相手を思いやれる人こそ、「自分も同じように思いやる」ことが必要です。

 

もし今、誰かとの関係にモヤモヤを感じているなら、それは心が「少し立ち止まって見てみよう」と教えてくれているのかもしれません。

一緒にいて疲れる人、苦しくなる関係からは、
離れても、休んでも、大丈夫です。

 

あなたの感覚は、あなたにしかわからない大切なもの。
それをどうか信じてあげてくださいね。

 

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「こんなことで相談してもいいのかな…」そんなふうに思う必要はありません。
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Posted by poche