「仲のいい友達がいない」「親友がいない」:一人が好きなのはダメなこと?
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
今日の記事は、「仲の良い友達がいない自分」に、どこか引け目を感じてしまっているあなたへ伝えたいお話です。
「気軽に誘える人がいない」
「みんなで盛り上がる場に、自分だけ入っていけない気がする」
「親友って呼べる人がいないのは、ちょっと寂しい…」
そんなふうに感じる瞬間、ありませんか?
周りを見渡せば、「仲の良さそうなグループ」「何でも言い合える関係」が目に入り、そんな姿と自分を比べて、そっとため息をつきたくなったり…。
表面的な会話はできるけれど「心から信頼できる人がいない」と感じたり、「深い関係を築けない私は、おかしいのかな?」と落ち込んだり。
でも、誰かに話しかけられても、どこか一歩引いてしまったり、自分の本音を出すのが怖くて距離を取ってしまったり…。
「もっと心を開けたら、仲良くなれるのに」
「私って、人と関係を深めるのが下手なのかな」
そんなふうに、自分の性格や過去を責めてしまう方も多くいらっしゃいます。
でも、もしかするとそれは、「関係を築けない」のではなく、「相手をよく見て、慎重に関係を選んでいる」だけなのかもしれません。
「どのような人間関係を求めるか」は、人によって違います。
もしかするとあなたは、本音でつながれる関係を本当に大事にしたいのかもしれません。
大勢でワーワー盛り上がるより、1対1で静かに深い話をしたいタイプなのかもしれません。
それだけではありません。
「どのように人間関係を築くのか」も、人によって違います。
初対面が得意なタイプ、仲良くなるのにじっくり時間をかけるタイプなど、いろいろあります。
友達がいないのは、ダメなこと?
「親友がいない」「仲の良い友達がいない」という言葉には、どこか“欠けている感じ”が漂うかもしれません。
でも、実は、そんなことはないのですよ。
人間関係は、「多い」「深い」が全てではありません。
むしろ、ひとりの時間を大切にできる人ほど、関係に慎重で、丁寧に人と向き合いたいと思っていることが多いものです。
たとえば、こんな方がいらっしゃいました。
Mさん(30代・女性)は、「職場や地域での付き合いはあるけれど、心から仲良くできる人がいない」と感じていました。
学生時代には「一緒にいて楽しい友達」がいたけれど、大人になるにつれて、それぞれの生活スタイルや価値観が変わり、なんとなく疎遠に…。新しい環境でも、自分から声をかけるのが苦手で、雑談の輪に入っていけない。
「誰とも深く関われない自分は、人として欠けてるのかもしれない」と落ち込むことがあったそうです。
カウンセリングでお話を聴いていくと、Mさんはとても気遣いのできる方でした。
自分の話ばかりせず、相手の気持ちを大切にするあまり、自分から心を開くのが難しかったのです。
でも、話を重ねるうちに少しずつ気づいていきました。
「私は、“気が合う人とだけ、ゆっくり仲を深めていきたい”って思ってたんだ」と。
本人が自らそう言葉にしたとき、Mさんの表情がふっとやわらぎました。そして、次のように語ってくれました。
「無理に友達を作らなくてもいいんですね。同僚や友達のインスタを見て「私だけ友達がいない」と勝手に焦っていたけど、私は友達と会うと気を遣って疲れちゃうし、本音では一人の時間も大好き。そんな自分でも、いいんですね」
「友達を作らなきゃ」は、手放しても大丈夫
「友達がいる=安心」
「孤立してる=不安」
「仲良くできる=いいこと」
そんなふうに思ってしまうのは、自然なことです。
小学生の頃から私たちは、周囲の大人から『そのようは空気』を感じ取っていたはずだからです。
でも、誰かと無理につながることが、心の安心にそのままつながるとは限らないのです。
むしろ、「孤独がつらい」のではなく、「無理に合わせることがつらい」と感じている方も、実は多いんです。
…あなたは、いかがでしょうか?
人と深くつながるには、「今の自分のままでいていい」と感じられる安心感が必要です。
だからこそ、もし今「親友がいない」「心を開ける友達がいない」と感じているとしても、それはあなたにとって“守ってきた心”があるからこその状態かもしれません。
つながるかどうかより、「自分がどう在れるか」が大切
友達がいるかどうかよりも、その人といるときに、自分が自分らしくいられるかどうか。
それが、関係の“あたたかさ”を決めるのではないでしょうか。
そして、もし今は「そういう人がいない」と感じていても、
「無理に探さなくていい」と思えたとき、不思議と心がやわらいで、新しいつながりが生まれやすくなることもあります。
焦らなくて大丈夫。
あなたのペースで、あなたらしい関係が少しずつ築かれていきますように。