「やりたいことがあるのに動けない…」そんなあなたへ
こんにちは。
心理カウンセラーのPocheです。
✅ 「やりたいことがあるのに、考えるだけで終わってしまう…」
✅ 「動き出そうとすると、不安や言い訳ばかり浮かんでしまう…」
✅ 「気づけば、何年も同じ場所にいる気がする…」
そんな風に 「やりたいことがあるのに行動できない」 と感じることはありませんか?
実は、行動できないのには理由があります。
「考えるだけ」で終わっちゃう!?
「行動したいのにできない…」というと、「意志が弱いからでは?」「やる気がないからでは?」と思われてしまうことがあるようです。
でも、そうではありません。
カウンセリングで「行動できない」と悩む人と話していて感じるのは、「慎重に考える力がある」ということなのです。
次に挙げるのは、「考えるだけで行動に移せない」と悩む3人の例です。
「失敗したらどうしよう?」
相談者Aさん(30代・女性)
「周りには『やってみればいいじゃん』って言われるけど、やってダメだったらどうするの?って思ってしまって…。それなら最初からやらない方が傷つかないし、安全だなって考えちゃうんですよね。」
Aさんが「失敗したらどうしよう」と考えてしまう背景には、過去の経験や環境 が影響している可能性があります。
例えば、子どもの頃に失敗を強く責められたり、「完璧でなければならない」と育てられた経験があると、失敗=自分の価値を否定されることと結びついてしまうことがあるのです。
また、過去に挑戦してうまくいかなかった経験があると、「もう傷つきたくない」という防衛本能が働き、行動を避けるようにもなります。
「本当にこれでいいの?」
相談者Bさん(20代・男性)
「やりたいことはあるんです。でも、本当にこれでいいのかって考え出すと止まらなくなっちゃって…。選んでしまったら、もう後戻りできないんじゃないかって怖くなって、結局いつまでも決められないんです。」
Bさんが「本当にこれでいいのか」と悩み続けてしまう背景には、過去の選択で後悔した経験や、完璧を求める思考 が影響している可能性があります。
幼少期に「間違えたらダメ」と厳しく育てられたり、周囲の期待を背負う環境にいた場合、「選択=正解を選ばなければならない」と思い込んでしまうことがあるのです。
また、「一度決めたらやり直せない」という思い込みが、不安を強めてしまいます。
「やるべきことが多すぎる…」
相談者Cさん(40代・主婦)
「やりたいことがあるのに、何から手をつければいいのかわからなくなっちゃうんです。あれもこれも考えているうちに、結局何も進まなくて…。気づいたら1日が終わっている、みたいな感じです。」
Cさんが「何から手をつければいいかわからない」と感じる背景には、完璧主義や責任感の強さ、過去の経験が影響している可能性があります。長年、家庭や仕事で複数の役割をこなしてきたため、「全部きちんとやらなければ」と考えるクセがついているのかもしれません。
また、過去に中途半端な結果で後悔した経験があると、「最適な順序で進めなければ」と慎重になりすぎ、結果的に動けなくなってしまうのです。
3人の相談例からわかるのは…
ここでは3人の思考パターンについてお伝えしました。
思考パターンはそれぞれ違いますが、共通しているのは、「しっかり考えられる人」 ということ。ですが、考える力の高さゆえ、慎重になってしまいやすいのです。
「考える力」 が強すぎると…
✅ 「どうしよう?」で止まってしまう
✅ 「行動しない理由」を探してしまう
✅ 「完璧に準備してから!」と先延ばししてしまう
こんなふうに、 考えることでブレーキをかけてしまいやすいです。
「行動しないとダメ」ではない
ここで、大切なことをお伝えしたいのですが…
「行動できない自分はダメだ」と責める必要はありません。
カウンセリングでは、実際に 「行動しなくてもいい」 という選択をしている人もたくさんいます。
✔ 「本当はそこまでやりたいわけじゃなかった」
✔ 「考えることで満足している」
✔ 「やらなくても、今の生活に困っていない」
こうした理由があるなら、 無理に行動しなくても大丈夫なのです。「行動する=うまくいく」とは限らないからです。
あなたが大好きなこと、心からやってみたいことなら、「行動=うまくいく」かもしれません。
でも本当はやりたいことじゃなかったり、焦りから始めたことだったりすると、「行動=しんどくなる」のです。
あなたのペースで、大丈夫
「行動できない…」と悩むのは、決して悪いことではありません。
それは、あなたが慎重に考える力を持っているからこそ、生まれる迷いでもあります。
だからこそ、「やらなきゃ」と義務のように考えるのではなく、「ちょっと試してみる」くらいの気持ち で取り組んでみると、少し気持ちが楽になるかもしれませんね。
あなたのペースで、一歩ずつ進んでいけるよう、心から応援しています。