「あの時、ああ言えばよかった…」とずっと反省してしまうあなたへ

こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。

 

✅ 「あの発言、余計だったかも…」
✅ 「もっとこう言えばよかった…」
✅ 「あの時、相手はどう思ったんだろう?」
✅ 「なんか、私、変なこと言ってなかったかな?」

 

人と話した後、こんなふうに考えてしまうことはありませんか?

実は、こうした「過去の会話を何度も振り返ってしまう」ことには、ちゃんと理由があります。

今日は、「なぜぐるぐると反省会をしてしまうのか?」「どうすれば少し気持ちが楽になるのか?」についてお話ししていきますね。

 

なぜ、人との会話を何度も振り返ってしまうのか?

「もう終わったことなのに、なぜずっと考えてしまうんだろう?」

「考えたくないのに、考えてしまう」

 

…そんなふうに思うと、自分が少し嫌になってしまうこともあるかもしれませんね。

でも、それ自体は決して悪いことではないのですよ。あなたが会話を振り返ってしまうのは、それだけ 「人間関係を大切にしようとしている」からなのです。

ここでは、「人の会話を何度も思い出して後悔する理由」について、特に多くみられるものを3つご紹介します。

 

1. 「間違えたらダメ」という気持ちが強い

「友達と話したあと、いつも『あの言い方でよかったのかな?』『もっと違う言葉を選ぶべきだったかも』と考えてしまいます。特に、相手の表情が少しでも曇っていると、『私のせい?』『何か気に障ることを言ってしまった?』と不安になります。」

上記は、「間違えたらダメ」という思考が強いことに悩む相談者の例です。

確かに、自分が言ったことについて考えてしまうと、「あの一言、大丈夫だったかな?」と不安になることもありますよね。「ちゃんとしなきゃ」と思うのは、それだけ相手を大切にしたい気持ちがあるから。

とはいえ、完璧な会話なんて誰にもできません。プロのエンターテイナーでも無理です。

 

そこで、「少しでも楽しめたならOK」「気になることがあっても、相手はそこまで気にしていないかも」と思うことで、相談者は「不安」を乗り越えていきました。

3回目のカウンセリング時には、友達と話すのが楽しくなってきた」と笑顔を見せてくれるまでに変化したのです。

 

あなたも、もし同じような不安を抱えているのなら、まずは「人は意外と、他人の発言をそこまで深く気にしていない」と思い出してみる。

それでもやっぱり不安になってきたら、「今、不安になっているんだな」と状況を認めた上で、「でも、相手はそこまで覚えていないかも」と考えてみてください。

 

2. 「自分が悪い」と考える癖がある

「友達と話しているとき、ちょっと沈黙ができたり、相手の反応が薄かったりすると、『私がつまらない話をしたからかも…』とすぐに不安になります。『もっと違う話題にすればよかった』『変なことを言ったのかな』と考え始めると止まりません。後から振り返って、『あそこでもっとこう言えばよかった』と、ずっと反省会をしてしまいます。」

 

上記は、「自分が悪い」「自分が何かしたかも」と気になりやすい思考を持つ相談者の例です。

実際には、 コミュニケーションは相手との「キャッチボール」 です。相手の気分や、その場の雰囲気、タイミングなど、さまざまな要因が関係しています。

だから、「自分が100%悪かったんだ」と決めつけなくても大丈夫。

たとえ気まずい瞬間があったとしても、それは 相手との関係の中で自然に生まれること。あなた一人が悪い、ダメだ、ということはないので安心してくださいね。「お互いさま」と思ってみるのもいいでしょう。

 

3. 過去の経験の影響

「小さい頃、親に『こんなことをしてみたい!』と話すと、決まって『そんなの無理』『やめときなさい』と否定されていました。例えば、学校で発表するテーマを決めるとき、『私はこのテーマで話したい!』と言ったら、『そんなの面白くないよ』とバッサリ切られて…。それが何度も続いたので、次第に『どうせ否定されるなら、最初から言わないほうがいい』と思うようになりました。大人になってからも、自分の意見を言うのが怖くて、人に合わせてばかりです。」

 

こうした 過去の経験 があると、「また同じことになるかもしれない」と不安になり、つい慎重になってしまいます。特に、過去に 人間関係で傷ついたことがある人 は、会話を振り返るクセが強くなることが多いです。

これは、心の中で「もう傷つきたくない」「失敗を避けたい」と思っているから。

でも本来は、過去の出来事と、今の出来事は まったく別のもの です。

その時はうまくいかなかったとしても、すべての人が同じ反応をするわけではありません。まずはそのことを「知る」こと。そこから始めていきましょう。

 

目の前の人は、あなたを傷つけないかもしれません。

ほんの少しでもそう思えたなら、話しかけたり、一歩踏み出してみる。

そうすることで「大丈夫」が積み重なり、過去の不安や恐怖を少しずつ上書きしていけます。

 

あなたは、あなたのままで大丈夫

「人との会話を振り返ってしまう」ことは、決して悪いことではありません。

それだけ あなたが丁寧に、誠実に人と関わろうとしている からです。

 

だから、「考えすぎちゃダメ」と責めなくても大丈夫。

「私は、人との関係を大事にしているんだな」と、少しだけ自分を肯定してあげてくださいね。

 

そして、もし「気にしすぎて疲れたな」と思ったら…「今日はここまで」と、そっと考えるのをやめてみてください。気にするのをやめても、状況が悪くなることはないと自分を安心させてあげてください。

あなたは、十分に頑張っています。
どうか、あなた自身に優しくいられますように。

【その気持ち、抱え込まなくて大丈夫です】

「ずっと誰にも言えなかった気持ち、抱え続けていませんか?」
「こんなことで相談してもいいのかな…」そんなふうに思う必要はありません。
あなたの気持ちを、誰にもジャッジされずに安心して話せる場所をご用意しています。
ひとりで考え続けるより、誰かと一緒に整理することで、もっと楽に前を向けることがあります。

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Posted by poche