「人生が停滞している」と感じるあなたへ:本当の自分を見つけるヒント

こんにちは。心理カウンセラーPocheです。

 

「なんでみんな楽しめているんだろう?」

「私はやりたくない仕事をして、不安や生きづらさを抱えながら生きているのに…」

「毎日が楽しくない」

…こんなふうに感じる人が、増えています。

まずお伝えしたいのは、あなたが感じているこの停滞感や不安、そして自己否定感は、とても自然なものだということ。

そして、そこから抜け出すための一歩を踏み出すことも、決して遅すぎることはありません。

停滞感の正体

停滞感によって生まれる感情は、ひとりひとり違います。

「自分の人生はこのまま終わってしまうのか」と絶望を感じる人もいれば、「何も始められず、諦めてしまうのか」と焦りを感じる人、「こんなはずじゃなかったのに…」と悲しくなる人もいるでしょう。

ここでは、停滞感が生む6つの感情とその原因についてお伝えします。

 

1:取り残されたような感覚

「みんなは前に進んでいるのに、自分だけが遅れている気がする」「なんで私だけダメなんだろう」という焦りや孤独感を抱くケースです。

主な原因は、他人と自分を無意識に比較してしまうこと。

SNSや身近な人の成功に触れるたびに、自分の遅れを感じてしまい、「自分だけがダメだ」と思い込んでしまいます。

ただし、子どもの頃から「自分と他人を比較してしまう」という場合は、幼少期に「思い込み」がつくられている可能性も…。この場合は、関連記事【比較されて育つ弊害とは】をご参照ください。

2:絶望感や無力感

「どうせ何をやっても無駄」「自分には何もできない」という諦めや自己否定感を抱くケースです。

過去の嫌な経験から、「どうせやっても無理」という思い込みが根付いている場合があります。

挑戦を諦めた経験や失敗体験が、無力感を強化することもあります。

3:自分を責める気持ち

「もっと頑張れるはずなのに」「自分なんて」と、自分を追い詰めてしまう後悔や罪悪感を抱くケースです。

自分に厳しい完璧主義や、他人からの評価を過度に気にする性格が影響しています。

「もっと頑張れるはずなのに」という思いが自己否定を生むことがあります。

※自責傾向については、幼少期の影響が出やすい部分でもあります。この場合には、過去の関連記事がお役に立てるかと思います。

>>関連記事【完璧主義の親がもたらす影響

>>関連記事【自分より、相手を優先してしまう理由

4:不安と迷い

「これで本当にいいのか?」「間違えたらどうしよう」と決断への恐れや漠然とした不安を抱くケースです。

選択肢が多すぎる現代では、「どれが正しいのか」を判断するのが難しくなり、行動に移すのが怖くなることがあります。また、自分の経験不足やスキル不足を過大に捉える傾向も原因です。

「不安のほとんどは、現実には起こらない」

…このような言葉を聞いて「そうだな」「そうかも」と思えるのなら、「なぜ不安になるのか」が分かるだけでも不安感から抜け出せます。

ですが、上記の言葉を見ても「それでも不安になる…」という場合には、幼少期の親との関係性が『今』に影響している可能性があります。

>>関連記事【なぜか消えない不安感の正体

5:焦燥感

「早く何とかしなきゃ」「みんなに追いつけない」という焦りやプレッシャーを抱くケースです。

「早く結果を出さなければ」というプレッシャーが焦りを生みます。周囲の期待や、自分が定めた非現実的な目標が、心に余裕をなくしている可能性があります。

SNS等を見たり、周囲の友達と比較した時に焦燥感が強く出る場合には、自信のなさも関係しています。

幼少期に比較されることが多かったという場合には、関連記事【比較されて育つ弊害とは】をご参照ください。焦燥感を抱くに至った原因が、見つかるかもしれません。

6:虚しさや孤独感

「何をしても楽しくない」「自分には誰もいない」と感じる心の空虚さや孤独感を抱くケースです。

本当の自分の感情や欲求を抑え込んでいると、日々の行動が心から楽しいと感じられなくなります。また、他人との深いつながりが持てず、孤立感を抱く場合もあります。

ただし、孤独感を抱くことそのものが問題なのではありません。

友達がいてもいなくても、信頼できる人がいてもいなくても……あなた自信が困っていなければ、問題ないのです。

ですが…
誰かとの深い繋がりを求めているのに「信じられない」「満たされない感覚がある」のなら、人を信じられなくなった『何か』が過去にあるのかもしれません。

本当の自分を取り戻す

停滞感は悪いものではありません。

この感覚は、「もっと自分らしく生きたい」というサインでもあるからです。

だからこそ大切なのは、このサインにどう向き合い、どう行動するか。

「自分が何が好きで、何をしてきたのか、これから何を成し遂げたいのかが分からない」と感じることもあるでしょう。

「人の目を気にしてきたせいで、本当の自分が分からなくなってしまった」と思うこともあるかもしれません。

…このように感じたとしても、心配しないでくださいね。

 

人の目を気にするのがダメなのではありません。誰もが、少なからず他人の目を気にして生きていますし、それ自体は、社会で生きていく上で必要なスキルです。

ですが、それが強すぎると、自分の本当の気持ちや欲望が見えにくくなってしまいます。

その結果、「自分って何だろう?」と迷うようになってしまうのです。

 

自分について知る

突然ですが1つ質問をしますね。

あなたは、「自分の話を否定する人」と「自分の話を否定せず聞いてくれる人」のどちらに話をしたいと思いますか?

…おそらく多くの人が、「自分の話を否定せず聞いてくれる人」を選ぶのではと思います。

それと同じで、自分で自分を否定していると、「自分の本音が出にくくなってしまう」のです。

 

本当の自分を取り戻すには、「自分」について知ることが大切です。

そのためにも、自分自身を否定しないでおきましょう。どんな本音だとしても、「それでいい」「そう思ってしまうんだから仕方ない」と、自分の考えをそのまま受け入れてみてください。

 

私たちは完璧ではありません。誰しも弱さや間違い、後悔を抱えています。

その弱さがあるからこそ、他人の弱さに寄り添える優しさが育まれることもあります。

 

自分を許す第一歩は、「こんな自分でもいい」と認めること。

なんだか綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、これは自分を知るための最低条件なのです。

 

自分の人生を生きるために

人生を楽しむための一歩は、「今ここにある自分を大切にすること」です。

今のあなたには、これまで生きてきた経験や感情があります。それを無視して未来だけを追いかけるのではなく、「今」の自分がどう感じているのかを大切にしてみましょう。

 

次に、小さな挑戦を始めてみましょう。

やりたいことが分からなくても構いません。興味を持ったものに少しずつ手を伸ばしてみることが大切です。

例えば、新しい趣味を始めてみたり、行ったことのない場所に足を運んでみたりするだけでも、人生に新しい風が吹き込まれます。

 

また、誰かに頼ることも忘れないでください。

信頼できる人に自分の気持ちを話してみるのも、大きな助けになります。

 

「人生を楽しめていない」と感じるとき、それは自分の中の本当の声が聞こえ始めているサインです。その声を否定せず、大切にしてください。

あなたがこれから歩む一歩一歩が、必ず未来を変えていきます。

「今のままの自分じゃダメだ」と思う必要はありません。そのままのあなたで、十分に価値があります。

 

このような記事を読んでくれたということは、あなたの心は人生を楽しむ準備を始めようとしているのかもしれません。

このまま焦らずに、自分のペースで歩いていきましょう。

 

 

【その気持ち、抱え込まなくて大丈夫です】

「ずっと誰にも言えなかった気持ち、抱え続けていませんか?」
「こんなことで相談してもいいのかな…」そんなふうに思う必要はありません。
あなたの気持ちを、誰にもジャッジされずに安心して話せる場所をご用意しています。
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Posted by poche