「辛い」「したくない」「嫌」と思っていい!
こんにちは。心理カウンセラーPocheです。
今日のブログは、過去に反響のあったツイート「辛い・したくない・嫌ということに罪悪感がある」について。
※今回のブログは音声サイト【>>Voicy】でも配信しています。
「辛い」と思えますか?
あなたは「辛い」、と感じることはありますか?
……おそらくほとんどの人が「はい」と答えるのではと思います。
では「辛い」と思うことに、抵抗を感じることはありますか?
……この質問に関しては、「はい」と「いいえ」が分かれるところかもしれませんね。
「いいえ」と答えた人は、そのままで大丈夫ですよ。
辛いというのは、自然な感情ですから。そう感じた時には無理しないようにしたり、「辛くない方」を選んでいきましょう。
「はい」と答えた人は、なぜ「辛いと思うのがダメだと感じるのか」について考えてみましょう。
弱音を吐いてはいけないと思う、もっと辛い人がいると思うなど、…いろいろな理由が出てくるかもしれませんね。
でも、本当は辛いに
大きいも小さいも関係ありません。
もっと辛い人がいても、辛いと思って良いのです。
辛さは人と比べられませんし、環境や状況も人それぞれ違いますから、あなたが「辛い」と思えば、「辛い」でいいのです。
したくない、嫌だと言えますか?
あなたは何かする時に「したくない」と思ったり、誰かに対して「嫌だ」と思うことがありますか?
そう思うことに抵抗を感じたり、そんな風に思う自分を変えたいと思うことはありますか?
……実は、「したくない」と思うことも「嫌だ」と思うことも、どちらも大切な感情です。
だからそう思う自分を責める必要は無いし、そんな自分を変えようとしなくても大丈夫なのですよ。
「したくない」には、ちゃんと理由があるはずです。
これまでの経験から「したくない」と判断することもあるでしょう。
「したくない」と思うのはわがままなのでは、逃げなのではと自分を責めてしまう人もいますが、時間も体力も限りがありますから、「したいこと」のために温存していると思って良いのですよ。
時間も体力も、どうせなら「したくないこと」ではなく「したいこと」のために使いましょう。
……とはいえ大人になると、したくないけど「どうしてもやらなきゃいけないこと」も出てきますよね。
したくないけれど「どうしてもやらなきゃいけないこと」があるのなら、「やるメリット」を3つ以上書き出してみてください。
人の本能として、メリットとデメリットを比較した時に、メリットの方が大きいと納得できれば行動しやすいですから。
「嫌」と思ってもいい
「したくない」と同じように、あなたが「嫌だ」と感じることにも、ちゃんと理由があります。
嫌という感情は、多くの場合「あなたを守るため」に働きます。
「嫌」という感覚を麻痺させたら、あなたを傷つける危険な環境・危険な人に近づいてしまうリスクもありますから。
だから、嫌なものは嫌でいいのですよ。
離れられるものからは、どんどん離れておきましょう。
嫌なものから離れることは、あなたを守るための大切な選択肢の1つです。
「心が狭いのでは」「冷たいのでは」と思い悩む人もいますが、そんなことはありません。
嫌な人と無理して仲良くしたり、嫌なことを無理して頑張るのだとしたら、それこそ「自分自身に対してとても冷たい」と思いませんか?
わざわざ相手を攻撃しなければ、それで十分です。
「辛い」「したくない」「嫌」と思って大丈夫。
そう思ってしまう自分を責めないでくださいね。どれも生きていく上で、必要な感情ですから。
……「頭ではなんとなくわかったけれど、やっぱり自分を責めてしまう!」という方は、現在発売中の書籍「あなたはもう、自分のために生きていい」のチャプター1がお役に立てるはずです。
※子どもの頃にあまりいい思い出がない……という方は、チャプター3からお読みいただくことをおすすめします。