「人が嫌いなわけじゃないけれど、誰とも会いたくないし話したくない時がある」あなたへ
こんにちは。心理カウンセラーPocheです。
今日のブログは、過去に反響のあったツイート「人が嫌いなわけじゃないけれど、誰とも会いたくないし話したくない時がある」について。
※今回のブログ内容は音声配信サイト【>>Voicy】でも公開しています。
ひとりは好き?嫌い?
これから5つの質問するので、心の中で答えてみてくださいね。
- あなたは、自分の気持ちを誰かに話すのが好きですか?
- 誰かの気持ちや考えを聞くのは、好きですか?
- 誰かと一緒にいるのと、ひとりで過ごすのでは、どちらの方が落ち着きますか?
- のんびりしている時と何かしている時では、どちらの方が安心しますか?
- 辛い時、誰かに話を聞いてもらいたいですか? それともひとりになりたいですか?
ここでお話ししたいのは、「どちらが良い・悪い」ということではありません。
冒頭のツイートで「人と会うのが嫌になったり、人と話したくなくなる」ことがあるとお伝えしましたが、それがダメだというのではありません。
会うのが嫌なら嫌でいいし、話したくないなら話さなくてもいいのです。
大切なのは、
何が自分に合うかということ。
あなたは何をしたくて、何を求めていて、何をしている時がラクなのかということなのです。
頑張ると無理、の境界線
ここ最近増えているご相談の1つに、「まだ頑張れる」と「無理」の境界線が分からないというものがあります。
どこまで頑張れるのかということや、「ほどほど」というのが分からず、限界まで動き続けて倒れてしまうという方が増えています。休みたいけれど、これは甘えなのではないか、逃げなのではないかと自分を追い込んでしまう人もいます。
頑張ると無理の境界線を知るためのヒントは、自分の傾向に隠されています。
100人いたら、100人に同じ境界線があるわけではありません。
同じような状況下においても、ある人はもう限界ギリギリかもしれないし、ある人はまだまだ頑張れるかもしれないし、また別のある人はすでに倒れてしまっているかもしれません。
重要なのは、自分にどのような傾向があるのかを知っておくこと。
自分のことが分かってくると、「もう限界!」の前に休むことが出来るようになります。
例えば、「心を元気にする方法」もひとりひとり違います。
外に出て体を動かして元気を回復する人もいれば、家でのんびりする方が元気になる人もいます。
たくさん笑って元気を回復する人もいれば、思いっきり泣くことで元気を回復できる人もいます。
人と会うことで元気を回復できる人もいれば、ひとりの時間を持つことで元気を回復できる人もいます。
誰かに会うことで元気になれる人が「今は誰とも話したくない…」と思うなら、「もう限界!」のサイン。好きなことができないほど、今は疲れているということです。
「自分はどうしちゃったんだろう…」「早く前の自分に戻りたい」と焦ってしまうかもしれませんが、とことん休めばまた誰かに会いたくなるから大丈夫ですよ。
「誰かに会いたい!」と思えるまで、休んでみましょう。
「あー誰かに会いたい! 話したい!」と我慢できなくなった時が、心と体が回復したサインです。
そもそも誰かに会うのがストレスで、ひとりで過ごす方が好きな人は「人と会うのは最小限」にするのがおすすめです。
どうしても会わなきゃいけない時には、「誰かに会うことと、+休む(ひとりの時間をつくる)」をセットにするといいですよ。
「ひとりが好きな自分は暗いのでは」「おかしいのでは…」「みんなにどう思われるか気になる」と悩まれる方もいますが、大勢で楽しめるのは良くて、ひとりが好きなのは悪いなんてことはありません。
それに実は、周囲に言えないだけで「ひとりが好き」な人は案外多いです。あなただけではないので安心してくださいね。
誰とも会いたくない時もあるし、誰とも話したくない時もあります。
誰かと会ったり話したりするのが好きなのに「今はしたくない」のだとしたら、今あなたがそれほど疲れているという1つの目安になりますし、
そもそも誰かと会ったり話したりするのが好きではないのなら「それがあなた」ということ。
「こんな自分を変えなきゃいけない」、なんてことはありません。
誰かから「あなたのここを変えた方がいい」と指摘されることもあるかもしれませんが、誰かに言われて自分を変える必要はないのです。
「変えた方がいい」という人は、アドバイスをするだけで、あなたの人生を助けてくれるわけではありません。
自分を変えるのは、あなたが「自分のここを変えたい」と思った時だけで大丈夫。あなたの人生なのですから。
……「そうはいっても他人の指摘やアドバイスが頭から離れない」という人もいるかもしれませんね。
このような場合については、過去の出来事が心にひっかかったままで前に進めなくなっていたり、疲れやストレスから一時的に自己肯定感が低くなっている可能性もあります。
このような方は、現在発売中の書籍「あなたはもう、自分のために生きていい」のチャプター3がお役に立てるのではと思います。
今よりも自分を責める回数が減らせるはずです。