「こんなに頑張っているのに…」認められない、報われない、うまくいかないと感じるあなたへ
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
頑張っているのに報われない。
どうして自分だけがこんな思いをしなければならないのか、誰もわかってくれない。
そんな気持ちに、胸が締めつけられることはありませんか?
一生懸命やっているのに結果が出ないとき、自分を責める声が心の中に響いてしまうこともあるでしょう。
「もっとやらなきゃ」
「私が悪いんだ」
「みんな、もっと頑張ってる」
そんな言葉で、さらに自分を追い込んでしまう方も少なくありません。
子どもの頃にこのような言葉をかけられてきた人ほど、大人になった自分に「同じような言葉」をかけてしまいがちです。
でも、うまくいかないときがあるのは、あなたが頑張っていないからではありません。
この記事を通して、そのことが少しでも伝えられますように。そう願いながら書き進めていきます。
「こんなに頑張っているのに…」と感じるあなたへ
これだけ頑張っているのに、うまくいかない。
みんなはできているのに、自分だけが取り残されているように感じる。
そんなふうに感じる時、心は焦り、不安はどんどん膨らみます。
毎日を懸命に生きているあなたへ
まずお伝えしたいのは、「よくここまで頑張ってきましたね」ということです。
思うようにいかない日々のなかで、気づけば自分を責めてしまったり、
「もっと頑張らなきゃ」「私はまだ足りないのかもしれない」「やっぱりダメなんだ…」と落ち込んだり、不安になったり…。
こんなふうに感じてしまうのは、決して珍しいことではありません。
けれど、努力することと自分を責めることは、本来まったく別のものです。
結果だけに目を向けて「私は足りない」と感じてしまうと、とても苦しくなります。
結果に至るまでに、「そこまで頑張ってきたこと」があるはずです。そしてあなたは、それを誰よりもわかっているはずなのではと思います。
過去の経験から生まれる「思い込み」
子どもの頃から「もっと頑張りなさい」「ちゃんとしなさい」と言われ続けた方も、もしかするといらっしゃるかもしれません。
頑張るだけではダメだったり、結果を出さなければ認めてもらえないと、「結果が全てだ」と無意識に思い込んでしまうことがあります。
でも、それは性格ではなく、これまでの環境がそうさせたもの。
本当は「頑張った過程」を認めてもいいのです。
そう気づくだけでも、少し心が軽くなることがあります。
頑張ることと自分を責めることを、そっと切り離してみましょう。
そして自分を責める代わりに、こんなふうにやさしく自分に声をかけてみましょう。
・今日もよく頑張った。
・ここまで続けられているだけで十分すごいよ。
・頑張ったことは、絶対無駄にならないからね。
こうした言葉は、あなた自身を労わる大切なセルフケアになります。
また、小さな喜びやできたことをノートに書き留めていくのも良い方法です。振り返るたび、歩んできた道のりと、確かに積み重ねてきた自分に気づけるでしょう。
報われないと感じるときこそ
どんなに頑張っていても、ひとりでは気づけないこともあります。
自分で自分を認める。
…たしかに、それができればベストですが、「人に認められた経験」が十分にない場合、それが難しいこともあります。
「人に認めてほしい」という気持ちが満たされていない場合には、「自分を認めること」に虚しさを感じることもあります。
そんな時は、誰かに話してみることも、とても大切です。
人に受け止め、認めてもらうことで、「自分で自分を認める」という土台がつくられるからです。
安心できる誰かに話すことで、「もっと頑張らなきゃ」と思わずにいられる時間が、少しずつ増えていくはずです。
メールカウンセリングのように、気持ちをやさしく受け止めてもらえる場所も、あなたにとって力になるかもしれません。
あなたの努力には、ちゃんと意味があります。
報われないと感じる今の気持ちも、決して無駄ではありません。無駄な過去も1つもありません。
結果だけがすべてではなく、そこまでの過程もまた、あなたが積み重ねてきた尊い時間です。
でもこれは、「だから頑張れ」「努力し続けろ」という意味ではないのです。
この記事を読んでくれているような人は、「過去に何かを頑張ってきた」人たち。だからこそ今はまず、「過去の自分の頑張り」を認めて欲しくてこのようなお話をしました。
すぐに自分を認めようとしなくても大丈夫です。
まずは「今日も生きている私、よく頑張った」と、静かに認めてあげてください。
そうやって少しずつ、「私は私でいい」と思える日が増えていくはずです。
今日よりも、少しだけ自分に優しくできる明日がやってきますように。
あなたの心が、少しずつでも穏やかに満ちていきますように。