【これって毒親?】親の言葉に悩み続けたアナタが『もっと自由に楽しく生きる』ために
こんにちは。心理カウンセラーPocheです。
今日の記事は、親子問題について。
- 自分らしさを見つけたい。
- 今の自分を好きになりたい。
- 自信をつけて、前向きに考えられるようになりたい。
このように思う事はありませんか?
「毎日そう思ってる…」という人も、いるかもしれませんね。
「変わりたい」「変えなきゃ」そう思いながらも、「何をどうしたらいいのか分からない」という方も多いのではないかと思います。
まずは『今の自分』を
信じてあげてください。
「できない」「変われない」と思わせているのは、あなたの過去の記憶です。
子どもの頃のつらい記憶が、「どうせ無理だよ…」とあなたを引き留めているのかもしれません。
でもあなたは、大人になりました。
子どもの時のように、『親が絶対』ではありません。
学校に通わせてもらう必要も、ありません。
成人していれば家から出て行っても良いし、連絡を断ってもいいし、ご飯だって自分で用意できます。
今のあなたには、親に頼らずに生きていく方法があるのです。
もしかして、
うちの親って…
という小さな違和感を「なかったこと」にしないでください。
「自分が我慢すればいい」「気にしなければいい」と思い込んで、あなたの『本当の気持ち』を無視しないでください。
この記事を読んでくれているあなたはきっと、「親がしたことの違和感」に気がついているはずです。
その違和感は、あなたの心を守るための重要なサインです。
どうか違和感を持つことを恐れず、この先を読み進んでみて下さい。
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あなたは『親』に怒りを向けられますか?
ひとつ、質問します。
もし「こんな親じゃなかったら」、あなたの人生はどうなっていたと思いますか?
- もっと好きな事が出来た
- 自分に自信を持って、色々な事に挑戦できた
- 自分を好きになれた
- 自分らしく、のびのび楽しい人生を送れた
「あの時、ああしてくれたら」「あの時、あんなことを言われなければ」・・・怒りに似た気持ちが、湧き上がってくることもあるでしょう。
親に感じた嫌な気持ちや、怒りの気持ちをとことん出し切ってみて下さい。
…できましたか?
ここで怒りを爆発させて、「もう親なんて知らない!私は私の人生を生きるんだから!」そう思えるのならあなたは自力で毒親から抜け出せます。
まずはその怒りにとことん向き合って下さい。
蓋をしてきた自分の気持ちに、寄り添ってあげてください。親を許す・許さないは、もっと後に考えれば大丈夫ですから。
隠れ毒親育ちの罠
毒親問題の解決が難しいのは、『罪悪感』が強い場合です。
さきほど「こんな親じゃなかったら」を考えている時、このような思いが頭をよぎりませんでしたか?
- ふつうの生活はさせてもらった
- もっと酷い家庭環境の子がたくさんいる
- 楽しかったこともあった
- 優しくしてくれたこともあった
「それなりの生活をさせてもらったのに、親に不満を言う自分は親不孝だ」とか、「育ててもらった親の悪口を言うなんて、人としてどうなんだろう…」と自分を責めてしまいませんでしたか?
親に怒るはずが、気がついたら『自分を責めて』親に罪悪感を抱く…。
そうするうちに、「毒親なのかも」「こんな親から離れたい」という自分の気持ちをなかったことにしてしまう。
これこそが、『隠れ毒親育ち』の典型的なパターンです。
あなたはこれまで、このようなことはありませんでしたか?
- 一緒にいる相手が楽しそうじゃないと、「自分といてもつまらないのだ…」と落ち込む
- 話しかけた時にそっけなく対応されると、「自分のことを嫌いなんだ」と思う
- 助けてもらった時、「ありがとう」ではなく「すいません」と謝ってしまう
このように考えてしまうのは、あなたの性格のせいではありません。
過去の親との記憶が、今のあなたを「そう考えさせている」だけです。
親に言われたこと、されたこと、嫌だったこと…
これらを一緒に整理していくうちに、『ネガティブな思い込み』は消えていきます。
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『毒親=悪人』ではない
毒親とは、「子どもにとって毒となる要素を持つ親」の略です。
言葉のインパクトが強烈な事もあり、カウンセリングに訪れる人の多くが「毒親というわけではないのですが…」と遠慮がちにおっしゃります。
でも、毒親=悪人ではありません。
やさしい人で評判だったり、教養があったり…まわりから「良いご両親だね」なんて言われるケースは多いです。
(だから周りに相談しにくくなってしまうんですよね…)
さて。
この記事ではわかりやすく『毒親』という言葉を使っていますが、『毒親かどうか』にこだわる必要はありません。
親が毒親でも、毒親でなくても、あなたが楽しく生きているのならいいのです。
大切なのは『大人になったあなたが、必要以上に苦しんでいないか』どうか。
今のあなたが過去のせいで苦しんでいるのなら、「嫌だった」「つらかった」「だから何とかしたい」と思っていいのです。
「こんなこと思っちゃダメ!」なんて、思わなくて大丈夫。
周りに何か言われても気にしないでください。
だってその人たちは、子どもの頃にあなたがどんな気持ちで耐えて、努力して、笑顔を作ってきたか知らないから。
あなたの本当の気持ちを知っているのは、あなただけ。
過去の辛かった気持ちを救ってあげられるのも、自信を取り戻すきっかけを探せるのも・・・あなただけなのです。
- 失敗した時に、「やると思った!」「やっぱりダメね」など、親の言葉を思い出す
- 何かを決める時に、「親はどう思うかな…」と考えてしまう
- ふとしたときに親の言葉が頭をよぎり、苦しくなる
このように感じることはありませんか?
もしそうなら、今抱えている悩みを解消できるかもしれません。
自信を持てないのも、人を信じられないのも、仲良くなるのが怖いのも、挑戦するのをためらうのも・・・
過去の記憶が、「どうせ自分なんて…」とブレーキをかけている可能性が高いです。
変えるべきは、あなたの性格ではありません。
過去の辛い出来事の捉え方です。
頑張るべきは、自分磨きやスキルアップでもありません。
過去の思い込みを捨てることです。
過去の捉え方を認識する~3つの例
「過去の捉え方を考え直す」と言われても、いまいちピンとこないかもしれませんね。
だってあなたは今まで、「そう思う事」で自分を納得させてきたのですから。疑問を持たないように、心に蓋をしてきたのですから。
そこで具体的な例を3つ、ご紹介します。
※実際の相談内容ではありません。ご安心ください。
【A子さんの場合】
A子さんの両親が不仲になったのは、小学校4年生の頃。
父親の不倫が原因で一時は離婚するかという話になりましたが、「A子さんがいるから」と言う理由で両親は離婚しませんでした。
A子さんは今42歳ですが、今になっても忘れられない言葉があります。
それは、母親からの「あんたのせいで離婚できなかった」「お父さんが変わってしまったのは、あんたのせいだ」「あんたさえいなければ幸せだった」という言葉です。
A子さんの場合は、母親の一言から以下のような『思い込み』をもってしまった可能性があります。
「離婚したのは私のせいだ」
⇒離婚しなかったのは親の意思です。「子どものせい」するケースの多くが社会的な体裁、金銭的な問題など、親の事情によるものです。
「自分だけ幸せになっていいのだろうか…」
⇒両親の不仲の原因が、自分だと思い込むことによる弊害です。親と離れることに、強い罪悪感を持つこともあります。
【Bさんの場合】
Bさんの両親は、子どもの頃から「○○しなさい」「○○しちゃだめ」というコントロール型の毒親。
Bさんが何か意見を言うたび「そんなのは甘い」「それじゃやっていけない」と怒り、最終的にはいつも親の言うとおりにしてきました。すると大人になったBさんは、疲れても休めない、しんどくても頼れない、甘えたくても強がってしまう、好きなのに近づくのが怖い…と悩みを抱えるようになりました。
だけど誰にも本音を言えず、嫌な仕事も断ることができませんでした。
Bさんの場合は、以下のような『思い込み』をもってしまった可能性があります。
「もっとちゃんとしなきゃ」
⇒いつも全力で頑張らなければいけないと思い込み、「休む」ことに強い罪悪感を持ちます。無意識にまわりにも同レベルの頑張りを求めてしまい、「自分ばかり頑張っている」「アノ人は何もしていない」とイライラしてしまうことも…。
「嫌でも断れない」
⇒親の「イイコ」を演じ続けていると、「断ると嫌われるのではないか」「見捨てられるのではないか」という恐怖を抱きやすくなります。自分の限界を超えても断れず、ストレスをためて体を壊してしまうケースが多いです。
【Cさんの場合】
Cさんの親は、子どもを褒めるタイプではありませんでした。
テストで100点をとっても「まだまだ」、何か達成しても「調子に乗るな」「天狗になるな」と言います。そのくせ出来ないことがあると「なんでこんなことも出来ないの!?」「何回言ったら分かるの!?」と怒るのです。
大人になったCさんは、まわりから「すごいね!」と褒められても喜べません。それどころか「この人は本当にそう思っているのだろうか…何か裏があるのでは…」と疑ってしまうようになってしまったのです。
Cさんの場合は、以下のような『思い込み』をもってしまった可能性があります。
「これくらいで喜んじゃダメだ」
⇒目標を達成できても、自分で認められません。何か出来ても「これくらい当たり前」「みんなできてる」と、喜べません。
「自分は何をやってもうまくいかない」
⇒失敗した時に、必要以上に落ち込みます。子どもの頃に親から言われた「ダメな子!」「なんでこんなことも!」といった言葉を思い出し、過去の失敗を紐づけて「何をやってもダメなんだ」と自分を責めて追い込みます。
毒親相談
毒親なのだろうか……と悩んでいる方は、多いです。
「毒親っぽいなぁ」と思いつつ確信が持てず、どう一歩を踏み出していいか分からない方もいらっしゃるでしょう。
育ててもらった感謝や罪悪感から「毒親」という言葉に抵抗を抱く方も少なくありません。
「毒親ではないけれど、親の言葉が今も影響している気がする」というケースも多いです。
大切なのは「親が毒親かどうか」ではなくて、親がどのようにあなたに影響を及ぼしているかということ。
「こんなことを言われた」「こんなことが日常茶飯事」「こんな言葉が頭をよぎる」、だけど誰にどう相談していいか分からない。
このような場合は一度、ご相談ください。
今の悩みに『親が影響しているのか』を知ることで、今よりもっとラクに生きられるようになりますよ。
Poche