【またか…】パワハラを受けやすいのはこんな人!5つのタイプとその対策
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
今日お伝えするのは、職場問題で一番相談の多い『パワハラ問題』について。
- 何度か転職を繰り返しているが、毎回パワハラにあう
- 自分は、パワハラにあいやすいと思う
- 自分だけ、キツく言われているような気がする
もしかしたらあなたは「パワハラする人のいない職場に変わりたい!」、そう悩んでいるかもしれません。
…残念ながら、どのような職場にも「パワハラする人」は必ずいます。
しかもパワハラをする人は、本能レベルで相手を選びます。
「この人だ」とロックオンしたら、相手の事情なんてお構いなしに攻撃を仕掛けてくるのです。
「パワハラを我慢しろ」、というのではありません。
「パワハラ相手は変わらないからアナタが変わりなさい」と言うつもりも、ありません。
「パワハラをされる方が悪い」なんて、全く思いません。
私個人としては、転職や部署移動などで『パワハラ相手と離れる』のが一番だと思っています。
でもきっと、「今すぐは無理!」という方がほとんどですよね…。
だからこそ『自分のダメージを減らす方法』を知っておいて欲しいなと思います。
「どうしてパワハラにあってしまうのだろう…」と悩んでいる、アナタのヒントになりますように。
これから新しい職場を探す方には、「攻撃されないための防御」になりますように。そう願って書き進めていきます。
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パワハラにあいやすい人『5つのタイプ』
パワハラ被害にあいやすい方には、いくつかのタイプがあります。
あなたは、どのタイプに一番近いでしょうか?
1│文句を言えない・断れない人
- 仕事を断れない
- 自分の意見を言えない
- なんでも「はい!」で受けてしまう
「何を言っても言い返してこない」と分かると、相手の要求はますますエスカレートします。
「これくらいなら…」と思って引き受けているうちに、どんどん頼まれるようになって、自分のキャパオーバーになってしまった経験はありませんか?
断われない雰囲気をつくられている…そう感じたことは、ありませんか?
これは『イエスのメンタルセット』と呼ばれている、ビジネステクニックの一つ。
簡単なお願いに「イエス(=はい)」と答えているうちに、難しい問題も「イエス(=はい)」と答えてしまうようになる心理状態のことです。
「もともと断るのが苦手で…」という方も、いらっしゃるかもしれませんね。
その場合には、『主張的反応』という自己表現方法が効果的です。
自分のことも相手のことも配慮する方法なので、コミュニケーションを円滑に進められます。
<場面>
上司から「この仕事、ついでにやっといてくれる?」と言われた場合。
■攻撃的主張 ⇒人間関係がこじれやすい
『忙しいので出来ません!』
『なんで私なんですか?』■非主張的反応 ⇒パワハラに繋がりやすい
『あ、はい…』
『わかりました!(本当は時間がないよ~)』■主張的反応
『今日は別の仕事を抱えていて難しいですが、明日でも大丈夫ですか?』
『今は別の作業をしているので、15時以降になってもよろしいでしょうか?』
2│おとなしい・真面目・優しい人
- 嫌な仕事を頼まれても、ニコニコしている
- どんな時も、基本的に笑顔
- イライラを表に出さない
- カチン!ときても、怒らない
パワハラしてくる人も、少なからず「やってはいけないことをしている」という意識を持っていることが多いです。
だから「パワハラしても騒ぎ立てない」おとなしい人を選びます。
パワハラ相手は、あなたが普段どのように人と接しているかを観察しています。
「何をしても怒らない人」だと分かると、「イライラをぶつけても平気な人」とインプットされてしまうのです。
その他、真面目で仕事を断れないと分かると「アノ人に任せておけばいい」と仕事を押し付けられることも。
「真面目」や「やさしい」といった、あなたの長所を逆手に取られてしまうパワハラのパターンです。
このようなケースは『初頭効果(=第一印象)』による影響が大きいので、上司の印象を変えていくのが効果的。
相手があなたに抱いている印象を変えるだけで、攻撃が和らぐこともあります。
3│自分に自信がない人
- コミュニケーションが苦手そうな人に、「だから嫌われるんだよ」と言い放つ
- 仕事を丁寧にゆっくりこなすタイプの人に、「遅い!もっと急げ」と急かして焦らせる
- 大人しい性格の人に、「暗い」「もっと明るく出来ないの?」と責めたてる
このように、どこをどう攻撃すればあなたがダメージを受けるのかパワハラ相手は本能レベルで見抜きます。
パワハラをするような相手は、自分が努力して上に立とうとは思いません。
誰かを傷つけたり劣等感を抱かせて、精神的・肉体的にその人を下に落とし、『自分の方が優れている』と感じようとします。
さまざまな職場でパワハラを受けている人は、「またパワハラされるかも…」という不安が行動や表情に出ていることが多いです。
転職が決まっている、もしくは部署移動を考えている場合は、第一印象をどうつくるかを意識してみてください。
好きな人がミスしても「大丈夫、気にしないで!」とフォローしたくなるけれど、嫌いな人がミスすると「何してるの?」とイラッとしませんか?
それと同じで、第一印象が良い場合と、悪い場合では、「同じミス」をしても相手の反応が全然違うのです。
※第一印象が悪いと思う場合も、その後のコミュニケーションで挽回できる方法はありますのでご安心を。
4│コミュニケーションが苦手な人
パワハラをするような人は、大勢で騒いでいる人や、みんなの中心にいるような人は攻撃しません。
一人でいる人を狙います。
- 「いつも一人だから、他の人に助けを求めないだろう」
- 「こいつを攻撃しても、他の人は手出ししないだろう」
こう考えるからです。
このような場合は、社内に味方を増やすのが効果的です。
とはいえ「人と話すのが苦手」なあなたが、無理に話し上手になる必要はありません。
親近感や信頼感を高める『ランチョンテクニック』や、相手から好意を受けた時に感じる『好意の返報性』など、無理なくコミュニケーションできる方法を試していきましょう。
5│嫉妬・妬み
仕事ができたり、人として魅力がある場合、『嫉妬や妬み』からパワハラにあうことがあります。
パワハラを受け続けた方の多くは自信を失っているため、この事実をお伝えしても「そんな馬鹿な…」「あり得ないです…」とおっしゃることがあります。
でも、先ほど挙げた4つのどれにも当てはまらないなら、あなたに嫉妬して攻撃してきたと思っていいでしょう。
なぜ嫉妬から、攻撃するか?
それはパワハラ相手にとって、あなたが「脅威」になるからです。
理不尽な攻撃をしてくるような人は、自分が努力して成長しようと考えません。
「自分のポジションを奪われるのではないか」という不安を感じたら、「今のうちにコイツを叩き潰しておこう!」と考えるのです。
パワハラを受けている人は、それに気がつかず「もっと頑張らなければ…」と努力します。
でも、あなたが頑張れば頑張るほど攻撃はエスカレートするのです。
このような場合は、相手に「敵ではない」と認識させていくのがいいでしょう。
『PM理論』から上司への対応を考えたり、接触回数を増やして好感度を上げる『ザイアンスの法則』なども効果的です。
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ダメージを減らすなら
冒頭でもお伝えしたように、「パワハラからは逃げていい!」というのが私の想いです。
パワハラ相手は、決して変わらないからです。
・・・とはいえ現実には、そう簡単にいかないことがほとんど。
「いずれ辞める」にしてもあと数カ月頑張らなければいけないとか、「部署移動する」にしてもあと1年頑張らなければいけないとか、色々な事情があるでしょう。
でも、ひたすらに耐え続けるだけでは、いつか限界が来てしまいますよね。
今すぐ辞める決断はできないけれど、なんとか心と体を保ちたいというのなら、カウンセリングで相談したり、信頼できる人に話を聞いてもらうのもひとつの選択肢です。
誰にも話せない、信頼できる人がいないという場合は、当メールカウンセリングもご利用いただけます。
あなたにとって、少しでも負担が軽くなる選択肢を見つけていきましょう。
「実はあなたのせいではないこと」は、本当は多いはずです。
あなた一人がそんなに頑張らなくても、そうまでして背負わなくても、大丈夫なのかもしれません。
Poche