「もう親に振り回されたくない…」「自分の人生を生きてみたい」親との距離に悩むあなたへ
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「もう、これ以上振り回されたくない…」
「できれば、距離を置きたい…」
「でも、そんなこと思ってしまう自分は冷たいのかな…」
親との関係について、そんなふうに思ったことはありませんか?
もしあなたが今、少しでもそんな気持ちを抱えているなら――
まず最初に、どうしても伝えたいことがあります。
それは、
「あなたは冷たい人でも、ひどい人でもない」ということ。
むしろ、ここまで悩み、傷つきながらも頑張ってきたあなたは、とても優しい人なのです。
まずは、そのことを心にそっと置いておきましょう。
それだけで、親への罪悪感や申し訳なさが、少しだけ軽くなっていくかもしれません。
親との関係は想像以上に心に影響を与える
親は、私たちが人生で初めて出会う人間関係の相手です。
だからこそ、子どもの頃に身につけた
「こうしなきゃ」
「我慢しなきゃ」
「嫌われないようにしよう」
といった考え方やクセは、大人になった今も心の中に根強く残りやすいものです。
・顔色をうかがうクセが抜けない
・親の言葉に過剰に反応してしまう
・本音を言うのが怖い
こうしたことで疲れてしまうのは、決してあなたのせいではありません。
むしろ、それほどまでに、一生懸命がんばってきたからこそ生まれる感情なのです。
無理をしないための「心の距離」を意識してみましょう
まずは「線引き」するところから
親が何を言ってきても、
「それは私の問題ではない」「親の思いと自分の思いが違ってもいい」と心の中でそっと線を引いてみましょう。
もちろん、最初から完璧にできる必要はありません。
長い年月をかけて築かれてきた親子の関係は、簡単に割り切れるものではないからです。
それでも、少しずつ「これは私が抱えるべき問題なのかな?」と、自分に問いかけてみてください。
「私は私、親は親」と考えることで、自然と心が少し楽になる瞬間が増えていきます。
まずは、「線引きしてもいいんだよ」と、自分に許可を出してあげるところから始めてみましょう。
できること・できないことを分ける
親の老後や介護、経済的な問題……
とても重く、大きな課題に思えるかもしれません。
でも、すべてをひとりで背負う必要はないのです。
たとえば、
・介護が必要になったら、ケアマネジャーさんや行政のサービスを利用する
・金銭的に厳しいなら、福祉の制度や地域の支援を検討する
自分ひとりでは抱えきれないことは、他の力を借りていいのです。
「親のことは子どもがどうにかするべき」という思い込みが、あなたを苦しめているのかもしれません。
できること・できないことを見極めることは、親を見捨てることではありません。
むしろ、自分を守るためにとても大切なことなのです。
小さな「NO」を言う練習
親に対して、「できません」「今は無理です」とはっきり伝えるのは、とても勇気がいることですよね。
だからこそ、最初はやわらかく、少しずつでいいんです。
たとえば…
「少し考えさせてね」
「今は手が離せないから、また後でね」
そんなふうに、「今すぐは無理だよ」という気持ちを、穏やかに伝える練習から始めてみてください。
小さな「NO」を重ねていくことで、「断ってもいいんだ」「私は私の時間を大切にしてもいいんだ」と思えるようになります。
本音を少しずつ表現することは、あなた自身を守るためのやさしい選択です。
「小さなNO」さえ言えない関係は、心の負担が大きすぎて、いずれ「一緒にいることさえ無理」となってしまいます。
だから、むしろこれは、「親との関係を大切にしたい」と思う人こそ必要な選択ともいえるのです。
罪悪感が出てきたときは
きっと、どんなに距離をとろうとしても、
「それでもやっぱり悪いかな…」と、罪悪感が出てくることもあるでしょう。
でもね、それはあなたが「冷たいから」ではないんです。
それだけ、あなたがこれまで親に一生懸命向き合ってきた証なのです。
だからこそ、「もう無理かも」と感じるようになっただけ。
ここまで十分すぎるほど頑張ってきたあなたを、責める必要なんてありません。
そんなときは、信頼できる人に話してみてください。
「それでいいんだよ」と言ってもらえるだけで、
あなたの心は、そっとほぐれていくはずです。
自分を守る選択をしてもいい
親との距離をとること。
それは決して「冷たいこと」でも「親不孝」でもありません。
「もうこれ以上、自分を犠牲にしない」と決める、あなたの優しさでもあるのです。
無理をしてすべてを抱え込む必要はありません。
できるところから少しずつ、あなたにとって心地よい距離を探していきましょう。
そして、どうしてもひとりでは抱えきれないときは、遠慮なく気持ちを話せる場所を探していきましょう。
Pocheメールカウンセリングも、その一つの選択肢です。
あなたの「もう振り回されたくない」という気持ちが、
これからのあなたを守る、やさしい道しるべとなりますように。