未来の自分を信じる力─不安や迷いの中でも「未来の私がなんとかしてくれる」と思えるようになるために
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「この先、私は大丈夫かな…」
「このままの自分で、いいのかな?」
「今が楽だけど、変わるべき?変えるべき?」
そんなふうに感じることはありませんか?
周りの人は前に進んでいるのに「自分だけ変わっていない」ように感じたり、
みんなは楽しそうなのに「自分だけ楽しめていない」ように感じたり…。
焦りや不安から「何かしなきゃ」と思うのに、同時に「何かする元気もない」…。
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「やらなきゃ」と思うほど体も心も固くなり、ますます動けなくなってしまうのです。
でもそれは、怠けているわけでも、努力が足りないわけでもありません。
むしろこれまで頑張り続けてきたからこそ、心が少し立ち止まりたがっているサインかもしれません。
未来を信じられなくなる理由
まず知っていてほしいのは、「未来の自分を信じられない」ことには、理由があるということです。
その背景には、こんな理由が隠れていることがあります。
- 過去に挑戦してうまくいかなかった経験が強く残っている
- 失敗を責められたり、笑われた記憶がある
- 幼いころから「ちゃんとしなさい」「間違えないで」と言われ続けてきた
- いつも自分より他人を優先してきたため、自己評価が低くなっている
こうした経験は、「自分はきっとまたできない」「未来も同じことを繰り返す」という思い込みを強くしてしまいます。
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「未来の私がなんとかする」!
今が不安になったり、「このままでいいのか」と未来に焦りが出たり…。
この「不安や焦り」がなくなるだけで、毎日はもっとラクに、疲れが溜まりにくくなります。
でも実は…
『自分の未来を信じる力』は、突然湧いてくるものではありません。
日々の中で少しずつ積み重ねる、“安心の記憶”によって育つものなのです。
だからこそ、子どもの頃の家庭環境によって、「自分の未来を信じられる人」と「そうではない人(不安や焦りが膨らみやすい人)」がいます。
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※過去の家庭環境について知りたい場合は、『もしかしてうちの親って、毒親?』もしくは、漫画『相反する思いに悩むあなたへ』がおすすめです。
未来を信じる力を育てるステップ
1. 過去の「なんとかできた日」を思い出す
不安に押しつぶされそうなときは、「あの時もなんとかできた」という経験を思い返してみましょう。
- 期限ぎりぎりでもやり遂げた
- 失敗しても立ち直った
- 落ち込んでも時間とともに回復した
小さなことでもかまいません。
これらはすべて、「今までの私が乗り越えてきた証拠」です。
2. 今日できる「小さな約束」を決める
「未来の自分を信じる」ためには、今日の自分との信頼関係も大切です。
たとえば…
寝る前に深呼吸を3回する
5分だけ散歩する
好きなお茶をゆっくり飲む
こうした小さな約束を守るたびに、「私はやろうと思ったことをちゃんとできる」という感覚が積み重なります。
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3. 未来を“細切れ”で考える
「1年後」「5年後」と考えると不安が大きくなりがちです。
代わりに「今日の夜まで」「今週末まで」のように、近い未来に視点を移してみましょう。
近い未来を一つずつ乗り越えることで、「その先の未来」も自然に信じやすくなります。
あなたはこれまでも、乗り越えてきた
未来を信じる力は、誰にでも本来備わっているものです。
ただ、過去の経験や心の疲れが、その声を小さくしているだけ。
きっとあなたは、これまでたくさんの困難や迷いをくぐり抜けてきました。
それは、未来のあなたにもきっとできるという何よりの証拠です。
「なんだかんだ言って、乗り越えてきた」
「もう無理かもって思いながら、今日まで生きてる」
そんなふうに、過去の不安や焦りを「乗り越えた」今のあなたを強調して、認めてみてくださいね。
誰も認めてくれないと思う時こそ、自分だけは認めてあげてください。
誰も味方がいないなら、「自分が敵になる」ことがないようにしましょう。
それが「未来の自分を信じる」大きなきっかけになります。
今日頑張れない時は、明日の自分にたくそう。
今日はここまでにして、あとは明日の自分に頑張ってもらおう。
そんなふうに、自分の中で小さくバトンを渡していく感覚を持てると、未来の自分は「頼れる存在」になっていきます。
完璧じゃなくていいし、今日全部やり切らなくても大丈夫。
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その積み重ねは、きっとこれからのあなたを支える力になります。
未来の自分を信じることは、派手な目標や努力から生まれるものではありません。
「今日はこれでよし」と自分に言えるやさしさや、次の自分にそっと任せられる安心感―。
その一つひとつが、信じる力を少しずつ育ててくれます。
まずはあなたが、そのことを少しずつ、信じていけますように。