「自分さえ我慢すれば…」自己犠牲症候群から抜け出すための3つの小さなステップ
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「自分さえ我慢すればいい」
「頼まれたことは断れない」
「私が頑張れば、みんなうまくいく」
そんなふうに、自分の気持ちを後回しにしていませんか?
誰かのために頑張れるあなたは、とても優しくて思いやりのある人です。
でも、その優しさがあなた自身を苦しめてしまうこともあります。
今回は、自己犠牲症候群に気づいたあなたが、少しずつ心を軽くしていくための 3つの小さなステップ をお届けします。
自己犠牲症候群とは?
「自分よりも相手を優先しなければ」
「自分の欲求は我慢するのが当たり前」
そういった思い込みから、無理を重ねてしまう状態のことを分かりやすくするため、ここでは“自己犠牲症候群”としてお話ししていきます。
病名ではないので安心してくださいね。
この癖は、過去の人間関係や環境の中で「相手の期待に応えることで愛される」と学んできた優しい人ほど陥りやすいもの。
だからこそ「自己犠牲が良くない」と思うのではなく、
「自分の良さでもあるからこそ、その良さに苦しめられない方法を知っておこう」と思ってみてくださいね。
自己犠牲症候群から抜け出す3つの小さなステップ
1. 「私の気持ちも大切にしていい」と自分に許可を出す
これまで頑張り続けてきたあなたに、まずはこんな言葉を贈ります。
「自分を優先することは、
決してわがままではありません」
相手を思いやるのと同じくらい、あなた自身の気持ちも大切にしていいのです。
むしろ、あなたが「自分を優先すること」を相手がよしとしないなら…
それこそ「相手のわがまま」なのです。
許可を出すための小さなステップ
- 今日1日だけ、自分が「したいこと」を優先してみる
- 断るのが怖いときは、「一度考えてから返事するね」と伝えてみる
- 「少しずつでいい」と思うことが、最初の一歩です。
2. 「NO」を伝える練習をしてみる
でも、あなたがすべてを引き受ける必要はありません。
そして、もし今は「NO」と言えなかったとしても、大丈夫です。
これまで頑張ってきたあなたが、簡単に断れないのは当たり前のこと。
それだけ相手や周りを大切に思ってきた証なのです。
だからこそ少しずつ、「NO」と伝える練習から始めてみましょう。
小さなステップ
- 断るときは「ごめんね、今は難しい」と短く伝える
- いきなりすべてを断とうとせず、まずは気心の知れた相手から練習
- 「NO」と言えたときの安心感は、思った以上に心を軽くしてくれます。
3. 「私が頑張らなくてもいい」状況を作る
「私がやらないと迷惑がかかる…」
「私しか、できる人がいない」
そう思って頑張りすぎていませんか?
もちろん、乳幼児の育児や介護など、どうしても自分がやらざるを得ない状況もありますよね…。
でも、「あなたしかいない」と思えるような状況だからこそ…
心も体も限界まで頑張ってきたあなたを、まずは労ってあげてください。
ただ…
どんなに責任感が強い人でも、ずっと一人で背負い続けることは本当に苦しいことです。
一人で背負いすぎない工夫
- 家族やパートナー、周りの人に小さなことからお願いしてみる
- 1日の中で5分だけでも「自分のための時間」を確保する
- 行政サービスや外部の支援を使うことに「頼ってもいい」と許可を出す
- 仕事や家庭で、他の人に小さなことをお願いしてみる
- 自分が抜けても大丈夫な場面を、意識して探してみる(試しに1回やってみる)
- 「私がいなくても大丈夫だった」体験が、心の荷物を少しずつ下ろしてくれます。
私がやらなきゃ」と思ってしまうのは、それだけあなたが大切に思う存在がいるから。
でも、その優しさを続けるためにも、あなた自身の心と体を守る工夫が必要です。
さいごに
あなたは、これまで本当によく頑張ってきました。
でも、もうこれ以上自分をすり減らしてまで人を支える必要はありません。
まずは「自分を優先してもいい」と思うこと。
その一歩が、あなたの心を守る大切な始まりです。
そして「ひとりで考えるのは難しい」と感じたときは、いつでもPocheメールカウンセリングを頼ってくださいね。
あなたが「私のままでいてもいい」と思える関係が、少しずつ増えていきますように。