「また拒絶されるかも」信じたのに傷ついたあなたへ──もうひとりで頑張らなくていいんです
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
今日の記事は「人を信じたい。でも、もう信じるのが怖い」と感じているあなたに伝えたいことです。
「もう誰にも頼りたくない」
「頼ったのに、受け止めてもらえなかった」
「信じたのに、突き放された」
そんな経験があると、「もう二度と人に頼るのはやめよう」と思ってしまうことがあります。
でもそれは、あなたに「信じる心がない」のとは違います。
信じる心があったからこそ、信じたからこそ…
「信じたのに裏切られた」と感じるような出来事が、あなたの心を深く傷つけてしまったのです。
傷ついたのはあなたが本気だったから
「人を信じよう」
「人に頼ろう」
…と言われることがあります。
でも、人を信じたり、人に頼るって、そう簡単なことではありません。
むしろ、「本気で誰かを信じたい」と思ったからこそ、その信頼が壊れたとき、あなたの心は深く傷ついてしまったのではないでしょうか。
「重たいって思われたかもしれない」
「迷惑だったのかもしれない」
「もう誰にも頼れない」
そんなふうに、自分を責めてしまうかもしれませんが……あなたが悪かったわけじゃありません。
むしろ、あなたは「誰かを信じよう」とした。
それだけで、あなたの中には人を信じる力がちゃんとある、ということが分かります。
裏切られたと感じたのは、あなたの問題ではなく「相手側」の問題なのです。傷つくあなたが悪い、ということは決してありません。
まずは、その事実をどうか忘れないでくださいね。
頼ったあなたが間違っていたんじゃない
たとえ「頼っていいよ」と言われたとしても、実際に頼ったときに冷たくされたり、拒絶されたりしてしまうと、「やっぱり頼るべきじゃなかった」と思ってしまいますよね。
でも、それはあなたのせいではありません。
その時の相手に、受け止める余裕がなかっただけかもしれません。
「頼って」と言うには、その言葉に伴う責任があるということを、もしかしたら相手が理解できていなかっただけかもしれないのです。
だからこそどうか、自分を責めないでいてほしいのです。
頼ること=依存ではありません
「人に頼るのは依存なんじゃないか」
「自分でなんとかしなきゃいけないんじゃないか」
そんなふうに思ってしまう方も少なくありません。
でも、そんなことはないんです。
依存は、「この人がいなければ私は生きていけない」と、全てを預けきってしまうこと。
信頼は、「この人なら、いまの私を受け止めてくれるかもしれない」と、心を少し預けてみること。
「人を信じたいのに信じられない」と悩む多くの人は、後者です。
信じて、心を開いて、助けを求めた。
それは、とても立派な“信頼”の行動です。
「もう誰にも頼れない」
「また傷つくのが怖い」
「これ以上、人に嫌われたくない」
そんな思いでいっぱいになったけど、誰かに話を聞いて欲しい。
そんなときには、「第三者」に相談するのも1つの手段です。主治医はもちろん、カウンセラーなど、「身近ではない誰か」に相談してみても良いのです。
また人を信じても、大丈夫
「信じたら、また傷つくかもしれない」
「今度こそ、本当に壊れてしまうかもしれない」
そんな怖さを抱えているあなたに、私はこう伝えたいです。
それでも、あなたはまた信じてもいい。
なぜなら、あなたの中には、ちゃんと“信じる力”が残っているからです。
一度でも誰かを信じられたあなたなら、また、誰かを信じることができます。
今度は、ちゃんと受け止めてくれる人と出会えます。
その一歩を、焦らなくていい。
ゆっくり、あなたのペースで踏み出せばいい。
必要なときに、必要な分だけ、頼ってもいいんです。
最後に
「もう、誰も信じたくない」
「もう、誰にも頼りたくない」
その気持ちは、あなたがどれだけ傷ついてきたかを物語っています。
でも…あなたが一度でも、誰かを信じようとしたこと。
その心は、間違いなんかじゃないんです。
あなたが、また安心して誰かを頼れる日がきますように。
そのとき、「頼ってよかった」と思える関係に出会えますように。
この記事を読んでくれている方の中には、医師やカウンセラーから「もう信じない」と思うほど傷つけられてしまった方もいるかもしれません。
私の元にも、「最後の希望をかけてここに来た」「カウンセラーさんを信じられない」と正直に打ち明けてくださる方が、たくさんいます。
でも、そのような方でも、「Pocheさんなら信じられる」とおっしゃってくださいます。…つまりそれは「その人に信じる心がない」のではなく、「今はまだ信じられる人が近くにいなかっただけ」なのです。
否定されないという安心感を得たとき、人は再び、信じられるようになっていきます。
そして「信じられる人」「信じられる場所」が1つでもあるということは、それだけでも心強いものなのです。
何かあったら、聞いてもらえる。
迷ったら、一緒に考えてもらえる。
そんな場所があるだけで、一歩踏み出せることがあります。
「話したいけど、怖い」
「聞いてもらいたいけど、不安」
もしあなたもこのような気持ちを抱えているなら、Pocheに話してみてください。
一緒に過去の傷を乗り越えていきましょう。まだ乗り越えられないと思えば、ゆっくりと一緒に歩んでいきましょう。