頑張り続けるあなたへ—休むのは悪いことじゃない。何もしない時間を自分に許す練習
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
今日お話ししたいのは、ふとした瞬間にこんな気持ちになるあなたです。
「何もしないと怠けている気がする」
「ぼんやりしている自分が、なんだか嫌だ」
「もっと頑張らなくていいのかな…」
このように感じるのは、決して悪いことではありません。
このような不安や罪悪感は、これまで頑張ってきたからこそ、生まれるものだからです。
けれど、ずっと頑張り続けるのは、やっぱりとても疲れてしまいますよね…。
そこで今日は、「何もしない時間」に少しずつ慣れていくための方法をお伝えできればと思います。
自分を責めていませんか?
頭では「休んだほうがいい」とわかっていても、
いざ何もせずにいると、どこか落ち着かない…そんなこともあるでしょう。
頑張り続ける日々の中で、「止まる」ことはとても勇気がいるものです。
でも、だからと言って、「私はダメだ」と自分を責める必要はありません。
休むことに抵抗が出るのは、それだけずっと気を張って、休む間もなく走り続けてきた証なのです。
疲れを感じるのは、あなたが怠けているからではなく、「そろそろ少し休もうね」という心からのサイン。
「頑張りたいのに頑張れない」と感じることもあるかもしれませんが、それは「つい頑張ってしまうあなた」に、体が強制的にストップをかけてくれているのかもしれません。
休むことは悪いことではなく“次への準備”
スマートフォンも充電しなければ動かなくなるように、
人もエネルギーが切れてしまうと、心も体も動けなくなってしまいます。
休むということは、決して怠けではありません。
むしろ、次に進むための大切な「充電時間」です。
「休んでいいよ」
「今は立ち止まっても大丈夫」
そう自分にやさしく声をかけてあげるだけで、少し心が緩むことがあります。
どうしてもそう思えないような時は、
「頑張るためには、休むことも大事」「頑張りたいからこそ、休んでみよう」と捉え方を変えてみたり、「頑張りすぎて倒れた方が、大変だよ。もっと頑張れなくなっちゃうよ」と自分に伝えてみるのもおすすめです。
今日から始められる「休む練習」
とはいえ、急に「何もしない」を受け入れるのは難しいものです。
まずはほんの少しだけ、休む練習を始めてみましょう。
たとえば…
・ほんの3分間だけ、何もせず静かにしてみる
・「今は何もしない時間」と、自分にやさしく伝える
・罪悪感が出てきたら「休むのも私の大切な時間」と言葉をかける
…これだけでも、十分すぎるほど立派な一歩です。
はじめは戸惑うかもしれませんが、少しずつ「休むこと」に慣れていくうちに、心はちゃんと安心を取り戻していきます。
「休む」ことにどうしても抵抗があったり、落ち着かないような時は、「休むこと」を予定に組み込んでしまいましょう。
予定にすることで「休んでしまった…」という罪悪感が和らぎ、「休む」という予定をこなした、「休む練習を達成した」と思えることがあります。
もし、一人で休むのがどうしても落ち着かないときは、「誰かと一緒に過ごす時間」を選ぶのも1つです。
安心できる人と少し話したり、あなたの気持ちを否定せずに受け止めてくれる人にそっと打ち明けたり…。
誰かと一緒にいることで、自然と心がほぐれていく瞬間もきっとあります。
「休むこと」を自分に許すこと
きっとあなたは、長い間、たくさんのことを乗り越えてきたのではと思います。
そうでなければ、この記事をここまで読み進めることはありませんから。
そんなあなたには、「何もしない時間」を過ごす十分な理由と、やさしい権利があるのです。
休むことは、決してサボりでも、甘えでもありません。
それは、自分を大切にするための、やさしい選択です。
「今は休んでいいんだよ」
そう自分に伝えてあげることで、きっと心は少しずつ穏やかになっていくはずです。
焦らなくていいんです。
あなたのペースで、少しずつ。
“何もしない時間”にゆっくり慣れていきましょう。