「休んでばかりじゃダメ?」 何もしない自分にOKを出すための考え方
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「何もしていないと、なんだか落ち着かない…」
「休んでいると、怠けている気がしてしまう…」
「休日に何も予定がないと、時間をムダにしている気がして落ち着かない…」
こんなふうに、「休むこと」に罪悪感を感じてしまうことはありませんか?
「こんなことしていて大丈夫かな…」と焦る気持ちが湧いてくることもあるかもしれませんね。
でも、本当に「休んでばかりいるのはダメなこと」なのでしょうか?
今日は、「何もしない自分」を許せるようになるための考え方をお話しできればと思います。
「休んでいると不安になる…」 その理由とは?
「ゆっくりしている時間は心地よいはずなのに、なぜか落ち着かない…」
そう感じる人は、これまで 「頑張ることが当たり前」 の環境で生きてきたり、無意識のうちに、そう思うクセがついてしまったのかもしれません。
例えば、子どもの頃から「勉強しなさい」「何かしなきゃダメ」と言われて育ったり、仕事でも「成果を出さないと意味がない」というプレッシャーを受けてきたり…。
こうした経験を積み重ねるうちに、「何もしていない=悪いこと」という意識が無意識のうちに染みついてしまうのです。
すると、いざ休もうとすると「こんなにのんびりしていていいのかな?」と不安になり、自分で自分を責めてしまうことがあります。
相談事例:Nさん(30代・女性)のケース
「休みの日に予定がないと、なんだか落ち着かなくて…。
せっかくの休日なのに、『何かしなきゃ』って思ってしまうんです。SNSを開くと、友達が充実した休日を過ごしていて、それを見ると焦っちゃったり。
でも結局何もしないまま1日が終わって、自己嫌悪になります。」
Nさんは、 「休むこと=悪いこと」 という思い込みが強く、休日でさえ「何かしなきゃ」と焦ってしまっていました。
でも、カウンセリングを通して、「休むことも、立派な『すること』の一つなんだ」と気づいたのです。
「これまでずっと、『頑張ることが正しい』と思っていました。
でも、Pocheさんに『休むことも必要なことだよ』と言われて、
初めて『何もしない時間を作ってもいいんだ』って思えたんです。」
「何もしない時間」は、決してムダではない
私たちは、つい「頑張らなきゃ」と思いがちですが、実は 「休むこと」も大事な時間 なのです。
例えば、植物が成長するためには、水や肥料をあげるだけでなく、「土を休ませる時間」も必要ですよね。
それと同じように、私たちも、ずっと動き続けてばかりいると疲れてしまいます。
「何もしない時間」は、心と体を整えるための大切な時間。
決して、「ムダな時間」ではないのです。
「休むことに罪悪感を持たないために」
もし「何もしないと不安になる…」と感じたときは、こんなふうに考えてみてください。
「休むことも、ちゃんと意味のあることなんだ」と。
休むことで、心も体も整い、また次の一歩を踏み出せるようになります。
だから、「何もしない自分」を責めなくても大丈夫。ただ今、休むことが必要なだけなんです。
もし「それでも焦ってしまう…」と思うときは、カウンセリングを通して、「休むことへの罪悪感」を少しずつ和らげていくお手伝いもできます。
休むことも、あなたにとって大切な時間。
安心して、ゆっくり過ごしてくださいね。