「人間関係が続かない…」「親友がいない」それ、本当にあなたのせいですか?
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「人間関係が長続きしない…」
「また関係が終わってしまった…私が悪いの?」
そんなふうに悩んでしまうことはありませんか?
「もっと人と長く付き合えるようにならなきゃ」「私に何か問題があるのかも」と、自分を責めてしまうこともあるかもしれませんね。
でも、人間関係が続かないのはあなたが悪いのではなく、「相手側の問題」だった可能性もあります。
人間関係が続かない理由 を整理しながら、無理なく心地よい関係を築く方法 を一緒に考えていきましょう。
人間関係が続かないのは、あなたのせい?
「友達ができても、気づけば疎遠になってしまう」
「相手と距離を感じると、自分から離れてしまう」
こうした悩みを持つと、「私に原因があるのでは?」と考えてしまうこともありますよね。
でも、カウンセラーとしての経験上、関係が続かないのはあなたに問題があるからではなく、相手との相性や関係性の問題 であることも多いのです。
たとえば、職場で「気が利く人」ほど雑に扱われたり、優しい人ほど「NOと言えない」と思われて頼みごとが増えることはありませんか?結局のところ、 「気にしやすい」「周りに合わせようとする人」ほど、関係に悩みやすい ものなのです。
一方的に依存したり理不尽な要求をするような人、あなたの気持ちを考えない人とは、関係を続けるほどストレスが溜まってしまいます。
また、価値観が合わない相手とは、無理をして付き合おうとすると疲れてしまい、結果的に関係が続かなくなることもあります。
…このような関係を無理に続けようとすると、あなたの心がすり減ってしまいます。
「続く関係」と「続かない関係」の違い
人間関係には、無理せず続くものと、頑張っても続かないものがあります。
たとえば、長く続く関係は、お互いが適度な距離感を保ち、無理をしなくても自然と会話ができるものです。どちらかが一方的に我慢するのではなく、お互いの価値観を尊重しながら付き合える関係は、ストレスなく続いていきます。
一方で、続かない関係には「どちらかが無理をしている」「バランスが取れていない」といった特徴があります。
関係を続けるために努力しすぎたり、相手に合わせすぎたりすると、気づかぬうちに疲れてしまい、自然と距離ができてしまうのです。
もし「人間関係が続かない…」と悩んでいるなら、そもそも続く価値のある関係だったのか? を考えてみることも大切かもしれません。
無理なく心地よい関係を築くには?
「どうすれば、無理せず人と長く付き合えるの?」と悩むこともありますよね。
大切なのは「人との関わり方を変えること」ではなく、自分が心地よい距離感を知ること。
たとえば、「この人とは合わないかも」と感じたら、無理に関係を続ける必要はありません。
気を遣いすぎる相手や、疲れる関係なら、距離を取る選択をしても大丈夫。
長く続けることが正解ではなく、「自分ひとりが無理をしなくても続く関係だけを残していくこと」が、心地よい人間関係を築くコツなのです。
相談事例:「人間関係が続かない」と悩んでいたMさん
Mさん(30代・女性)は、「友人関係が続かない」と悩んでいました。
せっかく仲良くなっても、しばらくすると関係が終わってしまう。「またダメだった…」と落ち込むことも多かったそうです。
しかし、カウンセリングを進めるうちに、「実は、Mさんが自分から無理して関係を続けようとしていた」ことが分かりました。
相手に気を遣いすぎて疲れてしまい、無理に連絡を続けようとしてストレスが溜まり、「続けなきゃ」と思うほど距離を取りたくなる。そんな状態だったのです。
そこで、Mさんが取り組んだのは「本当に心地よい関係だけを大切にすること」。
無理に連絡を取らなくても心が軽い相手、本音を話しても安心できる相手だけを残していくようにしました。
Mさんから届いたメール(カウンセリング4回目)
「Pocheさんと話して、『人間関係が続かないこと=悪いことではない』と気づけました。私に意地悪するような人と、無理して付き合う必要はないんですよね。
今は、無理に関係を続けようとしなくなったぶん、逆に気楽に人と関われるようになった気がします。」
最初は「でも、やっぱり関係を切るのは申し訳ない」と迷っていたMさん。
しかし、いざ距離を取ってみると、「あれ…? 別に困らないし、むしろ気楽かも」と感じたそうです。「切られるかも」「嫌われるかも」という選ばれる側の思考から、「自分で関係を選ぶ」という思考へ。
Mさんの場合は、「自分が無理しなくても続く関係」だけが自然と残り、以前より人間関係のストレスが減っていきました。
「続かないこと」を気にしなくても大丈夫
人間関係が続かないことを、「自分のせい」と責める必要はありません。
むしろ、「続かない関係だった」というだけのことかもしれません。
たくさんの人と深く付き合うことよりも、自分が安心できる相手と、無理なく関わること。
「長続きさせること」よりも、「心地よい関係を選ぶこと」のほうが、ずっと大切です。
あなたが、ストレスのない心地よい関係を築いていけますように。