急に悲しくなる。何もなくても虚しくなるあなたへ：その理由のわからない落ち込み

“心の記憶” が反応している

理由のわからない落ち込みは、「今ここ」の出来事が原因とは限りません。

とても多くの場合、
過去の経験や心に残った感覚が、ふとした瞬間に蘇っています。

引き金になりやすいのは、次のような出来事です。

・小さな頃、我慢することが当たり前だった
・悲しさや寂しさを聞いてもらえなかった
・泣くと怒られた、笑顔でいなきゃいけなかった
・つらさを見て見ぬふりされた
・頑張っても頑張っても認められなかった

こうした経験は、大人になってからも心の奥に残ります。

そして、大人になってから…
似た雰囲気の人に出会ったり、当時を思い出すような出来事があったり、イベントや季節の変わり目など、
ちょっとしたきっかけで、「あの時感じた寂しさ・虚しさ・悲しさ」がひょっこり顔を出すことがあるのです。

厄介なのは、それが「昔のこととして思い出される」のではなく、
“まるで今起きていることのように”心に現れてしまうということ。

今目の前で起きていないはずなのに、心だけが急に沈んだり、重くなったりしてしまいます。

原因がはっきりしないまま「何となく苦しい」「なんか虚しい」「なぜか悲しい」という、感覚だけが蘇ることもあります。

「落ち込むような理由はないのに…」と思うのは自然

ではなぜ、「過去の落ち込み」が今になって出てくるのでしょうか。

これは決して悪い変化ではなく、むしろあなたが前に進んでいる証拠なんです。

心は、本当にしんどかった出来事をそのとき受け止めきれないとき、そっと奥のほうにしまい込みます。

でも…大人になって、少し心が落ち着き、
“今なら整理できるかもしれない” と思えるタイミングになるとしまっていた感情がゆっくりと顔を出してくるのです。

「今のあなたはもう、苦しまなくていいよ」
「そろそろ辛い記憶を、手放しても大丈夫だよ」
と、心が自分自身に知らせてくれている状態。

大人になって心に“安全”ができたからこそ、昔の感情が外に出られるようになったということです。

ずっと我慢してきたあなたの心が「もう少し楽になりたい」と、訴えているのかもしれません。

落ち込みはどう整理する？

こうした落ち込みが厄介なのは、自分では原因に辿りつけないこと。

なぜなら、
・意識では忘れている過去の出来事だったり
・ずっと抑え込んできた感情だったり
・当時は言葉にできなかった気持ちだったり

…そういったものが今の落ち込みとして出てくるからです。

自分ひとりで「どうしたらいいの？」「何が原因なの？」と探しても、なかなか見つかりません。

こういうタイプの落ち込みほど、
安心できる誰かと一緒に整理していくことが、とても大切なんです。

心が昔の悲しさを思い出してしまうときに必要なのは、
・否定されないこと
・弱さを出しても大丈夫な関係性
・ゆっくり話せるペース
・「しんどかったね」と認めてもらえること

この“安全な場所”があるだけで、心は少しずつ緊張をほどいていきます。

落ち込みは「直す」ものではなく、
根っこにある痛みを優しく扱うことで軽くなっていきます。

Pocheメールカウンセリングでできること

Pocheでは、あなたの落ち込みがどこから来ているのかを一緒にていねいに探していきます。

・何に心が反応しているのか
・どんな過去が今の気分に影響しているのか
・心のどこが疲れているのか
・どうすれば軽くなるのか

あなたのペースに合わせて言葉を拾いながら、ゆっくり整理していきます。

もちろん、無理に深堀りしたり、原因を決めつけたりはしません。

理由のわからない落ち込みほど、
ひとりで抱える必要はありません。
誰かと一緒に軽くしていけるものなんです。

「少し話してみたいな…」と感じたときは、どうぞ安心してメッセージを送ってくださいね。

あなたの心が少しずつ、“安心”というあたたかさを取り戻していけますように。

【その気持ち、抱え込まなくて大丈夫です】

「ずっと誰にも言えなかった気持ち、抱え続けていませんか？」
「こんなことで相談してもいいのかな…」そんなふうに思う必要はありません。
あなたの気持ちを、誰にもジャッジされずに安心して話せる場所をご用意しています。
ひとりで考え続けるより、誰かと一緒に整理することで、もっと楽に前を向けることがあります。

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