人に言えない気持ちこそ、「聞いてもらう場所」が必要な理由
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心理カウンセラーPocheです。
「こんなこと言ったらどう思われるだろう…」
「変な人って思われないかな…」
「嫌われるくらいなら、言わない方がいい」
そんなふうに、心の中に浮かんだ気持ちや言葉を、飲み込んでしまった経験はありませんか?
私たちは皆、少なからず「人からどう思われるか」を気にしながら生きています。
特に、優しさや思いやりの深い方ほど、自分の本音よりも相手の気持ちを優先しがちです。
でも…
そうやって抑え込んだ言葉たちは、決して自然に消えていくことはありません。
気づかないうちに少しずつ心に溜まり、「人間関係がしんどい」「なぜかいつも疲れている」と感じるようになることも…。
そしてある日、心のコップから水があふれるように、「もう無理!」と限界を超えてしまうのです。
それは怒りとして出るかもしれませんし、涙や無気力という形で現れることもあります。
「本当は、誰かに気持ちをわかってほしかった」ということなのです。
一人で抱え込まないためにできること

では、そんな気持ちとどう向き合えばよいのでしょうか?
効果的な方法は、2つあります。
ひとつは「紙に書く」こと。
これは、心の中にある気持ちを自分で受け止められる『安心の土台』が育っている方にとても有効です。
ここでいう安心の土台とは、たとえば子どものころに「あなたのままで大丈夫だよ」と温かく受け止めてもらった経験や、自分の気持ちを話しても否定されなかった経験のこと。
ノートに思いのまま書き出すことで、心の中のモヤモヤが少しずつ言葉になり、自分の気持ちを「見える化」することができます。
けれども、「自分の気持ちがよくわからない」「書いても、むなしさしか残らない」と感じる方もいらっしゃいます。
心配しないでくださいね。もしそうだとしても、それは決しておかしいことではありません。
むしろ、小さい頃から「我慢することが当たり前」だった方ほど、本音を言葉にするのがとても難しいのです。
この場合には、もうひとつの方法―
「身近ではない第三者に聞いてもらう」という選択があります。
「誰に話すか」がとても大切
家族や友人には、どうしても話しづらいことってありますよね。
たとえば―
「こんなことを言ったら、どう思われるだろう」
「引かれたらどうしよう」
「こんな気持ち、きっと理解してもらえない」
そんなふうに不安になって、心の奥にしまい込んでいる思いがあるかもしれません。
ときには、人には言えないような、怒りや妬み、悲しみや絶望のような感情を抱えることもあります。
でも、本当は…
そういう言葉こそ、誰かに聞いてもらう時間が必要なんです。
もちろん、簡単に話せることではないと思います。
「もし話して否定されたらどうしよう」
「こんなこと、言っちゃいけない気がする」
そんな不安があるのも当たり前のことです。
だからこそ大切なのは、まったく利害関係のない“第三者”に聞いてもらうこと。
相手が身近な人ではないからこそ、「どう思われるか」を気にせず、本音を言えることがあります。
たとえば、カウンセリングのように守秘義務が守られる場所なら、「否定されない」「変なふうに思われない」という前提があるため、少しずつ心を開いていくことができます。
それは、「誰に話すか」を慎重に選ぶこと。
せっかく勇気を出して話しても、否定されたり、笑われてしまったりすると、それがまた新たな心の傷になってしまいます。
「もう誰にも話したくない…」と、心の扉を閉ざしてしまうきっかけになることもあるのです。
だからこそ大切なのは、
「この人なら、ちゃんと受け止めてくれるかもしれない」
「わかってもらえそう」
そう感じられる人を、自分の感覚で選ぶこと。
本音を話すことは、弱さではありません。
むしろ、「今までたくさん我慢してきた強さの証」です。
これからは、ひとりで抱え続けず、少しずつでいいので、あなたの心の声を外に出してあげてください。
あなたの気持ちは、どんなものでも大切にされるべきものです。
そしてその気持ちを、否定されることなく、安心して話せる場所は、ちゃんとあります。
あなたが少しでも心軽やかに過ごせるように。
そんな場所のひとつに、Pocheのメールカウンセリングもあります。
どうか、ひとりでがんばりすぎないでくださいね。



