「なんで私ばっかり」「私だけ損してる」…小さな我慢の積み重ねを手放してもいい理由
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心理カウンセラーPocheです。
なんで、いつも私ばっかり──
そんなふうに感じる瞬間、ありませんか?
ゴミ出し、会議室の片付け、資料のコピー、ちょっとした雑務…
「誰がやってもいい仕事」なのに、なぜかいつも自分にまわってくる。
頼まれて断れなかったり、誰かがやらないから「仕方なく」やってあげたり。
周りから「助かる!」「気が利くね」と言ってくれることもあれば、
いつの間にか「やるのが当たり前」になって感謝されないケースも珍しくありません。
…そんな状況が続くと、心の中にはモヤモヤが膨らみ、「私ばかり」という不満が広がっていきます。
「優しい人」が損な役回りになりやすい理由
一度「やってくれる人」だと認識されると、そのイメージは簡単には崩れません。
特に、気がつく・動ける・断らない。
…ズルい人たちは、そこを見逃しません。
「優しさ」「断れなさ」を自分のために利用します。
「言えばやってくれるから」
「やらせておけばいい」
そんなふうにして、「優しい誰か」に役割を押し付けることがあるのです。
もしかすると、あなた自身の中に「自分がやったほうが早い」「波風を立てたくない」という思いがあるのかもしれません。
本当はイヤなのに笑顔で引き受けてしまったり、「またか」と思いながらも我慢してやってしまったり…。
そうして積み重なっていく小さな無理が、いつしか「なんで私ばかり」という怒りに変わっていくことがあるのです。
やってもいいけど、「やらなくてもいい」
雑務や役割を引き受けること自体が、悪いわけではありません。
それによって誰かの助けになっていたり、感謝されることもあるでしょう。
でももし、「やりたくない」「なんで私ばかり…」と心のどこかでモヤモヤしているのなら、
その気持ちを見ないふりをするのは、少しずつ自分をすり減らしてしまう原因にもなります。
「自分じゃなくてもいいこと」を、いつも自分が引き受けていると感じているなら…
一度立ち止まって、「これは本当に私の役目なのかな?」と問い直してみてください。
「私の責任じゃないこと」を手放すことは、わがままではなく、自分を守るための大切な一歩です。
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「やらない」という選択肢を持つ
きっとあなたは、人に頼られるのが嫌なのではなく、「都合よく扱われる(そう感じる)」のが嫌なのではと思います。
だからこそ、「それは誰でもできることだよな」と感じたときは、少し立ち止まってみてください。
一歩引いて、「自分がやる必要はある?」と問いかけてみてください。
「やらない」と決めることは、冷たいことではありません。
それは、自分の時間と心を守る行動です。
やらないあなたも、大切にされていい
私たちは、何かを断ったとき、嫌われるんじゃないかと不安になります。
でも本当に怖いのは、無理を続けることで、自分を嫌いになってしまうことです。
この先、長く付き合っていくのは「その相手」ではなく、あなた自身。
だからこそ─
「頼まれても、断っていい」
「やりたくないことは、やらなくていい」
そんな感覚を、少しずつ持てるようになっていけたら素敵です。
いい人をやめても、ちゃんと人に大切にされます。
むしろ、自分を大事にしている人の方が、周りからも丁寧に扱われるようになります。
あなたが、損な役回りからそっと抜け出し、自分の時間と心を、自分のために使えますように。
“やらない”勇気が、あなたを守ってくれます。