どうでもいい人には親切にできるのに… 身近な人に優しくできず悩むあなたへ
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心理カウンセラーPocheです。
「職場や外では笑顔で親切にできるのに、家の中ではイライラして当たってしまう…」
「本当は大切にしたいのに、どうして私は優しくできないんだろう」
「家族やパートナーに本音が言えない…」
そんなふうに感じることは、ありますか?
もし「ある」としても、心配しないでくださいね。
実はとても多くの人が、
「どうでもいい人には優しくできるのに、身近な人にきつく当たってしまう」苦しさを抱えています。
今日は、その理由と心を楽にするためのヒントをお話しします。
なぜ身近な人に優しくできないの?
身近な人に優しくできない理由には、いくつかの心の動きがあります。
ここでは3つの可能性について、お話ししていきますね。
1. 安心できる相手だからこそ
「身近な人に優しくできない」と悩む人の多くは、
「身近な人以外」の場所でものすごく、ものすごく……気を遣っています。
外では「嫌われたくない」「関係を悪くしたくない」と、無意識に頑張って気を張っていることも珍しくありません。
外で頑張った反動が出やすいのが、「身近な相手」。
「多少きついことを言っても見捨てられない」という安心感があるからこそ、つい気持ちをぶつけてしまうのです。
つまりそれは、「それほどあなたが外で頑張っている」証でもあります。
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大切な人に当たってしまうほど、疲労が限界に達しているからです。
2. 外での気疲れが溜まっている
優しい人ほど、外でたくさん気を遣い、笑顔で振る舞い、相手の期待に応えようと頑張っています。
それは、とても素敵なことです。
でも、心のエネルギーは無限ではありません。
外でたくさん消耗してしまえば、帰る頃には 「もうこれ以上は気を配れない」「何かしてあげたい気持ちはあるのに、動けない」 という状態になります。
このエネルギー切れの状態では、
たとえ大切な相手でも、優しい言葉や態度を向ける余裕がなくなってしまうのです。
つまり、優しくできないのは、あなたの性格が冷たいからではなく、ただ心のエネルギーが空になっているだけ。
まずはそのことに気づいてあげることが、心を守る第一歩です。
3. 「わかってほしい」気持ちが強くなる
大切な人だからこそ、「わかってほしい」「察してほしい」という期待が大きくなります。
でも、その思いがうまく伝えられないと、つい不満や苛立ちとして表に出てしまうのです。
本音を我慢してしまったり、わがままが言えなかったり…
素直な気持ちを言えずにたまった「我慢や本音」が、怒りや苛々として溢れ出てしまうことがあるのです。
これは優しい人こそ陥りやすい悩みです。
特に今は、SNSを通して「幸せそうな人たち」がたくさん目に入ります。
「察してもらっている幸せそうな人たち」をみているうちに、
「察してもらえない=自分が大切にされていない」という感覚になってしまうこともあります。
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そんなまっすぐな思いがあるからこそ、「身近な相手」に素直になれないこともあるのです。
心を楽にするための3つのヒント
あなたが身近な人に当たってしまうのは、冷たい人だからではありません。
むしろ、普段から外で頑張りすぎるほど優しいからこそ、エネルギーが残っていないのです。
ここで大切なのは、身近な人に優しくできない自分を責めないこと。
あなたはもう十分頑張っています。
それなのに、さらに自分を責めてしまったら、心はどんどん疲れ果ててしまいます。
大丈夫。
自分を責めるのをやめるだけでも、心のストレスは少しずつ減っていきます。
そして、ストレスが軽くなると、不思議とイライラすることも減り、優しさを取り戻せる余裕が生まれてきます。
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1. 「余裕がない私」に気づいてあげる
イライラしてきた時は、まず自分の心に問いかけてみてください。
「私、今どれくらい疲れてるかな?」
「時間や体力に、余裕がないのかも?」
気づいてあげるだけでも、気持ちが少し落ち着くことがあります。
2. 優しい一言を自分にかける
外で頑張り続けてきた自分に、こんな言葉をかけてみてください。
・「よく頑張ったね」
・「これ以上は頑張らなくていいよ」
・「疲れてるだけで、私は優しい人間」
心に余裕が戻ると、身近な人への接し方も少しずつ変わっていきます。
3. 言葉にする練習をしてみる
大切な人への不満やお願いは、溜め込むほど爆発しやすくなります。
だからほんの少し、「言葉にしてく」ことを試していくのもおすすめです。
「今ちょっと疲れていて」
「しんどいから、これをお願いしたい」
「今日は、ちょっと余裕がない」
「話を聞けないかも」
そんなふうに素直に伝えるだけでも、あなたの心が守られます。
伝えることで、相手が「あなたの気持ち」を尊重してくれるかどうかを確認することもできます。
最後に
身近な人に優しくできないのは、あなたが冷たい人だからではありません。
それは、これまで一生懸命頑張ってきた証です。
「私は私でいい」
「がんばれない日があっていい」
「心を許せる相手がいていい」
そう思える日が少しずつ増えると、大切な人とも穏やかに過ごせる時間が増えていきます。