メンタルを乱す「人間関係リセット癖」の特徴5選
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「またブロックしちゃった…」
「もう連絡取りたくないって、急に思ってしまう」
「なぜか関係を切りたくなる」
こんなふうに、人間関係を“突然ゼロにしたくなる衝動”に駆られたことはありませんか?
一見、「冷たい」「自分勝手」と思われてしまいそうなこの行動ですが…
実はそこには、過去の心の傷や、防衛本能が深く関係していることがあります。
「人間関係をリセットしたくなる」のはダメなこと?
まず最初にお伝えしたいのは、人間関係をリセットしたくなる気持ちは、決して悪いことではないということです。
人に与えられた時間や体力は、無限ではありません。
だから本来は、
すべての人間関係を続けなければいけないわけではないのです。
ときにはリセットが必要なときもありますし、距離を置くことで守れる大切なものもあります。
だから、あなた自身が「人間関係をリセットしてしまう」ことに悩んでいなければ、なんの問題もないのです。そのままで大丈夫。
でも、もし今のあなたが「リセットしてしまう」と悩んでいるのだとしたら…。
なぜリセットしたくなってしまうのか?という背景を知ることが、悩みから抜け出すヒントになるかもしれません。
リセットしてしまう3つの特徴と心理
特徴1:心の距離が急に近づくと、不安でいっぱいになる
親しくなったはずなのに、なぜか急に相手と距離をとりたくなる。
…そんな経験はありませんか?
これは、「親密さへの不安」が関係していることがあります。
誰かと心が近づくほど、「嫌われたらどうしよう」「裏切られるかも」という怖さも強くなってしまうのです。
一見、仲良くしたい気持ちと矛盾しているように見えますが、どちらも“心を守りたい”という思いからくる自然な反応。
過去に傷ついた記憶が、「親密になること」にブレーキをかけている可能性があります。
特徴2:「小さな違和感」を放っておけない
ほんの少しの言い回しや態度にモヤっとした瞬間、「もう無理」と思ってしまう——
これは、過去に我慢しすぎた経験があったり、人間関係で「後悔すること」が多かった人に多い傾向です。
ですがこの小さな違和感は、「過去の経験」をもとに生まれます。
あなたを傷つけたり、攻撃しそうな人から「予め身を守るセンサー」として働いていることもあるのです。
特徴3:「迷惑をかけてしまったかも」と思うと関係を断ちたくなる
少しでも相手に気を使わせたかもしれない、迷惑をかけたかもしれない——
そう感じると、「もう私から離れたほうがいい」と一方的に関係を断ってしまいたくなることがあります。
この背景には、「自分には人と関わる価値がない」「人の負担になってはいけない」という根深い自己否定が隠れていることがあります。
その多くは、過去の家庭環境に起因しています。
※家庭環境の影響については、電子書籍『親を大切にしたい、でも苦しい。相反する思いに悩むあなたへ』で説明しています。
特徴4:「相手にされない」と感じると、突然シャットアウトする
「返信が遅い」
「目が合わなかった」
「自分より他の人と仲良くしている」
このような出来事がきっかけで、「もう嫌われた」と感じて相手をブロックしてしまうこともあります。
これは、“見捨てられ不安”が強くなるときに起こりやすい反応です。
傷つく前に、自分から先に離れることで、心のショックを最小限にしようとしているのかもしれません。
特徴5:過去の人間関係の“痛み”が、まだ癒えていない
突然リセットしたくなる衝動の奥には、過去に信頼を裏切られた経験や、人間関係で深く傷ついた記憶が眠っていることがあります。
心の奥では常に「また何か起こるかも」という不安が、常に眠っているような状態です。
この場合、リセットの衝動は心が疲れたときや気持ちに余裕がないときに出やすくなります。
特に多いのは、心身ともに疲れが出やすい「夜」の時間帯。
この時間帯に「ブロックしたい!もう全部切りたい!」と思った時は、「朝まで待って、気持ちが変わらなければブロックしよう。切ろう」と思ってみましょう。
ワンクッションあるだけで、後悔が減らせます。
リセット癖は「心の痛み」のサイン
リセットの背景には、必ず「守りたい自分の心」があります。
とっさに離れたくなる理由が、何かあるはずなのです。
だから、まずは「そうしないと守れなかった自分」を、責めずに見つめてあげることから始めてみてくださいね。
あなたが、安心して人と関われるようになる日が、少しずつ増えていきますように。