言いたいことが言えないあなたへ─自分を大切にする勇気の育て方
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「本当は、ちゃんと伝えたいことがあるのに…」
「自分の気持ちを言ったら、相手に悪く思われるかもしれない」
「我慢したほうが、その場がうまくいく気がする」
そんなふうに言いたいことを我慢してしまうこと、ありませんか?
無理に笑顔でやり過ごしたり、「まあいいか」と頑張ってスルーしたり。
そんなふうに「言うこと」を押さえ込んでいくうちに、少しずつ心が疲れていってしまうこともあるかもしれませんね。
でも、そんなあなたは決して弱いわけでも、ダメなわけでもありません。
むしろそれは、周りとの関係を大切に思っているからこそなのでは…と思います。
「言えない自分」を責めなくていい理由
言いたいことが言えない背景には、いくつかの理由があります。
たとえば、過去に「思ったことを言って傷ついた経験」があると、「また同じ思いをしたくない」と心がブレーキをかけるようになります。
過去のせいで、意見を言うことに良いイメージが持てない状態です。
あるいは、特定の相手にだけ言えないのだとしたら…。
それは「その人が言いにくい存在」だからかもしれません。
立場の上下、過去のやりとり、相手の反応のクセ…。言えないあなたに問題があるのではなく、あなたが相手から「言えないような空気」「言わない方がいい予感」を感じ取っている可能性があります。
このように、意見を言えないのには必ず理由があります。
「自分が弱いせいだ」「気が小さいからだ」と自分を責める必要はないのです。
むしろ、「言えないくらい我慢して頑張ってきた自分」「言えないような事情があっても生きてきた自分」がいることに気づいてあげてください。
言いたいことも言えない…。
そんな状況であなたは、相当頑張って生きてきたはずです。
「言う・言わない」を選ぶ
とはいえ、「何でも思ったことを言えばいい」というわけでもありませんよね。
タイミングや相手との関係性も大切です。
だからこそ、「言うべきか」「言わないほうがいいか」と迷うときには、いったん立ち止まってみましょう。
たとえばこんなふうに、自分に問いかけてみてください。
- 今、これを言ったら自分の心はどう感じるだろう?
- 言うことで、どんなメリットがある?
- 言わないことで、どんなデメリットがある?
その上で、「今は言わない」と決めるのも、立派な“選択”。
これは「言えない」のではなく、「言わない方がいい」と自分で選べた、ということだからです。
反対に、「自分のために、少し勇気を出して言ってみよう」と決めるのも、“自分を大切にする行為”です。
どちらを選んでも正解はありません。
大切なのは、「自分の気持ちをちゃんと見つめて、選んだ」ということなのです。
その方がきっと、後悔しません。
まずは、小さな練習から
いきなり本音を伝えるのは怖いと感じることもあるでしょう。
そんなときは、まず「自分ひとりの中で言葉にしてみる」ことから始めてみませんか?
- ノートに気持ちを書いてみる
- 心の中で言ってみる
- 小さな声でつぶやいてみる
それだけでも、あなたの心は少しずつ「自分の気持ちを感じていいんだ」と思えるようになっていきます。
書き出したり口に出したりするうちに、気持ちが落ち着いてくることもあります。
反対に、「やっぱり許せない」「これは言うべきだ」と、気持ちが固まることもあります。
「言いたい!」と思った時に備えて、相手に気持ちを伝えるための小さなコツを、3つだけご紹介しますね。
1. アイメッセージで気持ちを伝える
心理学では「アイメッセージ(Iメッセージ)」という伝え方があります。
これは、「あなたが悪い」と相手を責めるのではなく、「私はこう感じた」と、自分の気持ちを主語にして話す方法です。
たとえば…
✕「あなたの言い方がきつかった」
○「私はあのとき、少し傷ついた気持ちになった」
こうすることで、相手も防衛的にならずに、あなたの気持ちを受け取りやすくなります。
2. “全部を言おうとしない”勇気
伝えたいことがたくさんあっても、すべてを一度に話す必要はありません。
言おうと思うと頭が真っ白になってしまう人ほど、「まずはこれを言う」「1つだけ言う」と決める方法がおすすめです。
「今日はこの一言だけでも言えたら十分」と思ってみてください。
ほんの少しでも、本音を言えた経験は、心の中に「大丈夫だった」という自信として積み重なっていきます。
3. 書いて伝える、という選択肢
直接話すのが怖いときには、手紙やメモ、LINEなど、書いて伝えるのもひとつの方法です。
言葉を選びながら書くことで、自分の気持ちを整理する助けにもなります。
書いた内容は伝えるかどうか、あとから自分で決められるという安心感もあります。
あなたの気持ちは大切なもの
「言いたいことが言えない」と悩むあなたは、優しくて、周囲を思いやれる人。
だからこそ、自分の気持ちを後回しにしてしまうこともあるかもしれません。
でも、どんなに小さな気持ちでも、無視していいものなんて一つもありません。
悲しかった、悔しかった、つらかった――その感情は、あなたの中に確かに存在していた「大切なサイン」です。
言えなかった気持ちが、勝手に消えることはありません。
だからこそ「相手に言うかどうか」を選ぶこと。
「相手に言わない」を選んだ時にも、
自分の中で気持ちを整理したり、別の誰かに話を聞いてもらうなどして言えなかった気持ちを消化することが大切です。
相手に言いたいけど、言えない。
言えないけど、他に聞いてくれる人がいない。
そんな時は、Pocheメールカウンセリングがあることも思い出してくださいね。
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