生きる意味を探すことに疲れてしまったあなたへ
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「何のために生きているんだろう」
「今日もまた、ただ過ぎていくだけの時間…」
「無駄に時間を過ごしている気がする」
そんなふうに感じてしまうことは、決して珍しいことではありません。生きていれば、心がふと立ち止まってしまう日もあるものです。
だけど、それがずっと続いているとしたら——
「もう限界だよ」「楽しむ元気もないほど疲れたよ」と、あなたの心が小さなSOSを発しているのかもしれません。
今日はそんなあなたに、ほんの少しでも心がゆるむような言葉を届けられたらと思います。
生きる意味が見えなくなるとき
「私って、必要とされてないかも」
「私がここにいる意味ってあるのかな」
誰かと一緒にいてもなぜか居心地が悪くて、心から楽しめない…。
そんな考えがふとよぎること、ありませんか?
誰かに強く否定されたわけでもないのに、態度や表情から、「私はいない方がいいのかも」と感じてしまうこともあります。
その感覚が「当たっているかどうか」は、誰にもわかりません。
あなたが「そう感じただけ」かもしれないし、実際にその場所が「あなたに合わない」こともあります。
でも、ただ1つ言えるのは、
「そんなふうに感じるのはものすごく苦しくて切ないことだ」ということ。
相手の事情がどうであったとしても、あなたの心が傷ついているのは事実。
空気を読んで、まわりに気を配って、場を乱さないように努力して……その繊細さが時に、自分自身をすり減らしてしまうこともあるのです。
「人との距離がうまくつかめない」悩み
- 誰かと一緒にいるのに、どこか孤独を感じる。
- 輪の中にいるのに、「私はここにいてもいいのかな」と思ってしまう。
- 「誰かと繋がりたい」という気持ちがあるのに、心の奥では「どうせまた傷つく」とブレーキをかけてしまう。
そんなジレンマを抱えたまま、毎日を過ごすのは、本当にしんどいですよね…。
でも、そう思ってしまうあなたは、決して冷たいわけでも、臆病なわけでもありません。
このようなジレンマを抱えるのは、きっと過去に「信じたのに傷ついた」経験があるから。
「信じたいのに、信じられない」
「信じない方がいい」
そう思ってしまうような経験があるのかもしれません。だからこそ、自分を守るために、慎重になってしまうだけ。
あなたの性格を変えなきゃいけないとか、そういうことではないのです。
「頑張っても、何も変わらない」そんな無力感
- 努力しても認められない。
- 期待しても応えてもらえない。
そんな経験が重なると、「頑張る意味ってあるのかな」と思ってしまうのも無理はありません。
人知れず、何度も立ち上がってきたこと。
それでもまた倒れてしまうことのつらさ。
心の奥では、「これ以上もう、どうしたらいいのかわからない」と泣いている自分がいるかもしれません。
まずはどうか、その感覚を否定しないでくださいね。
あなたのその疲れは、十分すぎるほどに「頑張ってきた証」です。
いったんお休みしてもいい
「人生には目的が必要」
「何かのために生きないといけない」
そんなふうに思い込んでいませんか?
でも、今のあなたが感じている息苦しさは、
もしかすると、その「意味を見つけなきゃ」という焦りから来ているのかもしれません。
本当は、生きることに特別な意味なんてなくてもいいのです。
- 朝、目が覚めたこと。
- あたたかい飲み物を飲んで、ほっとできたこと。
- 通りすがりの風が心地よかったこと。
それだけでも、今日を生きた価値はちゃんとあるんです。
SNSで目にするような「キラキラした目標」や「立派な生きる意味」なんかがなくても、人はちゃんと生きていけます。
「ささやかな満足」を見つける
「生きることの意味」「大きな目標」に、あなたが勇気をもらえているのなら問題ありません。
でも、生きることの意味を探すことに疲れてしまったなら…
今はただ、「少しだけ心地よい時間」を見つけることを、目的にしてみませんか?
・今日は、ちゃんと寝られた
・おいしいと感じるごはんを食べられた
・ちょっと笑える動画を見た
そんな「ささやかな満足」を拾っていくことで、少しずつ心は温まっていきます。
その積み重ねが、心や体を回復させます。
回復したら、「こんなふうに生きてみたい」「やってみたい」という気持ちも湧いてくるかもしれません。
ひとりで考えすぎてしまう時には…
「何もできていない」
「立ち止まってばかりだ」
そんなふうに思ってしまう日もあるかもしれません。
でも、見えないところで心はちゃんと、整えようとしているんです。
土の中で、芽を出す準備をしている種のように。
頭ではわかっていても、心が追いつかない。
…そんなときこそ辛いものはありません。
だからもし、今の自分をどうしても肯定できないときは、誰かにそっと話してみることも、選択肢のひとつに加えてみてください。
Pocheメールカウンセリングもその選択肢の一つとして思い出していただければ、こんなに嬉しいことはありません。
焦らなくていい。
あなたの歩幅で、ゆっくりでいいんです。
今はただ、「ここにいていい」と思える時間を、少しずつ増やしていけたら――
それがきっと、あなたにとっての“意味”へとつながっていきます。