「また一週間が始まった…」と感じたあなたへ “がんばらない月曜日”のすすめ
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
週のはじまり、月曜日。
朝起きた瞬間から、体も心もなんとなく重たい。
「また一週間が始まっちゃったな…」
そんなふうに感じている方も、多いかもしれませんね。
がんばる気持ちがわかない。
やらなきゃと思うけど動けない。
ため息をついてしまうような月曜のお昼――
今日は、「月曜日なのにやる気が出ない自分」を責めてしまうあなたへ、ちょっとやさしい視点をお届けします。
月曜日は、心にも準備運動が必要
「月曜日がしんどい」と周囲にこぼすと、「甘えている」「怠けてる」と言われてしまうことがあります。直接ハッキリ言われなくても、「そう思われている気がする」と相談に訪れる方も多いです。
でも、そう感じるのは、意志が弱いからでも、怠けているからでもありません。
週末にやっとゆるめた気持ちを、いきなり「戦闘モード」に切り替えることって、実はとても大きなエネルギーを必要とすることなんです。
だから、心も体も“まだ準備中”の月曜日は、うまくいかなくて当たり前。
むしろ、「なんとなく重たい」「やる気が出ない」と感じているあなたは、ちゃんと自分の心に気づけているということです。
「月曜から全力で」がつらいあなたへ
世の中には、こんな言葉があふれています。
・月曜からバリバリ動く人がすごい
・週の初めこそ勝負
・月曜日の午前中に差がつく
・オンとオフの切り替えができなきゃダメ
この言葉に励まされるのなら、全く問題ありません。自分の心を元気にしてくれる言葉は、どんどん取り入れてみてくださいね。
でももし…
この言葉を見てモヤモヤしたり、それができない自分を見て落ち込んでしまうのだとしたら、あなたに伝えたいことがあります。
それは、
がんばれない日は、ただ存在しているだけでじゅうぶん。
…ということ。
月曜日は「調子を戻す日」。いきなり本番じゃなくていいんです。
「やらなきゃ」に追い立てられるよりも、「今の自分を整えてあげよう」「今日はまだ準備」と思う方が、ずっと心にやさしい選択です。
たとえばこんなふうに過ごしてみませんか?
・まずは深呼吸して、静かな音楽をかけてみる
・午後の予定を“詰めすぎない”ようにゆるめてみる
・一杯の温かい飲み物を、ちゃんと味わう
・帰ったらすぐに「これをしたい!」という楽しみを考えておく
・「あともう少しできる」というところで、あえてやめておく
“がんばらない月曜日”は、心をあたためることで少しずつ回復の準備をする日。
そう思って過ごすだけで、肩の力がふっと抜ける瞬間がきっとあるはずです。
がんばらないことに罪悪感を持たなくていい
「周りは動いてるのに、自分だけうまくできてない気がする」
「週の初めからこんなで、大丈夫かな」
そんなふうに不安になることもありますよね。
でも本当は、月曜日から全力で走り出せる人のほうが珍しいんです。
頑張れる人の方が「目に入る」から、それが当たり前に見えるだけ。
がんばらないことは、“怠け”ではなく“心の調整”です。
もし今日、「なんとなくうまくいってないな」と感じているなら、それはあなたがちゃんと生きてる証拠です。
がんばらなきゃと思うほど、動けなくなることもある。
そういう日もあることを、ちゃんと受け入れてあげることが、心を守る力になります。
「今日の私は、これでいい」
そう自分に声をかけてみてくださいね。
声をかけるのに抵抗があれば、「思うだけ」でも十分。
思うのもちょっと…と思えば、こうやって読んでくれるだけでも大丈夫。
そのひとことで、午後のあなたがほんの少しだけ、やさしく動けるようになるかもしれませんから。