「もう無理しなくていい」― 罪悪感を手放し、心が楽になる生き方のヒント
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「もっと頑張らなきゃ」
「ちゃんとしなきゃ」
「期待に応えなきゃ」
そう思いながら走り続けて、気づけば自分の気持ちはいつも後回し…。
でも、ふとした瞬間に「もう無理かも」と感じたり、頑張っているのになぜか報われないような気持ちになることはありませんか?
気づけば疲れ果て、優しくしたいはずの家族や友人にイライラしてしまう。そんな自分が嫌になって、また頑張らなきゃ…の繰り返し。そんなループに、心当たりはありませんか?
じゃあ「やめればいい」のかというと、そう簡単にはいかないですよね…。
それは、無理をすることが「当たり前」になっているからです。
当たり前になっていることを「やめよう」とすると、なんだか悪いことをしているような「罪悪感」が出てきてしまうことがあります。
今回は、そんな罪悪感の根っこにあるものを一緒に探っていきましょう。
■ 相談事例:「期待に応えられないと、自分には価値がない気がする」
30代の会社員・Aさんは、職場でも家庭でも、いわゆる「できる人」として頑張ってきました。
同僚や上司の頼みごとを断ることはほとんどなく、家族や友人からの相談にも親身に応えてきました。
でも、最近になって「なんだか疲れた」と感じることが増えたそうです。
そのせいか家族にもイライラして、優しくできない。当たってしまう…。このままじゃ、ひとりぼっちになってしまうのではないか…。そんなふうに悩み、相談に訪れました。
「誰かの期待に応えられなかったとき、ものすごく罪悪感を感じるんです。
“ちゃんとやらなきゃ"と思うのに、気力が湧かなくて…。
でも、ここで手を抜いたら嫌われるんじゃないか、価値のない人間になってしまうんじゃないかって怖くなるんです。」
Aさんは、「期待に応えること=自分の存在価値」と無意識に思い込んでいました。
だからこそ、ちょっとでも休もうとすると、「さぼっているんじゃないか」「怠けていると思われるんじゃないか」と不安が押し寄せる。
それでも疲れ果てて動けなくなると、今度は「こんな私はダメだ」と罪悪感に襲われる…。
休みたいのに休めない。頑張りたくないのに、頑張らないことが怖い。そんな葛藤の中で、Aさんは苦しんでいました。
罪悪感の正体とは?
Aさんのように、「休むこと」「期待に応えないこと」に罪悪感を覚えてしまう人は少なくありません。
その背景には、幼い頃からの経験が影響していることが多いのです。
たとえば、こんな言葉を言われたことはありませんか?
「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから我慢しなさい」
「あなたならできるでしょ?」
「ちゃんといい子にしていてね」
「頑張らないと、みんなに迷惑をかけるよ」
これらが悪い!と言いたいのではありません。
ここでお伝えしたいのは、「このような言葉が、大人になったあなたを悩ませているかもしれない」という一つの可能性について。
誰が悪いとかそういうことではなくて、今の悩みの「きっかけ」を見つけて、少しずつ楽になっていくためにこのようなお話をしました。
「頑張ることが当たり前」
「期待に応えないと愛されない」
そんな環境で育つと、大人になっても「休む=悪いこと」と感じてしまうことがあります。
本当は「今日はゆっくりしたいな」「断りたいな」と思っても、心の奥から「ダメだ、ちゃんとしなきゃ」という声が聞こえてくることもあります。
そうして自分の気持ちを押し殺し、気づけばいつも無理をしてしまうのです。
これが繰り返されるうちに、「休みたいのに休めない」「頑張りたくないのに、頑張らないのが怖い」という状況に陥ってしまいます。
「今のあなた」を否定する必要はない
ここまで読んで、「私はダメなんだ」と感じてしまった人もいるかもしれません。
でも、決してそうではありません。
Aさんのように、これまで頑張ってきた人は、それだけ「人を大切にしたい」という温かい心を持っている証拠です。
その気持ちがあるからこそ、これまでたくさんの人を支え、笑顔にしてきたのではないでしょうか?
だから、あなたの生き方を否定する必要はありません。
ただ、その優しさを「他人のため」だけでなく、「自分のため」にも使えたら…。
きっと、今よりもっと心が軽くなるはずです。
もしあなたが今その段階にいるのなら、「私は今、どんな気持ちなんだろう?」と自分に問いかける時間を少しずつ持っていくことが大切なのかもしれません。
「無理しなくてもいいのかな?」
「本当に頑張らなきゃいけないのかな?」
そんなふうに、自分の気持ちに目を向けることが、心を楽にする第一歩になるはずです。
もし、心が疲れすぎていたら
「頑張りすぎて、もうどうしたらいいのかわからない」
「自分の気持ちがうまく整理できない」
もし、「もうどうしたらいいのかわからない」と感じたら、一人で抱え込む必要はありません。
頭の中でぐるぐる考えていることも、誰かに話すことで少しずつ整理され、「そうか、私はこう感じていたんだ」と気づくことがあります。
カウンセリングでは、「どうすればいいか」ではなく、「なぜそう感じるのか」を一緒に整理していくことができます。もし「話してみようかな」と思えたら、いつでもご相談くださいね。
あなたは、もう無理をしなくてもいいのですから。