「変わる=努力」じゃなくていい。選択肢を増やすことで、人生はもっとラクになる
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「変わらなきゃ…」
「もっと頑張らなきゃ…」
そんなふうに思うたびに、心が重くなってしまうことはありませんか?
変わろうと決意しても、思うように動けなかったり、「やっぱり私はダメだ…」と落ち込んでしまったり。
気づけば、「変わること」がプレッシャーになってしまうこともありますよね。
でも本当は、「変わる=努力しなきゃいけない」というわけではありません。
今日は、もっとラクに「変わること」を考えられるように、「選択肢を増やす」という視点についてお話しできればと思います。
「変わらなきゃ…」がプレッシャーになる理由
『変わりたい!』とワクワクする気持ちで進めるならいいのですが、『このままではダメだ…』『変わらなきゃ…』と、焦りや不安からそう思うこともありますよね。
今の自分を否定するように『変わらなきゃ』と考えてしまうと、変わることがプレッシャーになり、余計に動けなくなってしまうことがあります。
本来は、誰かに「変わりなさい」と強制されるべきものではないし、「変わること」はもっと自由で、自分のために選べるもののはず。
それなのに、「変わらなきゃ」と思うほど苦しくなってしまうのは、無意識のうちに「変わる=努力しなきゃいけない」と植え付けられているからなのかもしれません。
例えば、新しい環境に飛び込もうとするとき、「大きく変わらなきゃ意味がない」と思うと、どうしても気が重くなります。
仕事を変えようと思っても、「転職するなら、今よりもいい会社に行かないと」と思うと、ハードルが上がりすぎて動けなくなってしまうこともありますよね。
でも、実は「変わること」は、そんなに大きな決断でなくてもいいんです。
相談事例:Rさん(30代・女性)のケース
「今の仕事を続けるべきか、転職するべきか…ずっと悩んでいます。
でも、転職するのも勇気がいるし、このまま続けるのもしんどい。
どっちを選んでも後悔しそうで、結局どうしたらいいのかわからないんです…。」
Rさんは、「転職するか」「今の仕事を続けるか」の二択しかないように感じ、どちらを選んでも苦しいと感じていました。
でも、カウンセリングの中で、「実はもっと選択肢がある」ことに気づきました。
「たとえば、すぐに転職しなくても、情報収集だけ始めてみるとか。
今の職場で少し働き方を調整できないか、相談してみるとか。
そう考えると、すぐに大きな決断をしなくてもいいのかも、と思えてきました。」
そう話すRさんの表情は、少しだけ柔らかくなっていました。
「変わること」は、白黒はっきり決めることではなく、「こんな方法もある」と知るだけでも、心が軽くなることがあります。
「辞めるという選択肢もある」と思うだけで、仕事や人間関係のプレッシャーが和らぐこともあります。
「変わる=選択肢を増やす」こと
『変わる』というと、大きな決断をしなきゃいけないように感じるかもしれませんが、
実は、小さな『選択肢を増やす』ことも、十分な変化なんです。
例えば、仕事を辞めるのではなく、少し働き方を変えてみる。
すぐに人間関係をリセットするのではなく、距離の取り方を工夫してみる。
そんなふうに大きな変化じゃなくても、ほんの少し『選べる道が増えた』と感じるだけで、気持ちがラクになることもあります。
「こういう道もあるかも」と考えることが、選択肢を広げる第一歩です。
「選択肢を増やす」と、気持ちがラクになる
『変わらなきゃ』と焦るよりも、『今の自分に、どんな選択肢があるかな?』と考えてみるだけで、心の負担が少し軽くなることもあります。
もし、『どうしたらいいかわからない…』と悩んだときは、『大きく変わる』のではなく、『小さく選択肢を増やす』ことから始めてみませんか?
あなたが、少しずつラクに生きられる道が見つかりますように。