なぜか“嫌な記憶”ばかり思い出してしまうあなたへ :それは脳ではなく心が反応しているサイン
心理カウンセラーのPocheです。
・昔の嫌な出来事が急に蘇る
・思い出したくない人の顔が浮かぶ
・言われた言葉が何度も頭に響く
・場面が突然よみがえってザワッとする
ふとした時に起こるこんな経験、
あなたにはありませんか?
「もう過去のことなのに」
「なんで今さら?」
「忘れたいのに、勝手に出てくる…」
そうやって苦しくなってしまう方は、とても多いです。
でも…
どうか覚えていてください。
嫌な記憶を思い出してしまうのは、あなたのせいではありません。
それには『心』側の理由があります。
嫌な記憶ばかり出てくる理由

・抱えても平気な記憶
・まだ心が処理しきれていない記憶
記憶には、大きく分けてこの2種類があります。
抱えても平気な記憶 というのは、思い出しても心が大きく揺れず、「もう大丈夫」と感じられる記憶のこと。
心の中でちゃんと整理されており、普段は静かに奥にしまわれています。
一方で、
まだ心が処理しきれていない記憶 というのは、当時つらさを受け止めきれなかったり、我慢するしかなかったために、心の奥で“未完了のまま”残っている記憶です。
心が元気なときは、この記憶も姿を見せずにじっとしています。
整理しきれていなかった記憶が、ふっと浮かび上がってくることがあります。
心があなたに
「まだ心が傷む」
「あの時のあれ、やっぱり嫌だった」
「まだ、スッキリしてないことがあるよ」
と教えてくれている状態なんです。
“似たような場面”が引き金になっていることも
嫌な記憶が急に蘇る理由の一つに、「心の引き金(トリガー)」 があります。
たとえば…
・似た雰囲気の人に会った
・昔と似た状況が起きた
・季節やイベントで思い出す
・言われた言葉が似ていた
・相手の表情が当時と重なった
これらの小さな共通点を、心はとても敏感に拾います。
すると、心の奥にあった記憶が
“まるで今起きているかのように” 反応してしまうのです。
過去の記憶が“今の感情”として出てくる理由

嫌な記憶は、「昔の記憶」として出てくるとは限りません。
“今の自分の感情”として出てくることが多い のです。
理由のハッキリしない気持ちに振り回されてしまいます。
たとえば……
・理由のない落ち込み
・急な不安
・ざわつき
・イライラ
・虚しさ
こういった感情だけが先に出てくることもあります。
これは、
当時抑え込むしかなかった感情が、
「そろそろ表に出してもいい?」「今ならもう、大丈夫?」と動き出すため。
過去の痛みは、放っておいても消えないからです。
タイミングを見て、そっと出てこようとします。
嫌な記憶は一人で消せる?
- 嫌な記憶がなかなか消せない。
- 思い出したくないのに出てくる。
- 過去から前に進めない。
- 本を読んでみたけど、うまくいかない。
- 自分で分析しても答えが出ない。
…Pocheメールカウンセリングには、そんな人がたくさん相談に訪れます。
落ち込んだりしなくて大丈夫。安心してくださいね。
なぜなら嫌な記憶は…
・感情が複雑に絡まっている
・当時の自分の気持ちが言語化しきれていない
・否定された経験があると振り返ることが怖い
・「思い出さないほうが安全」と心が判断している
こういった理由で、ひとりでは整理できないように心が守っていることが多い からです。
時間がたてばたつほど、整理は難しくなります。
何重にも鍵をかけているような状態です。
「なぜ思い出すの?」「どうしたらいい?」を
自分だけで抱えるほど、苦しくなってしまいます。
Pocheメールカウンセリングでできること
・なぜその記憶がよみがえるのか
・どんな「心の引き金」が働いているのか
・どの部分がまだ痛んでいるのか
・どう扱えば軽くなるのか
Pocheメールカウンセリングでは、これらをあなたのペースで一緒に探していきます。
無理に話させたり、つらい記憶を一気に向き合わせることはしません。
あなたが話せる部分だけで大丈夫。
少しずつ、一緒に心の重さをほどいていきましょう。
“もう一人で抱えなくていいよ”という心からのメッセージ。
どうか、そのサインに優しく寄り添ってあげてくださいね。
どうぞ気軽に頼ってくださいね。
あなたの心が、過去の痛みから少しずつ自由になれますように。



