「自分で自分を認められない」と感じてしまうあなたへ
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心理カウンセラーのPocheです。
突然ですが…
あなたは、次の言葉を聞いてどう感じますか?
「もっと自分を大切にしていいんだよ」
「自分に優しくしてあげてね」
「自分で自分を認めてあげよう」
ここから先に綴るのは、
このような言葉に「モヤっ」としたり、「よく分からない」と感じるあなたに伝えたいメッセージです。
なぜモヤっとするのか

「自分を認めてあげよう」
「頑張ってきたねって言ってあげよう」
言われたとおりにやってみた時の反応は、大きく2つに別れます。
1つ目は、
心がポカポカあたたかくなったり、涙が出たり、ホッとできる人。
このタイプの人は、「他者から肯定される」経験が十分に足りている人です。
2つ目は、
・何も感じない
・むしろ虚しくなる
・優しい言葉が嘘みたいに思えてしまう
・温かさより空虚さのほうが勝ってしまう
この先お伝えする「他者からの肯定経験がまだ不足している(優しくしてもらった経験が少ない)」可能性があります。
ここでお伝えしたいのは、「どちらが良い・悪い」ということではありません。
どちらの反応も、これまでの環境が形作る「とても自然なもの」なのです。
心は、知らないことを急に上手にできるようには、ならないからです。
大丈夫。
生まれつきの性格のせいではないので、「これから変えていける」部分です。安心してくださいね。
大人になっても影響すること
・頑張った時に「よくやったね」と言ってもらえる
・落ち込んだ時に「大丈夫だよ」と寄り添ってもらえる
・弱さを見せても嫌われない
・泣いても迷惑がられない
・失敗しても責められない
本当は子どもの頃、こんなふうに受け取れる経験が必要でした。
これらは自己肯定感の“土台”になるからです。
ではもし…
その土台が十分につくられなかった場合は、大人になってどうなるのでしょうか?
たとえば、
大人になったあなたが自分に優しくしようとしても、心がうまく受け入れられないことがあります。
「優しさ」に慣れていなかったり、「優しさ」に警戒するような過去があるからです。
あなたを助けようとしてくれる、「誰か」の手を振り解いてしまうこともあります。
助けてもらうことに慣れていなかったり、「自分なんて」「どうせ」という思いが強すぎると、相手への警戒や不安が膨らみ過ぎてしまうからです。
どれも「生まれつきの性格」のせいではなく、「過去が作り出した生きづらさ」です。
自己肯定感は、
次のような順番で育っていきます。
① 誰かに、十分受け入れて優しくしてもらう
② 優しさを受け取る感覚を心が知る
③ その後、自分でも自分を満たせるようになる
この流れを見ると分かるように、
自分で自分を認めようと頑張ってもうまくいかないときは、まだ「①」が満たされていないだけ かもしれません。
心はとても正直で、
受け取ったことがあるものしか、うまく扱えないんです。
本来、このステップ①を満たしてくれるのは幼少期の環境 です。
子どもの頃に、
・気持ちを丁寧に受け止めてもらう
・悲しい時は寄り添ってもらえる
・頑張った時は「よく頑張ったね」と認めてもらえる
・失敗しても見放されない
こうした経験が積み重なっていると、心に“私は大丈夫”“私は価値がある”という安心感が育まれていきます。
だから大人になってからも、必要以上に自分を責めたり、人間関係で極端に疲れたりしにくくなるのです。
でも、もし子どもの頃にこの①が十分に満たされなかったなら…
大人になったあなたが「自分を大切にしよう」「自分を認めよう」とどんなに頑張っても、心がついてこないのは自然なこと。
できないのではなく、まだその“土台”が育ちきっていないだけなのです。
どうか、自分を責めないでくださいね。
ここからでも、心はゆっくりと育ち直していけます。
そのためには、まずは誰かに優しく受け取ってもらう経験を、安全な場所で少しずつ積み重ねることが大切です。
「誰かに優しくしてもらう経験」とは

大人になってからでも、心はゆっくりと育ち直すことができます。
自己肯定感は、「自分を好きになろう」「優しくしてあげよう」と誰かから言われて、簡単に育つものではありません。
むしろ、誰かに受け止めてもらう経験があってはじめて、自分にも優しくできるようになる のです。
もし今、
・自分に優しい言葉が響かない
・どう優しくしていいのか分からない
・自分を認める感覚が持てない
…そんな状態で苦しんでいるなら、
それはあなたが悪いのではなく、
「ひとりでは難しい段階にいるだけ」です。
Pocheメールカウンセリングができること
・優しさを受け取る感覚を一緒に育てる
・あなたの気持ちを丁寧に言語化する
・自分を責めてしまう癖をやわらげる
・“あなたの味方”の視点を体験してもらう
・不足してきた経験を少しずつ補っていく
あなたの心が無理なく開けるペースで、ゆっくり寄り添っていきます。
自分を認められないのは、あなたの欠陥ではありません。
ただ、まだ満たされていない心の領域があるだけ。
心はいつからでも育ち直せます。
親が十分に満たせなかった部分があったとしても、大人になったあなたが「誰か」と一緒に育てていけます。
この場所が、その1つになれたら嬉しいです。



