【親子関係だけじゃない】“家以外の場所”での経験が、大人になった今を苦しくしていることがあります。

Sponsored Links

こんにちは。
心理カウンセラーのPocheです。

これまでこのブログでは、
「子どもの頃の親との関わりが、大人になった今の人間関係に影響する」という話をしてきました。

親子関係は、安心・自尊心・人との距離感など、さまざまな“心の土台”を形づくる大切な部分です。

 

でも実は、影響を与えるのは 親だけではありません。

“家の外で過ごした時間” が心に深く影響を残していることも、よくあるのです。

 

親御さんの中には「私のせいなのでは」と悩み相談に訪れる方も多くいらっしゃいますが、お話を伺っていると「家以外のところ」に原因があることも珍しくありません。

今日はその部分について、少しお話しできればと思っています。

 

 “家以外の場所”での影響

・学校でのクラスメイトとの関わり
・先生からの言葉や態度
・部活の先輩や顧問
・職場での上司や同僚との関係
・友人グループの雰囲気
・恋人からの扱われ方

 

こういった 家の外の環境 で、あなたはとても長い時間を過ごしてきたはずです。

年齢によっては、家で過ごす時間よりも、学校や職場で過ごす時間のほうが長いことだってあります。

その“長い時間”の中で受け取ってきた態度は、
知らず知らずのうちに心に染み込み、大人になってからの人間関係にも影響を及ぼします。

どれだけ家で「ありのまま」を認めてもらっていても、
外で受ける「否定され傷つけられる経験」「信用が揺らぐような人間関係」で、心が折れてしまうこともあるのです。

 

家以外の場所が心に影響を残す理由

① 過ごす時間がとても長いから

家以外の場所が影響する1番の理由は、過ごす時間の長さです。

学校・職場・部活など、親といる時間より長いこともあるほどです。

その環境が優しい場所だったか、居心地の悪い場所だったかで、心の“基本設定”が変わってしまうことがあります。

 

② 集団の中での「役割」が固定されやすいから

・いじられキャラ
・空気を読む人
・頼まれごとを断れない人
・当たりが強く向けられやすい人

こういった役割が一度つくと、そこから抜け出せず、そのまま大人になってしまうことがあります。

 

③ 我慢を学ぶ場所になりやすいから

・先生に怒られないように
・先輩を怒らせないように
・上司の機嫌で仕事が左右される

そういった環境にいると、本音を言うより「我慢するほうが安全」と身につけてしまいます。

すると、大人になってからも、その“安全策”が無意識に続いてしまうのです。

 

④ 比較される場面が多いから

テスト・評価・成果・態度・スキル。

比較され、評価される場所に長くいると、
自分の価値を自分で決められなくなり、“自信のなさ”として大人まで残ってしまうことがあります。

 

こんな悩みはありませんか?

・人の顔色を見てしまう
・断れない
・いつも自分が損する役回りになる
・本音が言えない
・強く言われると固まってしまう
・人間関係ですぐ疲れてしまう
・自分の気持ちがわからない

これらは、あなたの生まれつきの性格ではありません。

これまでの環境の中で、
生き抜くために身につけた“生存スキル” なんです。

どれもあなたが悪いのではなく、
「そうしないと傷ついてしまう場所で頑張ってきた」という証拠なんです。

親だけが原因じゃない=あなたのせいでもない

“親のせい”
“自分のせい”

どちらにも該当しないことは、本当にたくさんあります。

環境・人間関係・役割・集団の空気……
いろいろなものが折り重なって、
今のあなたの感じ方や行動パターンがつくられてきた可能性があるのです。

だからどうか、
自分を責めないでください。

“こうなった原因はひとつじゃない”
という視点を持つだけで、心の重さは少し軽くなります。

 

自分一人では整理しにくい

「昔のことだし」
「大人だから気にしちゃいけない」

そう思って蓋をしてしまう人もいますが、心は案外その出来事を覚えています。

 

ふとした時に「昔の人」を思い出したり、「あれが嫌だっったな」とよぎったり…。

そんなふうに嫌な記憶ほど、心のどこかでくすぶってしまいやすいのです。

 

厄介なのは、「過去の問題」はひとりで整理するのが難しいこと。

何が影響していて、
どの経験が今のあなたを苦しめていて、
どこに心が疲れているのか——。

自分のことなのに、自分ではうまく見えないことが多いんです。

 

だからこそ、
誰かと一緒に、できれば心の仕組みを分かっている人と一緒に見つめていくことで、はじめて分かることがあります。

「これがつらさの根っこだったんだ」
「ずっと我慢してきたんだな」
「私が悪かったわけじゃなかったんだ」

そんなふうに、心のパズルのピースがひとつずつはまっていく感覚が生まれます。

 

Pocheメールカウンセリングでできること

・どの経験が今のあなたを苦しめているのか
・何が心を曇らせてきたのか
・昔の自分にどんな言葉が必要だったのか
・これからどう関わっていけば楽になれるのか

このようなことをPocheからの質問を通して、一緒にゆっくり丁寧に整理していきます。

無理に深いところを聞き出したり、アドバイスで押し流したりもしません。

あなたのペースで、あなたが話せる範囲だけで大丈夫です。

 

「話してみようかな…」
「一度整理してみたいな」

そんな気持ちが少しでも動いたら、
どうぞ安心して頼ってくださいね。

あなたが今感じている生きづらさは、
“あなたが悪いから” 起きているのではありません。

ただ、
長い時間を過ごしてきた場所で、人間関係の中で…
心がいろんなことを学び身につけてきただけ。

その原因に気づき、そこから抜け出すお手伝いができれば嬉しいです。

あなたのペースで、あなたの心が楽になる方向へ進んでいけますように。

【その気持ち、抱え込まなくて大丈夫です】

「ずっと誰にも言えなかった気持ち、抱え続けていませんか?」
「こんなことで相談してもいいのかな…」そんなふうに思う必要はありません。
あなたの気持ちを、誰にもジャッジされずに安心して話せる場所をご用意しています。
ひとりで考え続けるより、誰かと一緒に整理することで、もっと楽に前を向けることがあります。

メールカウンセリングのお申し込みはこちら

【書籍のご案内】

▼パン田と一緒に「うまくやり過ごす」▼

気まずさをそっとやり過ごす

 

▼「怒ってはいけない」と思い込んできたあなたへ▼

怒れない。でも許せない。

 

▼「いい人」でいようとして傷ついてきたあなたに▼

優しすぎて、傷ついてきたあなたへ

 

▼自分を犠牲にしすぎてしまう、すべての人へ▼

人に合わせてばかりで「自分」がわからなくなったあなたへ

 

▼ twitter ▼

▼ Instagram ▼

未分類

Posted by poche