自分の情報を伝えすぎない「心の境界線」のつくり方〜離れられない苦手な相手の対処法
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心理カウンセラーPocheです。
「いつも私ばかり気をつかっている気がする…」
「相手の機嫌に振り回されて、毎日ぐったり」
「マウントを取られやすい…」
「バカにしてる?って不快になる」
そんなふうに感じることは、ありますか?
優しい人ほど、無意識に人に合わせたり、怒らせないようにしたりして、気を配ったりしていることが多いもの。
でも、その頑張りは、時にあなた自身の心をすり減らしてしまいます。
苦手なら、離れていい。
嫌いなら、仲良くできなくていい。
それが私の素直な思いです。
でも実際には、
苦手だけど仕事上つきあわなければいけなかったり、家族の中に嫌いな人がいたり。
「そう簡単に離れられない相手」について悩んでいる方も多いです。
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「自分の情報を与えすぎない」という心の境界線
心の距離を保つといっても、必ずしも相手から物理的に離れる必要はありません。
実際、それが難しい場面も多いですよね…。
でも、
そんなときにできるのが「自分の情報を相手に与えすぎない」という方法です。
例えば…
・どんなことに悩んでいるのか
・休みの日に何をしているのか
・家族や友人との関係
・あなたの価値観や考え方
こうしたことを細かく伝えれば伝えるほど、相手は無意識にあなたの心に踏み込んできやすくなります。
それが時には「親しさ」ではなく、「支配」や「干渉」の入り口になってしまうことも…。
だからこそ、「情報を与えすぎない」ことで、自分を守っていきましょう。
自分の心を守るためにできること
1. 話す内容を“半分だけ”にしてみる
相手に何か聞かれた時、すべてを丁寧に答える必要はありません。
例えば…
「週末何してたの?」と聞かれたら、
「ちょっとゆっくりしていました」など、ざっくりと答えてみましょう。
そのうえで、さりげなく「あなたは?」と相手に話を振ってみてください。
そうすれば、あなたがたくさん話さなくても、相手の方から自然と会話が続いていきます。
詳細まで話さないことで、あなたの中に自然と心のスペースが生まれます。
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2. 心の中で境界線をイメージする
相手と接する時、「私の心と相手の心の間に透明な壁がある」とイメージしてみてください。
この“見えない壁”は、あなたの気持ちや情報が相手に流れ出るのを防いでくれます。
「相手は相手、私は私」
そう心の中で繰り返すだけでも、気持ちが少し楽になるはずです。
3. 「言わない」ことは冷たさじゃない
「自分のことを話さないなんて、冷たい人だと思われないかな…」
「気まずくならないかな。失礼じゃないかな…」
そんな不安がよぎるかもしれません。
でも、大丈夫です。
自分の気持ちや情報を守ることは、決してわがままでも冷たさでもありません。
むしろ、それはあなたがあなた自身を大切にするための大事な選択です。
そもそも、プライベートなことまで根掘り葉掘り聞いてくるような相手とは、少し距離を置いたほうが、あなたの心はずっと楽になります。
すべてを話さないからといって関係が壊れるなら、それはもともと「無理をしないと続けられない関係」だったのかもしれません。
最後に
いつも周りに気を配って、頑張りすぎてきたのではと思います。
だからこそ、「すべてを話さなくていい」「心に守るラインを引いていい」と自分に許してあげてくださいね。
離れられない相手だからこそ、「情報を与えすぎない」こと。
与えすぎてしまって後悔したなら、「もうこれ以上与えないでおこう」と思ってみてくださいね。
人と心地よい距離を保つことは、あなたが安心していられるための優しい工夫です。
あなたの心がすり減らず、穏やかでいられる関係が少しずつ増えていきますように。