「好きを仕事に」「輝くキャリア」…そんな言葉に疲れたりプレッシャーを感じるあなたへ
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
✔ 「仕事にやりがいを持つべき?」
✔ 「好きなことを仕事にしないと、ダメ?」
✔ 「本当はただ生活のために働いているだけなのに…」
そんなふうに、仕事に対するプレッシャーを感じることはありませんか?
SNSや広告を見ると、「好きを仕事に」「やりがいを持って働こう」「自分らしく輝くキャリアを」 そんな言葉があふれていますよね。
もちろん、やりがいを感じながら働けることは素敵なこと。
でも、「好きなことを仕事にしていないと、つまらない人生なの?」 と言われているようで、なんだかモヤモヤすることもあるかもしれません。
「生活のために働いている…。これじゃダメなのかな?」
そんな気持ちになったとき、少し心がラクになる考え方についてお話しできればと思います。
「仕事=やりがいが必要」というプレッシャー
そもそも、仕事とは 生きるための手段の1つ。
ですが、時代の変化とともに、「好きなことを仕事にしよう」「情熱を持てる仕事をしよう」 というメッセージが増え、まるで 「やりがいを持って働くことが正解」 かのような空気が生まれました。
その結果、「私はそんなに仕事に情熱を持てない」「ただ生活のために働いているだけなのに…」と感じて、苦しくなってしまう人が増えたように感じます。
✔ 仕事に特別なやりがいを感じているわけじゃない
✔ でも、頑張らなきゃいけない気がしてしまう
✔ 「この仕事でいいのかな?」とモヤモヤする
こうした気持ちが続くと、「本当は問題なく働けているのに、何かが足りない気がする」 と焦りを感じることもあるのです。
相談事例:Tさん(30代・女性)のケース
「仕事にやりがいが持てないんです…。
SNSを見ていると、『好きを仕事に』とか『やりがいを持って働こう』とか、そういう言葉があふれていて。
でも、私は正直、今の仕事が好きなわけじゃないです。ただ生活のために働いているだけで…。
このままでいいのかな?って、なんとなく不安になることがあって。」
「やりがいがない=良くないこと」
「仕事に情熱を持たなきゃいけない」
そんな思い込みがあると、「私はこのままでいいのかな…」と、必要以上に不安になってしまうことがあります。
Tさんは、「仕事にやりがいを感じない自分」に罪悪感を抱えていましたが、カウンセリングを通して次のようなことに気づきました。
「私、やりがいがないって言ってたけど、仕事にそこまで不満があるわけじゃないんです。
ちゃんと生活できているし、職場の人間関係も悪くないし。
ただ、周りの『やりがいを持て!』というキラキラした雰囲気に、焦っていただけなのかもしれません。」
そう話すTさんの表情は、少しラクになっていました。
仕事は「やりがい」がなくても、続けられるもの
仕事に対して、「大好きで夢中になれるもの」「自分らしく輝けるもの」というイメージがあると、そうじゃない自分に対して「このままでいいの?」と不安になってしまうことがあります。
でも、仕事とは本来、「自分の生活を支えるもの」 でもあります。
✔ 仕事がそこそこでも、安定した生活ができているならOK
✔ 仕事に情熱が持てなくても、日々の暮らしができればそれで十分
そんなふうに、もっとシンプルに考えてもいいんです。
「やりがいがないとダメ」なわけじゃない。
むしろ、仕事は「好きかどうか」よりも「自分に合うか」「無理なく続けられるか」が大切なのかもしれませんね。
「好きを仕事にしなくてもいい」
「好きなことを仕事にしなきゃ…」と思うと、かえって苦しくなってしまうことがあります。
でも、次のように考えられるだけで、「仕事=やりがいが必要」というプレッシャーが少し和らぐかもしれません。
✔ 生活のために働くのも立派な理由
✔ 仕事が人生のすべてじゃない
✔ 仕事はただの手段と割り切ってもいい
仕事が好きでも、好きじゃなくても大丈夫。
仕事に対する価値観は、人それぞれ。
「私はどうしたい?」と考えながら、自分なりの働き方を見つけていけばいいんです。
「やりがいがある=正解」じゃなくて、「自分に合った働き方を選べる」ことが大切だからです。
仕事が「好き」でも、「好きじゃなくても」、あなたの価値は変わりません。
もし、「私はどう考えたらいいんだろう?」と悩んだときは、カウンセリングを通して一緒に整理していくこともできます。
あなたが、もっと気持ちをラクにして働けますように。