「一人が好き。でも寂しい…」その気持ち、どう向き合えばいい?
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「一人の時間は好き。でも、ふと寂しくなることがある」
「人と関わるのが苦手だけど、ずっと一人でいるのもつらい」
そんなふうに、真逆の気持ちに悩むことはありませんか?
一人でいる心地よさと、誰かとつながる安心感。その間で揺れる気持ちとどう向き合えばいいのか、一緒に考えてみましょう。
一人でいるのが好きな理由、寂しいと感じる瞬間
「一人が好き」と思っていても、完全な孤独が心に負担をかけることもあります。
大切なのは、「一人でいる時間」と「誰かとつながる時間」のバランスを見つけること。
どちらかを我慢するのではなく、無理のない形でつながりを持つことで、孤独のつらさを和らげることができます。
「人と関わるのが苦手=一人でいなければいけない」ではない
「人付き合いが苦手」と感じると、人と関わること自体を避けてしまいがちです。でも、必ずしも大勢の人と関わる必要はなく、自分に合った形でのつながりを持つことは可能です。
ほんの少しだけつながりを持つだけでも、孤独感が和らぐことがあります。
例えば…
・深い関係を築かなくても、軽いやりとりだけの関係でもいい
・対面の会話が苦手なら、オンラインや文章での交流を活用する
・話さなくても、一緒にいるだけで心が落ち着く相手を見つける
「一緒にいたくない人がいる」だけのことも…
また、「人が嫌いなのではなく、嫌いな人がいるだけ」の場合もあります。
たとえば、価値観が合わない人と一緒にいると、会話をするたびに違和感を覚えたり、意見を合わせることに疲れてしまうことがあります。
相手に気を遣いすぎてしまい、無理をして話を合わせたり、場の空気を読もうと頑張りすぎてしまうこともあるかもしれません。無意識のうちに相手を優先し、自分の気持ちを後回しにしてしまう関係では、気づかないうちに心がすり減ってしまうこともあります。
こうした関係で疲れた経験が積み重なると、「人付き合いそのものが苦手」と感じてしまうことがあるのです。
「人付き合いがしんどい」と感じるときは、「どんな人との関係が負担になっているのか?」を見つめ直してみることで、少しずつ楽になりますよ。
「ちょうどいい距離感」の人間関係を見つける
人間関係には、「近すぎると疲れるけれど、離れすぎると寂しい」ということがあります。
たとえば、次のような関係を意識してみるのもひとつの方法です。
・毎日連絡を取らなくても、たまに話せば安心できる友人
・一緒にいても会話がなくても心地よい相手
・趣味や好きなことを共有できる人
こうした「適度な距離感の人間関係」を持つことで、一人の時間を大切にしながらも、孤独に苦しむことが少なくなります。
📩 相談事例:一人は好き。でも寂しさに悩んでいたYさんの変化
Yさん(30代・女性)は、「一人でいるほうが楽だけど、時々無性に寂しくなる」と悩んでいました。
学生時代は友人がいたものの、社会人になってからは人間関係が減り、「誰かとつながりたい気持ち」と「人付き合いの疲れ」の間で揺れていたそうです。
カウンセリングでは、「無理なくできるつながり方」を一緒に考えました。
・いきなり深い関係を築こうとせず、まずは小さな交流から始める
・気軽にやりとりできる相手を見つける
・人と関わることに疲れたら、距離を取ることも大切にする
Yさんは、最初は「どうせ私なんて…」と人との関わりに消極的でしたが、少しずつ「心地よい距離感の人間関係」を見つけていきました。
現在は、無理なく話せる友人とオンラインでやりとりしたり、カフェで店員さんと軽く会話をしたりと、自分に合ったペースでつながりを持てるようになっています。
「一人でいること」と「孤独」は違う
一人でいることが好きでも、ずっと孤独でいる必要はありません。
・心地よい人間関係を見つける
・無理せず、少しだけ人とつながる
・一人の時間も、大切にする
どちらも大事な気持ちです。
一人の時間を大切にしながらも、ふと寂しさを感じたときに、誰かとつながれる安心感がある。
そんなバランスを見つけることで、「一人の心地よさ」と「人とのつながり」の両方を大切にできるようになります。
あなたが無理のない形で、安心できるつながりを持てますように。