「私が我慢すればいい」はもう終わり！自分の気持ちを大切にする考え方

こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。

「周りにどう思われるかが気になってしまう…」
「つい相手の期待に応えようとしてしまう…」
「自分の気持ちよりも、相手を優先してしまう…」

 

そんなふうに、“自分よりも他人”を優先するクセがついていませんか？

人との関係を大切にすることは素晴らしいことですが、相手の期待に応えすぎることで、自分の気持ちが置き去りになってしまうことがあります。

そこで今回は、あなたが今よりもう少し楽になるために、「自分軸」を持つための考え方について一緒に考えていきましょう。

 

なぜ、他人の期待に応えすぎてしまうのか？

 

「相手の期待に応えなきゃ」「自分の気持ちは後回し」となってしまう人には、「強い思い込み」が隠されていることがあります。

たとえば…

✅ 「嫌われたくない」という気持ちが強い
➡ 「相手を優先すれば、人間関係がうまくいく」と思ってしまう。

✅ 「いい人でいたい」という思いがある
➡ 「頼まれたら断れない」「人の役に立たなきゃ」と考えてしまう。

✅ 幼少期に「周りを優先すること」が当たり前だった
➡ 親の機嫌をうかがっていたり、「わがままを言わない子」として育ってきたりすると、「自分の気持ちよりも相手を大事にする」クセがついてしまうことがあります。

 

上記のような考えがあると、「自分の価値は他人に認められることで決まる」という思い込みが強くなってしまいます。

「相手に好かれなければダメ」「人の役に立たないと価値がない」と感じることで、無意識のうちに自分の気持ちよりも他人を優先することが当たり前になってしまうのです。

「気を遣いすぎるのは私の性格だから…」と思うかもしれませんね。

それはあなたが持っている思いやりの強さの表れ。何も悪いことではないのですよ。

でも、だからこそ…その思いやりを「自分の気持ち」にも向けることで、もっと楽に生きられるようになりますよ。

「自分の気持ちを優先する＝わがまま」ではない

「自分の気持ちを優先すること」に抵抗がある人もいるかもしれません。

そんな時は、自分にこう質問をしてみてくださいね。

🔹 相手の希望ばかりを優先していたら、自分はどう感じる？
🔹 自分の気持ちを無視し続けたら、どんな未来が待っている？
🔹 「自分を大切にしながら相手を思いやること」は、本当にわがまま？

 

例えば、相手を優先しすぎて疲れてしまうと、結果的に「人と関わること自体がしんどい」と感じるようになることがあります。無理して頑張ったのに、無理がたたって人間関係を切ってしまう…ということになりかねません。

「自分の気持ちを大切にすること」は、自分を守るだけでなく、人との関係を良好に保つためにも必要なことなのです。

 

相談事例：「自分の気持ちを大切にする」を試したMさん

Mさん（30代・女性）は、ずっと「周りの期待に応えなきゃ」と思って生きてきました。

・職場でも、「いい人」でいようと気を遣いすぎる
・友人の頼みごとは、どんなに忙しくても引き受けてしまう
・「断るなんて申し訳ない」「迷惑をかけるくらいなら、自分が頑張ればいい」と考えてしまう

 

でも、そんな生活を続けているうちに、「もうしんどい…」と感じるようになったそうです。

そんなMさんがカウンセリングでPocheと取り組んだのは、「小さなことから、自分の気持ちを優先してみること」でした。

 

たとえば…

🔹 友人から急な誘いが来たとき、「また今度にしよう」と断ってみる
🔹 仕事で「私がやります」と言いそうになったとき、一呼吸おいて「ちょっと考えます」と言ってみる
🔹 相手に合わせる前に、「私はどうしたい？」と自分に問いかける

 

最初は、「こんなことしていいのかな…」と不安だったMさん。でも、少しずつ「断っても関係は崩れない」ことを実感し、自分を大切にする感覚を取り戻していきました。

 

📩 Mさんから届いたメール（カウンセリング２回目）

「前は、『相手に合わせないと、嫌われる』と思っていました。でも、Pocheさんに『Mさんだけが頑張る関係は、ずっと続けられない。あなたがどこまで耐えられるか…という持久戦になってしまう』と言われてハッとしました。そこから、少しずつ『私の気持ちを優先しても大丈夫なんだ』と感じるようになっています。
不思議なことに、断ったら距離が縮まった友達もいて、関係がより良くなった気がします！」

 

「本当の自分らしさ」を取り戻すために

他人の期待に応えすぎてしまう人は、気づかないうちに「自分らしさ」を見失ってしまいがちです。

でも、「自分の気持ちを大切にすること」を少しずつ意識していくことで、「私はどうしたい？」を基準に選択できるようになっていきます。

「自分を大切にすること」と「相手を思いやること」は両立できます。

あなたが、自分の気持ちを大切にしながら、心地よい人間関係を築いていけますように。