比べてしまうのはなぜ!?「もっと」「まだまだ」から解放されるために必要なこと
こんにちは。
心理カウンセラーのPocheです。
今日の記事は、「誰かと比べて落ち込んでしまっているアナタ」に向けて書いていきます。
- 「もっと頑張らなきゃ」
- 「努力して変わらなきゃ」
- 「あの人みたいにならなきゃ」
こんな風に考えて、苦しくなっていませんか?
やらなきゃと思うのに出来ない自分を、責めていませんか?
あなたは、あなたです。
他の誰とも比べる必要はありません。
…と言われても、「そんなの綺麗ごとだ!」「現実にはこんな私を受け入れてくれる人はいない」と感じてしまう方がほとんどだと思います。
努力しないと見放されてしまいそうで怖かったり、「今のままじゃ受け入れてもらえない」と思うほどこれまで色々な事を乗り越えてきたのかもしれません。寂しさや不安を抱えて、ひとりで一生懸命がんばってきた方もいると思います。
大丈夫。
そう思っていいのですよ。
だってそう思うのは、あなたが誰よりも「こうなりたい」という理想を持っているという証拠だから。
でも私は、そんな頑張りやさんのあなただからこそ『誰かと比べなくていいんだよ』と伝えたいなぁと思うのです。
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誰かと比べてしまう理由
子どもの頃から誰かと比べられて育った人は、人と比べるのが当たり前になっているかもしれません。
そのような方には、「人と比べなくていい」という考え方を知ってほしいなと思います。誰かと比べていると、いつまでたっても「私は私」と自信を持てないからです。
それとは逆に、「人と比べなくていいなんて言われなくても、分かってる!だけど比べちゃうんだよ!」という人もいるかもしれません。
そのようなあなたを責めるつもりは、全くありません。
むしろ、比べてしまう自分を責めるくらいなら「比べてしまってもいいや!それでもいいや!」と考える方がいいです。
というのも、人と比べてしまう一番の理由は『自信がないこと』だから。
「こんな私じゃダメ」「私なんて」という思いが強ければ強いほど、無意識に人と比べてしまいます。
自信がないから、自分の「できないこと」ばかりに目が行きます。「ここがダメ」「ここが足りない」と、ダメな理由をたくさん集めてしまうのです。
だから、他の人が良く見えます。
自分にないものを持っていたりすると「すごいなぁ」「いいなぁ」を超えて、「それに比べて私は…」と落ち込んでしまうのです。
でもこれだけは、
覚えておいてください。
『自信がない=あなたに何もない』というわけではないのですよ。
自分が気がついていないだけで、自分で認められていないだけで、あなたには既に「出来ること」がたくさんあります。
だから、「このままの私じゃ愛されない。認められない」なんて自分を追い込まないで。
他の誰かに求める前に、まずはあなたが「あなた」を認めてあげてください。
「もっと」と思えるあなたは、すでに前を向いて進んでいます。
「まだまだ」と思うのは、すでに頑張っているからです。
これまでカウンセリングを通して、たくさんの方を見てきたからこそ伝えたいことがあります。
私は、「もっともっと」「まだまだ」と頑張ろうとしている人で、全く魅力のない人を見たことがありません。
大丈夫。
自分を信じていいんですよ。
今のままの自分でいい、と思っていいのですよ。
そう思う事は、甘えでも逃げでもありません。
もっと強くなれば、もっと綺麗になれば、もっと元気になれば、もっと賢くなれば、「自分を好きになれる」と思うかもしれない。
でもそれだと、ずっと好きになれないの。
「もっと○○なら」は、終わることがない欲望だから。叶えても叶えても、不安なの。だから私は、ありのままでいいと伝えたい。 pic.twitter.com/fjo8wReixJ
— Poche │ 心理カウンセラー (@Poche77085714) March 22, 2021
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誰から見て「まだまだ」なの?
「うまく出来なきゃ意味がない」と思っていませんか?
最初の一歩が、一番勇気がいるのです。新しいことに挑戦できただけでも、本当は立派なことなのですよ。うまく出来ても出来なくても、挑戦できた勇気と行動力は認めていいのですよ。
前よりできることが増えたのに、「まだまだ…」と思っていませんか?
過去の自分と比べて、できることが増えたなら凄いことなのですよ。他の誰かと比べて「まだまだ」なんて思わなくていいのですよ。
心と体の不調で休んでいるのに、「元気な時の自分」と比べて落ち込んでいませんか?
昨日できなかったことが、できるようになったら「よくできた!」でいいのですよ。体が動かないような時は、何もできない自分を責めるのではなく、「よく無理しないでちゃんと休めたね!」と褒めていいのですよ。
1つ、質問しますね。
ゆっくり深呼吸をして、考えてみて下さい。
あなたは今、「誰から見た理想の自分」を目指していますか?
もしかすると、「誰かの理想通り」になろうとしていませんか?
「もっともっと」「まだまだ」と自分を追い込んでしまう人は、子どもの頃に親や先生から言われた言葉に縛られていることが多いです。
大人から言われた「もっとちゃんとしなさい」のせいで、「もっとちゃんとしないとダメだ」と思い込んでいませんか?
「そんなんじゃダメ!」という言葉のせいで、「今の自分のままじゃダメだ」と思い込んでいませんか?
頑張らなきゃ褒めてもらえなかったから、「一生懸命やらないとダメだ」と思い込んでいませんか?
もう、いいんですよ。
誰かの理想通りの「あなた」にならなくて、いいのです。
あなたの人生は、あなたのものだから。
大好きな人のために「もっともっと」と頑張ることは、とても素敵です。でも、あなたがそこまで自分をすり減らして苦しんでまで、「もっともっと」と頑張らなくていいのです。
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私もOK、あなたもOK
- 「あの人、話すのがうまいなぁ」
- 「あの人、聞き上手だなぁ」
- 「あの人、可愛いなぁ」
- 「あの人、素敵だなぁ」
このように感じられるのは、あなたの素敵な所です。
誰かの良い所を見つけられるあなただから、「もっと頑張ろう!」と思えるのですよね。
・・・でも誰かの良い所を見つけたあとに、「私なんて…」と比べてしまっていませんか?
誰かは、誰か。
あなたは、あなたでいいのです。
他の人と「比較」するのではなく、「参考」にしましょう。
良い所を参考にするのはいいけれど、自分と比べて落ち込む必要はありません。
どちらか一方だけが正しくて、どちらか一方が間違っているのではありません。誰かが出来たからと言って、出来ない自分を責める必要もありません。
私もOK、
あなたもOKです。
この考え方を持っていると、相手と自分を比べることがなくなります。
誰かが褒められた時に「私なんて…」とモヤモヤしにくくなります。
今まで「もっともっと」と頑張ってきたからこそ、今すぐには受け入れられないかもしれません。
だからまずは、少しずつ。
誰かが褒められていたり、誰かの成功を見てモヤモヤ…とした気持ちが出てきたら『私もOK、あなたもOK』と呟いてみて下さい。ちょっぴり気持ちが落ち着くのを実感できるはずです。
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言葉はもっと「選んでいい」
いつも頑張っているあなたに、「誰かと比べなくていいんですよ」と伝えたくて今回の記事を書きました。
でも頑張りやさんのあなたは、もしかすると「比べてしまう自分はダメだ…」と落ち込んでしまうかもしれませんね。そんな時は、こう考えてみて下さい。
まぁいいか。
今日は、そんな日。
比べてしまう自分を責めてしまうなら、「比べちゃうけど、まぁいいや」でいいのです。
世の中には、色々な「言葉」があります。
Twitterで私が発信している内容についても、「そうだなぁ」と思うものもあれば、「それは違うんじゃない?」とモヤッとする言葉もあると思います。嬉しくなることもあれば、落ち込むこともあるかもしれません。
すべての言葉を受け止めず、「自分が心地よいもの」だけを集めてみてみませんか?
「そんなの甘えだ!」「そんなことしてたら成長できないのでは?」なんて思わずに、好きな言葉を集めてみてください。
リアルの世界もSNSの世界も「嫌な言葉」があちこちで飛び交い、ただでさえ心にダメージを負いやすい世の中です。自分で選ぶ言葉くらい心地よいものでいいじゃないですか。そんなに頑張らなくても大丈夫ですよ。
どんな考えにも、「合う」「合わない」があります。
あなたが良いと感じればそう思えばいいし、「うーん、違うな!」と感じればそう思う必要はありません。
それも含めて「あなたは、あなたらしく、ありのままでいい」のです。
Poche
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