親との関係に悩んできたあなたへ ー その影響と手放し方

こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。

 

「親の言葉が今でも頭に浮かんでしまう…」
「親の期待に応えなきゃ、という気持ちが抜けない…」
「もう大人なのに、親の影響を受けてしまう自分が嫌になる…」

このように、親との関係に悩んできたことが、今の自分に影響を与えていると感じたことはありませんか?

 

幼少期に親との関係の中で学んだ価値観や考え方は、大人になった今でも無意識に私たちの行動や思考に影響を与えています。

今回は、親から受けた影響を見つめ直しながら、その手放し方について一緒に考えていきましょう。

 

親との関係が今の自分に与える影響

 

親との関係は、私たちの「自己肯定感」や「人との接し方」に深く関わっています。

たとえば、次のような経験が今の自分に影響を与えていることがあります。

 

親の期待に応えようと頑張ってきた
➡ 「もっと頑張らないと認めてもらえない」と思い、無理をしがち。

親の機嫌に振り回されることが多かった
➡ 「相手の顔色をうかがうクセ」がつき、言いたいことを我慢してしまう。

否定やダメ出しが多かった
➡ 自分に自信が持てず、「どうせ私なんて…」と思ってしまう。

親の考えが正しいと思い込んでいた
➡ 自分の価値観よりも、親の意見を優先してしまう。

 

厄介なのは、こうした影響は普段は意識していなくても、仕事や人間関係の中でふと現れることがあるということです。

 

「親の影響を手放す」とはどういうこと?

「親の影響を手放す」と聞くと、「親と縁を切ること?」と思うかもしれませんが、それだけではありません。

手放すというのは、「親の価値観に縛られず自分の気持ちを大切にすること」です。

 

たとえば…

🔹 「親がどう思うか?」より、「私はどうしたいか?」を考える
🔹 「親の言葉=正しい」と思い込まず、自分の意見を持つ
🔹 「親の影響を受けているな」と気づいたときに、一歩引いて考えてみる

こうしたことを意識するだけでも、少しずつ親の影響から解放されていきます。

 

相談事例:「親の言葉に縛られなくなったJさん」

Jさん(30代・女性)は、ずっと「親の期待に応えなきゃ」という気持ちを抱えて生きてきました。

・仕事を選ぶときも、「親が喜ぶかどうか」を基準にしていた
・親に否定されるのが怖くて、本音が言えなかった
・「親の考えが絶対」という気持ちがあり、自分の意見を持つのが難しかった

 

でも、30歳をすぎた頃から、だんだんと「私はこのままでいいのか」と、違和感を覚えるようになったそうです。

そんなJさんがカウンセリングで取り組んだのは、「親の影響に気づくこと」でした。

 

次のようなことを一緒に試していくうちに、「親のために生きるのではなく自分のために生きる」という感覚を持てるようになりました。

🔹 親の言葉が浮かんだときに、『これは本当に私の考え?』と問いかける
🔹 自分がしたいことを、小さなことから試してみる(親に言わずにやってみる)
🔹 「親は親、私は私」と意識する(価値観を切り分ける)

 

📩 Jさんから届いたメール(カウンセリング4日目)

「以前は、何をするにも『親にどう思われるか』が気になっていました。でも、Pocheさんと話していくうちに、『私の人生は私のもの』と思えるようになってきました。まだ完全に気にならなくなったわけではないけど、少しずつ『私はどうしたい?』と考えられるようになっているのが嬉しいです。一人だったら怖くてできなかったけど、Pocheさんがいてくれたから一歩を踏み出せました。」

 

親の影響から少しずつ自由になるために

親との関係に悩んできたことは、決して「あなたが弱いから」ではありません。

長年染みついた価値観や考え方を手放すには、時間がかかるものです。

でも、少しずつ「親の考え」と「自分の考え」を区別し、自分の気持ちを大切にできるようになることで、あなた自身の人生を歩むことができるようになります。

 

「親がどう思うか?」ではなく、「私はどうしたいか?」

その問いを、大切にしながら過ごしていけますように。

【その気持ち、抱え込まなくて大丈夫です】

「ずっと誰にも言えなかった気持ち、抱え続けていませんか?」
「こんなことで相談してもいいのかな…」そんなふうに思う必要はありません。
あなたの気持ちを、誰にもジャッジされずに安心して話せる場所をご用意しています。
ひとりで考え続けるより、誰かと一緒に整理することで、もっと楽に前を向けることがあります。

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Posted by poche