「嫌だ」と言えなかったことが、あとから心を苦しめる理由
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こんにちは。
心理カウンセラーのPocheです。
・あのとき、どうして断れなかったんだろう
・本当は嫌だったのに、笑って受け入れてしまった
・なぜあの場面で何も言えなかったんだろう
・今さら思い出して、悔しさや怒りが込み上げてくる
時間が経ってから、
じわじわと心が苦しくなってくる…。
「終わったこと」なのに、
「ああ言えば良かった」「ああすればよかった」と後悔してしまう…。
こうした感覚を抱えている方は、とても多いのです。
あとからつらくなる理由

- 「ちゃんと伝えればよかった」
- 「なんで言えなかったんだろう」
- 「なんであの時…」
そんなふうに相手に怒りが湧いたり、自分自身に対して後悔することがあるかもしれません。
でも、その場で何も言えなかったのには、ちゃんと理由があります。
人は、心や体が疲れていたり、強い不安や緊張を感じているとき、
無意識のうちに 「これ以上消耗しない選択」 をします。
それが、
・波風を立てない
・その場をやり過ごす
・相手を怒らせないように
・関係が壊れないように
・自分の気持ちを後回しにする
…という行動として表れるのです。
つまり、何も言えなかったのは
もうこれ以上、心が疲れないように守ろうとした結果です。
そう考えてみてくださいね。
心は「未完了のまま」抱えている
「言えなかったあなたは悪くない」
…そう頭で理解できたとしても、きっと心の中にはモヤモヤとしたものが残っているのではと思います。
それは、「その時言えない気持ち」が行き場を失ったまま残っているからです。
・言えなかった怒り
・押し込めた悲しさ
・飲み込んだ悔しさ
それらは、「なかったこと」にはなりません。
心の奥で、処理されないまま保留になっている状態です。
ふとしたきっかけで苦しくなるのです。
なぜ「今さら」つらくなるのか

「もう終わったことなのに」
「昔の話なのに」
そう思っても、心は時間が過ぎれば自動的に整理されるわけではありません。
むしろ…
少し心に余裕が出てきたとき、安全だと感じられるようになったときに、過去の感情が顔を出すことがあります。
「その当時」に考えていたら、あまりに辛すぎて生きていけないからです。
今になって過去が顔を出すのは、「今なら向き合えるかもしれない」と心が判断したサインでもあります。
心が前に進もうとしている証拠でもあるのです。
ここで気をつけたいのは、一人で感情を処理することです。
「もう考えないようにしよう」
「気にしすぎだと思おう」
…そうやって頭で抑え込もうとすると、逆に感情が強くなることがあります。
「考え方」の問題ではなく、置き去りになった気持ちの問題だからです。
・どんな気持ちを飲み込んだのか
・なぜその場で言えなかったのか
・本当は何を守ろうとしていたのか
それを一人で整理するのは、とても難しい作業です。
Pocheメールカウンセリングでできること
Pocheのメールカウンセリングでは、
・言えなかった気持ちを言葉にする
・そのときの自分を責めずに理解する
・なぜ同じことを繰り返してしまうのかを整理する
・これから、どう自分を守っていくかを考える
こうしたことを、あなたのペースで一緒に進めていきます。
無理に答えを出す必要はありません。
悩みやゴールをはっきり言えなくても、いいんです。
まずは、「安心して話せる場所」「否定せずに聞いてくれる人」がいることが大切です。
それが「この場所」です。
「嫌だ」と言えなかった過去を、どうか責めないでください。
そのときのあなたは、
その時点でできる精一杯の方法で、
自分を守ろうとしていたのです。
もし今、「この気持ちを一人で抱えるのがつらい」と感じていたら、
一緒にその気持ちをほどいていく場所があることを思い出してもらえたら嬉しいです。
あなたが、自分を責めるところから、少しずつ離れていけますように。



