自分の気持ちが迷子になるのは、受け止めてもらえなかったから

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• 「自分の気持ちが、よくわからない」
• 「気づけば相手に合わせすぎてしまう」
• 「言ったはずなのに、なぜか届かない」
• 「言いたいことが、うまく言葉にできない」

そんなふうに感じることは、ありませんか？

 

相手に伝わらない時、多くの人は「自分」を責めてしまいがちです。

自分の伝え方が悪いのだろうか、どうしてうまく言えないのだろうと、ぐるぐる悩んでしまうこともあります。

 

自分の気持ちがわからなくなるとき

私たちは日々、たくさんの感情を抱えています。

でも、相手の反応を見ながら言葉を選んだり、雰囲気を壊さないように気を配り続けていると、
“自分がもともと何を感じていたのか”が分からなくなることがあります。

例えば…
・本当は悲しかったのに、明るく振る舞ってしまう
・怒りが湧いたのに、「まあいいか」と飲み込んでしまう
・違和感を覚えても、「気のせい」と消してしまう

この積み重ねが続くと、心の中の“本当の声”が少しずつ小さくなっていき、
やがて自分の気持ちが分からなくなるのです。

 

自分の気持ちがわからなくなる人に多い “3つの過去”

① 子どもの頃から「いい子」でいようと頑張ってきた

・親の機嫌をうかがう
・怒られないように先回りして動く
・「わたしが我慢すれば大丈夫」と思い込む

こうした環境だと、
“自分の気持ちより、周りを優先するクセ” が自然と身につきます。

その結果、大人になっても 自分の感情より他人の反応を優先 してしまい、
「本当はどう感じてるの？」が分かりづらくなっていきます。

 

② 伝えても受け止めてもらえなかった経験が多い

・話しても聞いてもらえない
・「大げさだよ」「そんなことで？」と否定される
・真剣に受け取ってもらえない

こうした体験が積み重なると、
「言ってもムダ」「感じても意味がない」 と学習してしまいます。

すると、自分の気持ちそのものが見えにくくなり、
いつの間にか “感情を感じないクセ” ができてしまうのです。

 

③ 感情より“正しさ”を優先しなければいけない環境で育った

・間違えてはいけない
・迷惑をかけてはいけない
・目立ってはいけない
・常に冷静でいなきゃいけない

こんな環境だと、
「どう感じるかより、どうするのが正しいか」 が優先されます。

気持ちよりもルールや空気を優先する日々が続くと、
自分の感情がどんどん置き去りになり「私は何を感じているんだろう…？」と迷いやすくなります。

 

自分の気持ちを取り戻す小さなヒント

 

① 小さな違和感を無視しない

• 胸の奥がチクリとする。
• なんとなく落ち着かない。
• 説明できないけど、ざわざわする。

こうした小さいサインは、あなたの気持ちが存在している証拠。

「ただの気のせい」と思って見過ごさないことが大切です。

 

② 言葉にできなくても「ある」もの

• 「気持ちをうまく言語化できない」
• 「ちゃんと説明できない」

というご相談も多いのですが、それでも大丈夫。

うまく言葉にできないだけで、
あなたの気持ちは「確実のそこにある」ということ。

まずは安心してくださいね。

③ 伝わらなくても、自分を責めない

「私の伝え方が悪かったのかな」
「もっとちゃんと言えばよかった」

そんなふうに自分を責めてしまいそうになったら、思い出してほしいことがあります。

それは、『受け止める準備がない人には、どんなに丁寧に伝えても届かない』ということ。

あなたのせいではなく、相手の心のキャパシティの問題です。

 

伝わらない相手を前にしたときは、自分にこう言ってあげてください。

「私の伝え方が悪いんじゃない。
この人は、今は受け止められない相手なんだな。」と。

それは逃げや諦めではなく、自分を守るための大切な見極めです。

 

誰かと一緒に整理することの大切さ

ひとりで気持ちを探そうとすると、どうしても堂々巡りになってしまいます。

でも、安心できる誰かと一緒に言葉を探すと、
「それって、こう感じてたってことかな？」と言語化してもらえたり、「こういう気持ちもあったのかもしれない」と気づきやすくなります。

 

Pocheのメールカウンセリングでは、
・否定しない
・急かさない
・整理しながら一緒に言葉にしていく
・あなたの心のペースに合わせる
こうした姿勢を大切にしています。

あなたの本音がやっと安心して出てこれるように、

ゆっくり丁寧にサポートしていきます。

「ひとりで考えるのに疲れてしまった」
「誰かと一緒に心を整理したい」
…そう感じたときは、どうぞ頼ってくださいね。

たとえ今は分からなくても、あなたの気持ちはちゃんと存在しています。

消えてしまったわけではありません。

本当に消えてしまったら、今こうして「この記事に辿り着くこと」もないはずだからです。

今は、少し迷子になっていただけ。
今は、少し疲れてしまっていただけ。

ゆっくり取り戻していけば大丈夫です。