本当の気持ちを我慢してしまうあなたへ〜 誰かに合わせない練習、始めてみませんか?
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
今日の記事を届けたいのは、
「つい、誰かに合わせてしまう」「本当の気持ちを言えない」と感じているあなたです。
・相手が不機嫌にならないように
・その場の空気が悪くならないように
・嫌われないように
…そうやって、いつも気を遣っていませんか?
NOが言えなかったり、その場で自分の気持ちが言えなかったり…。
なんだか雑に扱われてしまったり、理不尽に攻撃されたり…。
そんな日々を過ごしていると、
だんだん「自分が何を感じているのか」「どうしたいのか」がわからなくなってしまったり、「そんな自分が嫌になってしまう」ことがあります。
我慢するのがクセになる
本音を言えない自分が嫌になったり、そんな自分を責めてしまうことはありますか?
でも実は、本音を言えるかどうかは「性格の問題」だけではないんです。
「言えるような環境なのか」ということ、さらには「言っても大丈夫」と思えるような人間関係であることが大前提なのです。
あなたが安心できないような環境や人の前では、本音を言えないのも当然のことです。
むしろ、必要以上自分が傷つけられないよう、「自分を守るために本音を言わない」のかもしれません。
でももし…
「本音を言いたいのに、なぜか言えない」のだとしたら。
あなたが本音を我慢するようになった背景には、過去にそうせざるを得なかった経験があるのかもしれません。
たとえば―
・小さい頃、空気を読んで行動することが求められた
・家族の顔色をうかがって育ってきた
・本音を出したとき、否定されたり、笑われたことがある
そんな過去があると、「本音を言う=危険」「本音を出す=迷惑をかける」と無意識に思い込んでしまうことがあるのです。
本音を出せないのは「悪いこと」?
相手の気持ちを想像できるからこそ自分を抑えたり、周りを大切にしたいからこそ自分の気持ちを後回しにしてしまったり…。
誰かに合わせてしまうのは、あなたがやさしい心を持っている証でもあります。
でも、あなたが「誰か」を気遣うように、あなたの本当の気持ちも大切にされていいんです。
「嫌だ」「そうしたくない」「断りたい」「そう思わない」という感情も、ちゃんと大事にしていいんです。
誰かに合わせない練習、始めてみませんか?
誰かに合わせるのは、決して悪いことではありません。
でももし、あなたが「合わせること」に疲れたなら、「相手に合わせない」を試すタイミングが来たのかもしれません。
今回は、日常の中でできる小さな練習を3つご紹介しますね。
どれも「自分を責めずに」「ゆっくりと」行えるものです。
① 自分の感情に気づく
人に合わせることが当たり前になっていると、そもそも「自分がどう感じているか」に気づきにくくなります。
だからまずは、
・本当は行きたくなかったな
・それを言われて悲しかったな
・今、ちょっと無理して笑ってるかも
そんなふうに、自分の気持ちをそっと見つめる練習から始めてみましょう。
ノートに書くのもおすすめです。誰にも見せなくていいから、自由な言葉で、自分のためだけに書いてみてくださいね。
② 小さな「NO」を口に出してみる
いきなり本音を全部言うのは難しくても、ちょっとした「NO」を伝えるだけでも、自分を守る感覚を取り戻せます。
たとえば…
・「今日はちょっと疲れてるから、やめておくね」
・「それは私はあまり得意じゃないんだ」
こんなふうに、“断っても大丈夫だった”という体験を積み重ねていくと、少しずつ「自分の気持ちを伝えてもいいんだ」と思えるようになります。
③ 「合わせなくていい人」を1人持つ
いつも無理をして合わせてばかりいると、心がすり減ってしまいます。
だからこそ、どんな自分でも大丈夫だと思わせてくれる存在が、とても大切です。
友達でも、家族でも、カウンセラーでも構いません。
「何を言っても否定されない」「本音を出しても大丈夫」と感じられる場所を持つこと。
その経験が、少しずつあなたを安心へと導いてくれます。
最後に
「自分を出すのが怖い」
「本音を言ったら、嫌われる気がする」
そんな気持ちを抱えながらも、今日この記事を読んでくださったあなたは、すでに“変わりたい”と心のどこかで願っているのだと思います。
本音を出すことは、わがままではありません。
合わせないことは、自己中なことではありません。
それは、“自分も大切にする”という行動なんです。心配しないでくださいね。
まずは、小さな「本音」と向き合ってみてください。
そしてその気持ちを否定せず、「そう思っていい」と認めてあげてください。
焦らなくて大丈夫。
無理しなくていいんです。
そうやって少しずつ、自分の声を取り戻していきましょう。