休んでいるはずなのに、なぜか心が回復しないあなたへ
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
しっかり休んでいるはずなのに、なぜか心も体もスッキリしない…というあなたです。
・何もしていないのに疲れている
・寝ているのにスッキリしない
・気持ちが重たいまま
・「休んでるのにおかしいのかな」と不安になる
そんな感覚はありませんか?
…まずお伝えしたいのは、それは「おかしなことではない」ということ。
元気そうに見える人たちを見ると「自分だけどうして?」と不安になるかもしれません。
実はこの状態、年末年始や長い休みの時期に起こりやすいのです。
表で元気そうに見える人たちも…「あなたと同じように」密かに悩んでいる可能性があります。
体は休んでいても、心は緊張したまま?

「休む=何もしないこと」と思われがちですが、心の回復はそれだけでは起こらないことがあります。
休むことに罪悪感や焦りが出る人の場合は、「何もしないこと」が逆効果になることもあるのです。
・普段から気を張っている
・人に気を遣うことが多い
・我慢するのが当たり前になっている
・ずっと“ちゃんとしなきゃ”で生きてきた
そんな人ほど、体が止まっただけでは、心は緩みません。
心と体は、密接につながっているからです。
何もしない時間が「苦手」なあなたへ
休んでいる時、リラックスしている時、朝起きた時、夜寝る時…。
そんな時に限って「嫌なこと」を思い出したり、考え事がふと浮かんでくることがあります。
たとえば、こんなことです。
・嫌だった出来事
・うまくいかなかった関係
・言えなかった気持ち
・「本当はしんどかった」という感覚
その時言えなかった気持ち、本当は「こうしたかった」という思い…。
忙しいときは、考える余裕がなくて感じなかったことが、静かな時間にふっと浮かんでくることがあるのです。
休みに入ってから気持ちが沈むのは、「ようやく、感じる余裕が出てきた」ということでもあります。
後悔があるものほど…
「なぜ今更?」と思うようなタイミングで出てきたりします。
たとえば、仕事のこと。
辞めて数年経ったのに、
「ああ言えば良かった!」と強い後悔が出たり、「もう終わったことなのに…」と混乱することもあります。
でも…
きっとそれは、「働いている時には出せなかった気持ち」なのです。
出してしまったら働き続けることができなかったり、人間関係でトラブルになったり……
そんな様々な理由から、「その時は封じ込めていた気持ち」なのかもしれません。
今やっと、ちゃんと自分の気持ちを感じて、本音が出るようになった。つまり「出来るようになった」のかもしれません。
回復しない自分を責めなくていい

「せっかく休んでいるのに」
「もっと前向きに過ごさなきゃ」
そう思えば思うほど、心はかえって緊張してしまいます。
でも、回復には順番があります。
まず緊張に気づくこと。
そして、無理をしてきたことを認めること。
この過程を経て、最終的には安全だと感じる時間が増えていきます。
医師やカウンセラー、信頼できる相手と一緒に進めることで、スムーズにこの段階を乗り越えられます。
※“何もしていないのに疲れる”という状態は、その途中段階……気づいたり無理をしてきたことを受け入れる段階で出やすいです。
「休み方を知らなかった」だけかもしれません
・立ち止まるより、頑張る
・感じるより、考える
・頼るより、自分でなんとかする
これまで、そんなやり方で生きてきた人ほど、「心が休む感覚」をあまり経験していないことがあります。
休むことを許されない環境で生きてきたり、「頑張るのが当たり前」という感覚が身についていることもあります。
それが「ダメ」ということではありません。
頑張ったからこそ身についたものも、得られたものもあったはずです。
あなたの意思とは関係なく、そうするしかなかった環境や時間があったのかもしれません。
でも今「休めない」「休んでいても回復しない」と感じているなら……
この時期に大切なのは、無理に元気になろうとしないこと。
・回復していなくてもいい
・何も変わっていなくてもいい
・答えが出ていなくてもいい
ただ、
「今はそういう時期なんだな」と自分に言ってあげるだけで、心の緊張は少しずつ下がっていきます。
そんなふうに感じているあなたは、これまでずっと気を張って生きてきた人なのだと思います。
今は、走り出す準備の前の、深呼吸の時間。
この時間を「無駄」や「停滞」だと思わなくて大丈夫。
静かに整っていく途中なのかもしれません。
この記事が、あなたにとって
「ここは安心できるな」と思える場所のひとつになれたら嬉しいです。



