「言い訳だと思われるのが嫌」で、何も言えなくなるあなたへ
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心理カウンセラーPocheです。
今日の記事は、
「言い訳だと思われるのが嫌で、何も言えなくなる」あなたに向けた内容です。
本当は理由がある。
ちゃんと説明したい。
でも―
「言い訳だと思われたらどうしよう」
「話すほどに、面倒な人だと思われるかもしれない」
心の奥では、「わかってほしい」「本当は違うんだ」という気持ちがあるのに、どうしても言葉にできない。素直に伝えられない…。
そんな考えが頭の中をぐるぐるして、結局、黙ってやり過ごしてしまうこと、ありませんか?
なぜ、理由を話すのがこんなに難しいのか
「理由」を素直に言えない理由。
それは、単に“話すのが苦手”だからとか、“素直じゃない”からなどではありません。
過去に理由を話したときの経験が影響していることが多いのです。
たとえば…
- 「それ、言い訳でしょ」と突き返された
- 最後まで話を聞いてもらえなかった
- 説明しようとしたら、相手の表情が険しくなった
- 「言わなきゃよかった」と思うような過去がある
そんな経験があると、心は「説明=否定される・関係が悪くなる危険がある」と学習します。
その結果、言葉を発する前にブレーキがかかり、沈黙を選んでしまうのです。
口で黙っていても、心は黙ってくれない
たとえ口では何も言わなくても、心の中では反論や説明が続いていることがあります。
帰り道にあの会話を繰り返し思い出して、
「やっぱりあのとき言えばよかった」
「どうしてあんなふうに受け取られたんだろう」
と自分の中で何度も話し直してしまう。
寝る前、ご飯の時、お風呂の時……
あの時のシーンを思い出して、頭の中で戦ってしまう。
このように悩む方は少なくありません。
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心が抱え込んでしまっているからです。
説明は「正当化」ではない
理由を話すことは、自分を守るための大切な行動です。
言い訳でもなんでもありません。
相手に理解されるかどうかは別として、「私がこう感じたのには、こういう背景がある」という事実を残すことになります。
でも…過去の経験から、
相手から「言い訳」と決めつけられるのが怖かったり、「言い訳なのでは」という不安が少しでもあると、言うことにブレーキがかかります。
そうして理由をなかったことにすると、
心の中で小さな反発やモヤモヤが積み重なっていくのです。
伝えられなくても…
理由を言葉にできなかったとしても、「あなたの思い」は消えません。
言えなかっただけで、「言いたかった言葉」は残っています。
いえむしろ、「言えなかったからこそ、残っている」といった方が良いかもしれません。
だから、まずは自分にこう伝えてあげてください。
「あのとき言えなかったけど、ちゃんと理由はあったよね」
「本当は、こう思っていて、こう言いたかった」
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「言い訳」だとしても伝えてみる価値
今あなたに必要なのは、「自分が言える」と思えるタイミングで、「これなら言える」「この人になら言える」と思ったことから試してみること。
安全な環境や信頼できる相手に出会ったときに、少しずつ口にしていきましょう。
「この人はわかってくれないだろうな」と思うような相手に、挑む必要は全くありません。
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どうしても話せないときは、
紙やスマホに書き出して、自分だけの“理由のメモ”として残しておくのもおすすめです。
それは、理由を「存在させ続ける」小さな自己防衛になります。
あなたの理由は、あなたを守ってきた証。
「言い訳に聞こえるかも」と思う背景には、自分の感情や事情を軽く扱ってしまうクセがあります。
もし今、「本当は説明したかったのに…」という思いが胸に残っているなら、それを安心して言葉にできる場所を持ってみませんか。
Pocheのメールカウンセリングなら、急かされることなく、あなたのペースで、一つひとつの思いを整理していけます。
理由を伝えることは、言い訳ではありません。
それは、あなたが大切にしている気持ちを守るための行動です。
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