「分かってるのに…」なぜか「変われない」「動けない」人の特徴5選
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「こうしたほうがいいって分かってる」
「頭では理解している。でも、動けない…」
そんなふうに、自分にモヤモヤしてしまうことはありませんか?
本を読んだり、アドバイスを受けたりして、
「なるほど」「それは正しい」と思ったのに、いざ行動に移そうとすると動けなかったり。
「私はなんでこんなにダメなんだろう」
「どうして、分かってるのにできないんだろう」
そんなふうに自分を責めてしまっている方へ、まずお伝えしたいのは――
「できない理由があるのには、ちゃんと意味がある」ということ。
今日は、「頭では分かっているのに、なかなか変われない・動けない人」の特徴を、5つの視点からご紹介します。
分かっているのに動けない人の『特徴5選』
まず…。
ここでお伝えする「5つのタイプ」がダメだとか、治すべきだとか、そういうことではありません。
どれも、あなたの心を守るための反応でもあるからです。
どうか、責めるのではなく、「自分はどのタイプなのかな?」と気づくための指標にしてみてくださいね。
1. 感情がうまく扱えない
「やらなきゃ」と思っても、イライラや不安が湧いてくると、何も手につかなくなってしまう。
そしてそんな自分に、またイライラしてしまう。
―そんなことはありませんか?
これは「感情の扱い」に慣れていない状態。
私たちは感情を無意識に、「良い・悪い」で分けてしまいがちです。
とくに「イライラ」「不安」「焦り」などネガティブな感情は、感じること自体に罪悪感を覚えてしまう人もいます。
でも、本来どんな感情も「ダメなもの」ではありません。
それはあなたの内側からの、大切なサイン。
まずは、自分の感情を「そのまま感じてあげること」が、心を動かす第一歩になります。
2. 「こうしたい」より「こうすべき」が勝ってしまう
本当は「休みたい」「手伝ってほしい」「断りたい」―
そんな気持ちがあるのに、「でも、やらなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」という声が上書きしてくる。
その背景には、子どもの頃から刷り込まれてきた“たくさんのルール”が影響していることがあります。
「こうあるべき」
「迷惑をかけてはいけない」
「失敗してはダメ」
「いい子にしなきゃダメ」
「反論するのは良くない」
そんな思考が身につきすぎて、本当の気持ちを感じる前に、ブレーキがかかってしまうのです。
正しさは必要なものですが、『誰かがあなたに植え付けた正しさ』に縛られすぎると、心はどんどん窮屈になっていきます。
ここから抜け出していくには、「こうすべき」と思った時に、「どうしたい?」「本当にそれでいいの?」と自分に尋ねることから。
「したい」「したくない」という自分の本音を、少しずつ取り戻していきましょう。
3. 人からの評価が気になる
「どう思われるかな…」
「変に思われないかな」
そんなふうに、人の目が気になってしまう方は少なくありません。
その背景には、「人に受け入れられることで安心を得てきた」経験があることが多いもの。
たとえば…
子どもの頃に褒められることが少なかったり、否定される経験が多かった人は、「誰かに認められること=自分の価値」だと感じやすくなります。
だからこそ、「誰かの評価」が気になって、自分の気持ちよりも“正解”を優先してしまうのです。
これは決して悪いことではなく、それだけあなたが人を大切にしてきた証。
でも、自分を守るために、まずは「自分にとっての正解」を見つけてあげることも大切です。
4. 安心より緊張に慣れている
「ゆっくりしていいよ」「ちゃんと休んでね」と言われても、なぜかソワソワしたり、罪悪感や焦りが出てくる…。
それは、長い間「緊張した状態」が当たり前になっていたからかもしれません。
常に気を張っていたり、気を遣ってばかりの環境で過ごしてきた人ほど、安心・リラックスが“なじみのないもの”に感じてしまうことがあります。
心が「休んでいいよ」と言われても、「ほんとに?」「大丈夫かな?」と不安になってしまったり、怒られるような気がしたり…。
だから、無意識にまた忙しくしようとしてしまうのです。
まずは、「安心=悪いことではない」と、少しずつ心に伝えてあげましょう。
何もしないことに罪悪感がある時は、スケジュールに「休み」を組み込んでみてくださいね。「休む」というタスクをこなした!と思えるようになります。
5. 「自分のせい」と思いやすい
「またできなかった」
「自分がダメだからうまくいかないんだ」
そうやって、物事がうまくいかないときに、すべてを自分のせいにしてしまう……。これは、責任感の強い人ほど陥りやすい思考パターンです。
「自分が変われば、もっと良くなる」
「自分さえ頑張れば…」
その背景には、「人のせいにしてはいけない」「迷惑をかけてはいけない」という深い思い込みがあることが多いもの。
でも、自分を責め続けることで、心は少しずつ疲れていってしまいます。
ときには、「環境のせいかもしれない」「それは仕方なかった」と、少し肩の力を抜いてもいいのです。
おわりに:動けないあなたは、ダメじゃない
変われない、動けない――
それは、「ダメだから」でも「努力が足りないから」でもありません。
あなたの心が、今までの経験の中で覚えた“守り方”が、今も頑張ってくれているだけなのです。
なかなか変われないのは、過去の癖が強いせい。
「変われない」のではなくて、「すぐ変われないほど、過去にたくさん頑張ってきた」ということです。
過去に頑張ったぶん、過去の思考は強く染み付いています。だから、そこから抜け出すのもまた、一筋縄ではいきません。
だからまずは、自分を否定するよりも、「そう感じてるんだね」と受けとめてあげることから。
今の自分を受け止めることが、「新しい思考を上書き」する近道です。
「できなくても、ちゃんと生きてる」
「止まっている時間にも、意味がある」
そう思える瞬間が、いつか、あなたをやさしく前に進ませてくれる日が来ますように。