「どうしても許せない…」「顔を見るのも辛い」あなたはもう、許さなくても、仲良くしなくてもいい
こんにちは。
心理カウンセラーのPocheです。
今日お届けしたいのは、
「許せない誰か」がいることに、ひとり悩んでいるあなたへ向けたメッセージです。
許さないといけないの…? そんなふうに悩んでいるあなたへ
「やっぱり許さなきゃダメかな」
「もっと上手にやれたら、違ったのかな」
親やきょうだい、大切だったはずの人から深く傷つけられたとき、
そんなふうに、自分を責める気持ちがふと顔を出すことがあります。
でも本当は…
「もう関わりたくない」
「どうしても許せない」
そんな思いが、心の奥にはずっとあるのではないでしょうか。
その気持ちを「こんなんじゃいけない」と否定し、心にふたをしているあなたへ、まず伝えたいことがあります。
それは…
許さなくてもいいんです。
無理に仲良くしなくても、いいんです。
そう思うのは、あなたが冷たいからでも、わがままだからでもありません。
それは「もうこれ以上傷つきたくない」という、あなたの心からの声なのです。
あなたが悪いわけじゃない
「家族だから」「親だから」「友達だから」——。
よく耳にする言葉ですよね。
でも、関係が近いからこそ、傷つきやすいのもまた事実です。
本当は大切にされたい、理解されたい。
そう願っていた相手だからこそ、裏切られたような痛みが、何年経っても消えないのです。
だから、許せないと思うのは、とても自然なこと。
むしろ、それほどまでに、あなたが真剣に関わってきた証でもあるのです。
無理に「許そう」と頑張ることで、またあなたの心が傷ついてしまうのなら、
どうか「許さない」という選択も、自分に許してあげてくださいね。
距離を置くことは自分を守る大切な選択
きっとあなたは、これまで何度も「向き合わなくちゃ」と思ってきたことでしょう。
けれど、関わるたびに心がすり減っていくのなら…
「距離を置く」という選択は、あなたを守るためのとても大切な方法です。
逃げることでも、意地悪なことでもありません。
それはあなたの心に穏やかさを取り戻す、優しい決断です。
「もう無理に笑わなくてもいいんだ」
そう思えることで、きっと少しずつ、あなたの毎日は楽になっていきます。
許さないままでも、過去と向き合うことはできる
「どうして、あんなことを言われたんだろう」
「私は悪かったのかな…」
そんな思いが、ふとよみがえることもあるでしょう。
でも、無理に忘れようとしなくてもいいのです。
「今は、許さない」
「今は、許せなくていい」
そう決めても、何も悪くありません。
大切なのは、「許すかどうか」ではなく、あなたの心が少しでも軽くなること。
そのタイミングも、「こうあるべき」ではなく、あなた自身が決めていいのです。
許せない気持ちを癒すのには、どうしても時間がかかります。
ときには、どうしようもなく苦しくなってしまうこともあるでしょう。
そんなときは、安心して話せる場所を頼ってください。
信頼できる誰か、そしてカウンセラーのように、
「わかるよ」「それはつらかったね」と、否定せず受けとめてくれる存在は、とても心強い味方になります。
ひとりで抱えるのではなく、誰かと一緒に少しずつ心をほぐしていくことで、
「私は私のままでいい」と思える日が、きっと増えていきます。
あなたがあなたらしく生きられる未来へ
許さなくても、仲良くしなくても、無理に笑わなくても——
あなたは、あなたのために生きていいのです。
これからは、誰かのためではなく、
自分の「どうしたいか」を、少しずつ選んでいきましょう。
焦らなくていい。
比べなくていい。
今日よりもほんの少し、自分らしく安心できる日が、明日、またその次の日…と増えていきますように。
心から、そう願っています。