「みんな一緒」が苦手なあなたへ
こんにちは。心理カウンセラーPocheです。
今日は、過去に反響のあったツイート「みんな一緒に」「みんなで仲良く」という雰囲気が苦手というあなたに向けてブログを書いていきます。
※本日のツイートは音声配信サイト【>>Voicy】で聴くことができます。
世の中の雰囲気が「生きづらさ」につながることも
ツイートやブログでは「過去の親子関係」が今のあなたに及ぼす影響についてお伝えしていますが、生きづらさの原因は過去の親子関係だけにあるとは限りません。
恵まれた家庭環境で育っても、保育園や幼稚園、学校で心が傷つけられてしまうこともあります。
世の中の雰囲気や時代の傾向が、悩みの原因になることもあるのです。
特に現代の日本においては、集団生活において個性を持つことのメリットよりデメリットの方が大きく「みんなと違う」というだけで悩みを抱えやすい傾向があります。
特に学校生活においては、「みんな仲良く」「みんなと一緒」を強く求められます。
「みんな仲良く」「みんな一緒」が必ずしもダメだというわけではないのですが、長年カウンセラーとして働いてきて感じるのは、「みんな一緒」という言葉に救われた人よりも「みんな一緒」という言葉に苦しむ人の方が明らかに多いということなのです。
小学生の頃を思い出してみてください。
得意な教科のプリントが早く終わったにもかかわらず「みんなが終わるまで待ってて」と言われ、時間を持て余してきた人はいないでしょうか。
反対に問題がなかなか解けず、「何でこんな問題も解けないんだ」と責められて悲しい思いをした人もいるかもしれませんね。
給食が完食できず、休み時間まで一人で食べさせられたり、残すことを酷く怒られた人もいるでしょう。
授業中にみんなと違う意見・行動をするだけで、「変わってる」「普通じゃない」「変」などと不本意なレッテルを貼られてしまう事もあります。
大人になった今「いらない」ものがある
子どもの頃を改めて思い出してみると、理不尽なことだらけだったなぁと感じる人も多いのではと思います。
ですが大人になった今、過去の学校生活では認められなかった部分が認められるかもしれないのです。
たとえば学校や会社では認められない部分が、趣味やゲームのコミュニティといった「別の場所」では喜ばれることもあります。
誰も認めてくれなかった部分を「私は好き」「面白い!」「いいね」と快く受け入れてくれる人に出会うこともあります。
あなたが「素敵だなぁ」「こんな風に歳を重ねたいな」と感じるのは、どんな人ですか?
おそらくその人は「みんなに合わせてなんとなく生きてきた人」ではなく、「自分らしさ」を持っている人なのではと思います。
もしそうならあなたの「みんなと違う部分」も、魅力や「らしさ」という武器に変わる可能性があります。
親や先生、身近な人たちがあなたを否定しただけで、あなたを受け入れてくれる人や場所が、どこかにあるかもしれません。
……とお伝えした時に、それでも「こんな自分を受け入れてくれる人なんていない」「ありのままの自分ではダメだ」と思ってしまうなら、過去の何かがあなたの心にブレーキをかけているのかもしれません。
これ以上傷つかないように、「変化しないこと」で心を守ろうとしているのかもしれません。
こういった過去の影響が及ぼす影響については、現在発売中の書籍「あなたはもう、自分のために生きていい」でも詳しくお伝えしています。
「もしかして私の悩みにも過去が影響しているのでは?」と気になる方はチャプター1を読んでみてくださいね。
※子どもの頃にあまりいい思い出がない……という方は、チャプター3からお読みいただくことをおすすめします。